アルベロベッロ! 絵本の中の世界の様な家並みトゥルッリが広がる街 歴史 行き方 見どころ8選

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困っ太くん
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♪トゥルッリ ラ~、トゥルッリ ラ~♪(松田聖子「野ばらのエチュード」 )

哲太郎
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ご機嫌ですね。「トゥルッリ」ってことはアルベロベッロの紹介して欲しいのですね。了解です。街の歴史や行き方、見どころを紹介しますね。

アルベロベッロについて

アルベロベッロ地図
イタリアの中のアルベロベッロ
 イタリア
 プッリャ
州都 バーリ
分離集落Coreggia
人口10,654 人 (2019-01-01)
人口密度264.1 人/km2
住民呼称alberobellesi
守護聖人Santi Cosma e Damiano
祝祭日9月27日
座標北緯40度47分02.62秒 東経17度14分14.86秒座標
標高428 (273 – 502) m
面積40.34  km2
  • 長靴の形のイタリア半島のかかとの辺りに位置するのがプーリア州。その州都バーリの南東に「アルベロベッロ」が有ります。人口は1万人程度のと小さな街に世界中からトゥルッリと呼ばれる絵本の中の世界のような円錐形の屋根を持つ白壁の家の風景を目当てに人が集まります。
  • 1996年には「アルベロベッロのトゥルッリ」の名称で、世界遺産に登録されました。現在ではトゥルッリに泊まれる施設も数多くできています。

トゥルッリの語源と歴史

  • 語源はギリシャ語のクーポラ(丸天井の屋根)と言われるトゥルッリは、トゥルッロ(Trullo)が単数形で、複数形がトゥルッリ(Trulli)です。石灰岩の切り石を積み上げて建てられています。
  • 円錐形の屋根には、白い漆喰でハートや鳥や魚などのマークが描かれていますが、それが単なる自分の家を識別するための印なのか、魔よけの意味なのかなど解っていません。
  • 17世紀初頭、領主のジャンジローラモ2世は私欲のためにアルベロベッロに街づくりを始めました。当時、住居の数に応じて領主はナポリ王国に納税する義務があり、ジャンジローラモ2世は税金逃れのために、簡単に解体できるトゥルッロの住居を義務化しました。
  • 税の取立人が来る前に解体して税金を逃れる領主、その度に家を壊される住民は不満を募らせていきました。18世紀、住民の代表がナポリ王国に直訴し、この暴政は幕を閉じました

アルベロベッロの行き方

  • ローマからのアクセス
  • 電車:ローマ ー バーリ ー アルベロベッロ トレニタリアで約4時間
  • バーリからアルベロベッロのアクセス
  • 電車:バーリ中央駅 ー アルベロベッロ(Martina Franca行) SUD-EST線   約1時間半
  • バス:バーリ中央駅 ー アルベロベッロ 約2時間 料金5~6ユーロ
  • 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。

哲太郎のイタリアドライブ旅行 ルート

  1. 成田 → パリ → ローマ泊
  2. ローマ → ナポリ泊
  3. ナポリ → ポンペイ → アマルフィ泊
  4. アマルフィ → マテーラ → アルベロベッロ泊
  5. アルベロベッロ → テルモリ → サンマリノ共和国泊
  6. サンマリノ → サンレオ → サンジミジャーノ泊
  7. サンジミジャーノ → フィレンツェ
  8. フィレンツェ → ピサ → シエナ泊
  9. シエナ → ペルージャ泊
  10. ペルージャ → ローマ

アルベロベッロの見どころ

サンタ・ルチア展望台

  • アルベロベッロで一番見晴らしの良いと言われる「サンタルチア展望台」。目の前にモンティ地区のトゥルッリ群が広がり、いつまでも見ていたい風景に時間が経つのを忘れます。
  • 夕暮れにトゥルッリの白壁が赤く染まる時間もお勧めです。
  • 住所 : Piazza Gian Gerolamo 70011 Alberobello BA

トゥルッリ街並み散策

  • 有名なトゥルッリや教会、建物を見て回るのも楽しいがこの街ではやはりトゥルッリの街並みを散策するのがお勧め。
  • 1つ1つに色々な個性が有ったり、土産物屋などを覗いてみるのも楽しい。日本人のやっているお店もあった。

 トゥルッロ・シアメーゼ

  • 一見屋根が2つある以外、普通のトゥルッリに見えますが、人気があるのはこの家にまつわる逸話から。
  • 昔、この家に同じ女性に恋をした兄弟が住んでいた。兄と婚約するも、結局、弟と結婚してしまう、兄は同じ家に住むのは辛いと、弟夫婦に家を出るように言うも弟は拒む。家の中に壁を作り、家を2つに分けたのでこんな形になったという逸話。
  • 住所 : Via Monte Pasubio, numero 6

サンタントニオ教会

  • 1926年に建てられた「サンタントニオ教会」は、トゥルッリで出来た見た目が可愛いと人気の教会です。
  • 内部では祭壇画が見どころで、磔刑のキリストと諸聖人が描かれ、アルベロベッロの守護聖人、聖コズマと聖ダミアーノも描かれています。
  • 住所 : Via Cadore, 9

カーサ・ダモーレ

  • 18世紀、住民の反乱によりジャンジローラモ2世の支配政治が終了し、禁止されていた石灰とモルタルで建てられた最初の建物
  • 名前は反乱に参加したフランシスコ・ダモーレ町長から名付けられ、アルベロベッロ市民にとって歴史的に重要な建物であり、国の重要文化財にも指定されています。
  • 住所 : Piazza Ferdinando IV

トゥルッロ・ソヴラーノ

  • アルベロベッロ最大のトゥルッロである、トゥルッロ・ソヴラーノ。ソヴラーノは、イタリア語で君主の意味で、歴代の権力者の住居でした。
  • 見どころは、トゥルッリ唯一の2階建て。石灰岩を積み重ねる建築様式で2階を作るのは難しく、1930年に国の重要文化財に指定されています。
  • 住所 : Piazza Sacramento, 10

サンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂

  • トゥルッロ・ソヴラーノ近くにあるサンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂は、アルベルベッロの守護聖人コズマとダミアーノの兄弟を祀っています。
  • 二人は奇跡を起こす医者として知られ、のちに聖人として信仰の対象となりました。
  • 住所 : Piazza Curri 

サンタ・ルチア教会

  • 19世紀、聖ルチアに捧げる教会と改修され、聖ルチアの遺物は現在もこの教会で大事に保管されています。
  • バロック様式で建てられたこの小さな教会は外観の装飾も少なく、内部も素朴な造りです。上手く光を取り込んで非常に明るい教会でした。

番外編 トゥルッリに泊まる

トゥルッリホリディ(Trulli Holiday Albergo Diffuso)

  • アルベロベッロではどうしてもトゥルッリに泊まりたくて飛び込みでトゥルッリホリディに空き部屋確認。ラッキーなことに空き部屋あり、しかもトゥルッリ1棟借り。ベッドより見た石積の天井画が綺麗でした。
  • 住所 : Piazza XXVII Maggio, 38 Alberobello
  • 予約サイト Expedia Booking.com Hotels.com

アルベロベッロ まとめ

  • アルベロベッロでは絶対トゥルッリに泊まりたいと思っていたが、面倒くさがりで予約なんてしたことがない。行き当たりばったりだけどトゥルッリに泊まれて良かったです。
  • 街はおとぎ話というか、絵本の中の世界というか、本当に可愛らしい家並み。しかも遺跡ではない、人々の生活が垣間見れる街。世界中でここだけの街。
  • 小さな街なので見どころ探索も3時間も有れば十分です。ただトゥルッリの家並みを散策するのは何時間も掛けたくなる街です。笑

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