バチカン市国! 世界で最も小さな国であり、カトリックの総本山! 行き方、見どころ12選!

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困っ太くん
困っ太くん

ローマにはカトリックの総本山があるんだろ? 何でこの前のローマの見どころ紹介では出てこなかったんだ?

哲太郎
哲太郎

正確にはローマじゃないんです。世界一小さな国バチカン市国にあります。今回はこのバチカン市国の見どころを紹介しますね。

バチカン市国にについて

バチカン市国地図
公用語ラテン語
首都バチカン(都市国家)
政府教皇フランシスコ国務長官ピエトロ・パロリン市国委員会議長フェルナンド・ベリゲス・アルザガ
面積総計0.44km2(244位)
人口615人
人口密度1398人/km2
通貨ユーロ (€)
時間帯UTC+1 (DST:+2)
  • イタリアの首都ローマの中にある世界最小の国「バチカン市国」。大きさは東京ディズニーランドよりも小さい独立国です。ローマ法王が暮らすカトリック教会の総本山でもあります。
  • 人口は600人程度、国旗も存在する立派な国で、国自体がユネスコ世界文化遺産に登録されています。
  • イタリアとは勤勉さが違います。同じ日にイタリアとバチカン市国で日本宛てに絵葉書を発送すると到着が10日位違います。ホントの話です。笑
国旗に、名前に、シンボル像に、ヨーロッパを回るなら知っておくべき聖人10名!
スペイン巡礼路を行く人は何で帆立貝を持ってるの?、ベネチアのライオン像は何で翼が生えてるの?、スコットランドの国旗の✖はどんな意味があるの?、意味を知るともっと面白いと思うんだ。教えてくれよ。いろんなシンボルを辿ると結構、聖人をルーツとしていることが多いんだ。ビートルズのメンバーの名前だって聖人から来てるって知ってる?

バチカン市国へのアクセス

  • 入国審査:バチカンは独立国ですが「国境を超える」のに手続きや入国審査などはありません。パスポートの提示も不要です。ローマから1歩で入国できます。笑
  • 地下鉄サンピエトロ寺院へは地下鉄A線「オッタヴィアーノ(Ottaviano)駅」から徒歩10分
  • 地下鉄バチカン博物館ならば地下鉄A線「チプロ駅(Cipro)駅」から約10分
  • バス49番バスに乗ると、バチカン博物館前すぐに停車します。

服装&写真について

  • カトリック信者にとって、バチカン市国は”観光スポット”ではなく「神聖な場」「神様の家」です。観光にもルールがあることは事前にご認識ください。
  • 服装:ミニスカートやショートパンツ、ノースリーブなど肩やひざがでている服装は基本的に入場を拒否されます。肩ならスカーフを羽織るなどの対応でもOKです。スカーフは近くの売店でも売っていました。
  • 写真写真撮影は不可の場所もあるので注意が必要です。セルフィー用の棒の使用を注意されていた方もいました。控えるべきかと思います。

バチカン市国見見どころ

サンピエトロ寺院
  • 「サン・ピエトロ大聖堂」は、帝政ローマ時代の紀元64年、聖ペテロ皇帝ネロの迫害にあって、逆さ十字架にかけられた殉教の地に立つ大聖堂です。カトリック教会の総本山で、キリスト教会としては世界最大級の広さを誇る堂内は、圧巻の荘厳な内装、ミケランジェロ作の傑作「ピエタ像」などの非現実的とも思える空間が広がっています。

サン・ピエトロ広場

  • バチカン市国南東端にあるカトリック教会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂の正面にある楕円形の広場。6万人を収容可能な広場との事です。
  • ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの設計、372本の石柱であり、柱の上には140体もの聖人像が広場に集まった人々を見守るように立ち並んでいる圧巻の広場。

サン・ピエトロ寺院

  • バチカン市国南東端にあるカトリック教会の総本山サン・ピエトロは「聖ペテロ」の意。もともと使徒ペトロの墓所を祀る聖堂です。
  • キリスト教の教会建築としては世界最大級の大きさを誇る。床面積2万3,000m2
  • 住所 : Piazza San Pietro, 00120 Città del Vaticano, Vatican

サンピエトロ寺院内装

  • 聖堂に入ると息をのむほどの荘厳な世界が広がります。高さ30mもある天井。至る所すべてに美しい装飾が施され、世界最大宗教の総本山に来たという実感を否応でも知らされます。
  • 大聖堂の地下にはキリスト使徒の聖ペトロの墓があります。

ピエタ像

  • 聖堂内には、降架されたキリストを抱く聖母の像を表現したミケランジェロの代表作『ピエタ』。ミケランジェロは、ピエタ像を4体制作しているが、このピエタは、25歳の時の最初の作品。
  • 私はキリスト教徒ではありませんがこのピエタを初めて見た時は涙が出てくるほど感動しました。何時間でも見ていられる作品です。

スイス傭兵

  • バチカン市国、教皇を守るのはカラフルで独特な軍服を纏ったスイス傭兵。黄・青・赤のカラフルなの制服は、ミケランジェロがデザインしたと伝えられています。
  • 話したり笑ってくれることも有りませんが一緒に写真は撮らせてくれます

クーポラ

  • サン・ピエトロ大聖堂の「クーポラ」には登ることができます。約120mの高さの展望テラスからサン・ピエトロ広場を見下ろすことができます。
  • エレベーターも有りますが、使っても320段の階段は自分の足で上る必要がありますけど。
バチカン美術館
  • バチカン美術館は、世界一小さな国の世界一大きな美術館と言われ、全てを見学するには1週間以上かかると言われています。ユリウス2世の収集した美術品の展示を起源として、館内にはテーマ別に約25の美術館や博物館があります。

二重螺旋階段

  • バチカン美術館に入って直ぐにあるのがジュゼッペ・モーモのデザインの美しい螺旋階段。上り専用と下り専用の2つの階段が融合、シンプルなのに上りの人、下りの人が出会うことはありません。
  • 人が登ってくるのを待ってスローシャッターで人に動きを付けて撮ってみました。

ピーニャの中庭

  • 「ピーニャ」はイタリア語で、「松ぼっくり」という意味、大きなブロンズの松ぼっくりの像があることから名付けられたそうです。
  • 天気のいい日は本当に気持ちいい場所です。混雑した美術館に疲れたらお勧めです。

地図のギャラリー

  • 天井の豪華絢爛な絵画と彫刻に目を奪われ、写真映えする空間が地図のギャラリー。
  • 16世紀に教皇グレゴリウス13世が、120mもの壁面に描かせたフレスコ画を始め、イタリア各地や教会領地の地図が、両壁にびっしり飾られています。

ラファエロの間

  • 4つの部屋で構成されるラファエロの間、ラファエロと弟子たちの描いた壁画が見どころです。
  • 私は「小椅子の聖母」を携帯の背景画像にするほどラファエロ好きなのでハイテンションになる空間です。笑
システィーナ礼拝堂
  • システィーナ礼拝堂は、シクストゥス4世の命により1481年に現在の3層建の建物に建直されました。シクストゥス4世教皇の名前からシスティーナ礼拝堂と呼ばれています。
  • 礼拝堂の2層は奥行き約40m、幅約13m、高さ約20mの空間に圧巻の名画空間が広がります。

最後の審判

  • システィーナ礼拝堂の主祭壇の後方の壁に描かれている縦1370cm、横1200cmと巨大なミケランジェロのフレスコ画。ミケランジェロが60歳から65歳にかけて描いた作品になります。
  • この巨大な絵画は、中央のキリストから見て右が天国へ昇る善人、左が地獄へ落ちる悪人というテーマで描かれています。

ミケランジェロの天井画

  • ミケランジェロ作の天井画は、旧約聖書の「創世記」をテーマに縦40m、横13mの巨大な天井に描かれています。
  • 主祭壇から順番に創世記のエピソードである①光と闇の分裂、②太陽、月、植物の創造、③大地と水の分離、④アダムの創造、⑤イヴの創造、⑥原罪と楽園追放、⑦ノアの犠牲、⑧ノアの洪水、⑨ノアの泥酔という9つのテーマで描かれています。
哲太郎
哲太郎

以前書いた「ダヴィンチコード考察」も面白いので読んでみてください。ただこのブログ、決してカトリックを蔑むものでも、そのつもりもない事、宣言します。

ダ・ヴィンチ・コード考察! マグダラのマリアは娼婦なのか?イエスの後継者なのか? カトリック教会に消された真実?
映画「ダビンチコード」を見たんだけど、なんか難しくて良く判らなかった。ちょっと解説してくれよ。マグダラのマリアっていったい何なの?私も大好きな映画ですダビンチコード。誰もが元娼婦と位置付けていたマグダラのマリアが実はイエスの後継者なのだというのが映画のストーリーの軸。

バチカン市国 まとめ

  • 200m×200m程度の世界で一番小さな国があると知ったのは中学校の地理の授業。バチカン市国に初めて行ったときは、その小さな国が本当にしっかりした国家ということに驚いた。
  • またサンピエトロ寺院に入った時も非現実的とも思える荘厳な空間に驚いた。
  • システィーナ礼拝堂では最後の審判の圧倒的な迫力に驚いた。
  • 驚きの連続の小さな国! 観光客ではバチカン観光に何日も費やせないが、いつかもっとゆっくり楽しみたいと思っています。

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