バルト三国のラトヴィアにバルトの真珠とか、絵本のような街などと呼ばれる美しい街があるんだって? ちょっと紹介してくれよ。
ラトヴィアの首都リガですね。行った友人に聞いたら本当に絵本の中に入ったような感覚になる街だったとのことでした。
リガについて
バルト海に注ぎ込むラウガバ川の河口に位置する港町。13世紀に港町として設立され、15世紀までハンザ同盟の主要都市として栄える。19世紀には リガは産業革命で大いに発展し、アールヌーボー様式の石造りの家々が多く建てられた。
交易都市として栄えたり リガは、様々な建築様式が見られ、街並みの美しさは「バルトの真珠」と呼ばれるほど。勿論、世界遺産に登録されている。
リガには「バルトの真珠」のほかにも「絵本のような街」という形容もあります。本当に訪問が楽しみな街です。
哲太郎のバルト三国旅行(予定)
- 羽田からフィンランド航空でヘルシンキ経由でヴィリニュスに入ります。
- ヴィリニュスからリガまではトラカイ城や十字架の丘を見るためにレンタカー、リガからタリンはバスを考えてます。
- リガからタリンを夜行の船にして、1泊ホテル代を浮かすのも有りかなって考えてます。
宿泊地 | 備考 | 見どころ | |
1日目 | 羽田 | ヘルシンキ経由 | 昼まで仕事、21時羽田出発! |
2日目 | ヴィリニュス | 09:25着 | 旧市街、大聖堂、聖ペテロ パウロ教会、聖アンナ教会、ウジュピス共和国 |
3日目 | ヴィリニュス | | ベルナルディン教会、ゲディミナス城、夜明けの門、聖霊教会 |
4日目 | カウナス | レンタカー | トラカイ城 |
5日目 | シャウレイ | レンタカー | 十字架の丘、聖ジョージ教会、シャウレイ大聖堂(聖ペテロ&パウロ教会)、チャイム・フレンケルヴィラ、射手の像 |
6日目 | リガ | レンタカー | 旧市街、リガ大聖堂、リガ城、ブラックヘッドハウスリガ市庁舎、聖ペテロ教会 |
7日目 | リガ | | 聖ヨハネ教会、聖ゲオルギ教会、ドーム広場、猫の家火薬、塔(ラトビア軍事博物館) |
8日目 | タルトゥ | バス | |
9日目 | タリン | バス | |
10日目 | タリン | 船1.5時間7 | |
11日目 | ヘルシンキ | 18:30発 | |
12日目 | | 羽田13:50着 |
リガには2泊する予定です。見どころが多いので前の日のシャウレイを泊まるのを止めてリガに3泊しても良いと思っています。笑
リガの行き方
- 空港から:リガ国際空港から旧市街まで8.5km、バスの22番線又は22A番線に乗るとリガ駅へ。
- 駅から:リガ駅から旧市街へは徒歩5分。モスクワやサンクトペテルブルクへの国際列車が毎日運行される。
- 港から:リガ港から旧市街へは約1km。ストックホルム、リューベックなどへの定期便が就航している。
- バスターミナルから:バスターミナルは旧市街の中央市場の入り口。タリンやヴィリニュス、モスクワ、サンクトペテルブルク、ポーランド、ベラルーシあらゆるところからリガにアクセス。
バルト三国はバス旅が最も便利のようです。私の今回の旅では何度バスに乗るのかな?
ラトヴィアの歴史(Wikipedia抜粋)
- ドイツ騎士団による植民地支配:13世紀のリヴォニア帯剣騎士団およびそれを併合したドイツ騎士団の東方植民で徹底的なキリスト教化が推し進められると、テッラ・マリアナが創設され、現在のラトビアの首都リガもこのときに建設された。
- ポーランド・リトアニア共和国時代:1557年9月、リヴォニア連盟とポーランド・リトアニア連合は、ロシアとの20年に渡るリヴォニア戦争に勝ち、ポーランド・リトアニア連合の構成国であるリトアニア大公国に加盟した。
- スウェーデン領リヴォニア時代(1629-1721):1629年にアルトマルク休戦協定が結ばれた。この協定は、あくまで休戦協定であったが、1635年の段階でスウェーデン側では、リヴォニアは正式にスウェーデン領に編入された。
- この協定の後にスウェーデン領リヴォニアとなった大部分のリヴォニアは、スウェーデンの統治下に置かれることとなった。
- ロシア帝国の支配:18世紀になると、大北方戦争やポーランド分割などのあおりを受けて、ラトビアはロシア帝国の支配下に置かれた。
- 独立期:20世紀にはラトビア独立の気運が高まり、第一次世界大戦後の1919年に民族自決の原理に従い、ラトビア第一共和国として独立を勝ち取る。
- 第二次世界大戦とソ連の支配:第二次世界大戦がはじまると1940年にソビエト連邦とナチス・ドイツの間で交わされた独ソ不可侵条約の秘密議定書によりソ連に併合され、ラトビア・ソビエト社会主義共和国が誕生。
- 独立回復:1980年代、バルト三国の中で、もっとも早くソ連からの独立運動が展開されたのはラトビアであった。1988年にはラトビア独立戦線が結成され独立運動が展開され、ラトビアでソ連内務省特殊部隊の襲撃事件を起こす。その後のソ連のクーデター失敗後、ラトビアは独立を宣言した。
ほんと支配と独立の歴史だなあ。ソビエト連邦の構成国って自ら進んで社会主義を唱えていたんだと思っていたよ。
リガの見どころ
リガ旧市街
- 美しいリガの街並みは、“バルト海の真珠”とも呼ばれ、旧市街には中世ドイツの雰囲気が色濃く残っています。
- ロマネスク、ゴシック、バロックなどの建築様式が混在し、歴史的価値の高さから世界遺産にも登録された。
バルトの真珠って呼ばれるほどに美しい街って本当に行くのが楽しみです。
リガ大聖堂
- 13世紀ににアルベルト大司教によって建造されたバルト三国最大級のリガ大聖堂。
- 内部には美しいパイプオルガンが設置され、運が良ければ美しい音色を聴くことができます。またステンドグラスが美しいことでも有名です。
- 住所:Herdera laukums 6, Centra rajons, Rīga, LV-1050
HPで調べたら毎日のように何らかのコンサートをしている様子。ちょっと聴いてみようかな。
ブラックヘッドハウス
- 15世紀に創建されたブラックヘッドハウスはギルドメンバーの集会所だった建物。建物にはハンザ都市同盟メンバーのリガ、リューベック、ブレーメン、ハンブルクの紋章が記されています。
- ブラックヘッドとは、ギルドメンバーのうちの独身男性のことを意味します。現在は博物館として公開されており、当時のギルドの華やかな様子を伺うことができます。
- 住所:Rātslaukums 7, Centra rajons, Rīga, LV-1050
毎日のようにパーティをしていたギルド商人の独身男たちって、何だか場末の映画のようですよね。なんか絵が浮かびます。
リガ市庁舎
- 残念ながら内覧はできませんが、大戦時に破壊され、2003年にバロック様式で再建された美しい建物です。
- 入り口には、街の810周年を祝い作られた「リガの鍵」というモニュメントが設置されています。
- 住所:Rātslaukums 1, Centra rajons, Rīga, LV-1050
リガの鍵ってどんなモニュメントなんだろうって調べたけど写真とか見つかりませんでした。現地で見るのが楽しみです。
聖ヨハネ教会
- 13世紀に建造されたゴシック様式の教会、この教会には生きた人間を壁に塗り込むと火災などの災害から守ってくれるという逸話がありました。
- 近年、自ら望んで教会の壁に塗り込まれた二人の修道士の遺骨が発見され、教会の外壁には十字架の形をした穴が弔いの意味を込めて開けられています。
- 住所:Skārņu iela 24, Centra rajons, Rīga, LV-1050
聖ペテロ教会
- 高さは123.25mの塔が街のどこからでも見える聖ペテロ教会。塔にエレベーターで登れば、リガの街を一望できます。
- 13世紀に建造されて以来、建て直される毎に建築責任者が塔の上でワインを飲み干し、そのワイングラスを下に落として割れたグラスの破片の数の年数だけ塔が存続するという伝説があります。
- 住所:Reformācijas Laukums 1, Centra rajons, Rīga, LV-1050
聖ゲオルギ教会
- この聖ゲオルギ教会はリガに現存する最も古い建物。元々は1204年にリヴォニア帯剣騎士団の城の一部として建造されました。
- 現在は「工芸とデザインの博物館」として、織物や琥珀、陶器などの展示されています。
- 住所:12, Skārņu iela, Centra rajons, Rīga, LV-1050
聖ヨハネ、聖ペテロ、聖ゲオルギウスですか。前に「ヨーロッパを回るなら知っておくべき聖人10名!」ってblog書きました。聖人にご興味があれば読んでやって下さい。
ドーム広場
- リガ大聖堂の前にある旧市街最大の広場、いつもカフェやレストランのパラソルで賑わい、タイミングが良ければイベントも楽しめます。
- 冬にはクリスマスマーケットの屋台が並び、ツリーの飾りなど、クリスマスグッズの買い物を楽しむことができます。
- 住所:Doma laukums Centra rajons, Rīga, LV-1050
ヨーロッパのこんな人が集まる広場っていいんですよね。レストランが出しているパラソルの下で食事をすれば旅してるって気持ちになれます。笑
猫の家
- もともとラトビア人商人が住んでいた館。この猫に纏わるある逸話で人気です。
- この猫はギルドへの入会を断られたラトビア人商人が抗議の意味を込め、ギルド会館にお尻を向けた猫を屋根に設置したというもの。
- 住所:Meistaru iela 10/12, Centra rajons, Rīga, LV-1050
猫がまるでうんこしているように見えるのは私だけでしょうか。それほどギルドに入会を断られたのが悔しかったんでしょうね。
火薬塔(ラトビア軍事博物館)
- かつて城塞都市だった名残の火薬塔。外壁の暑さが3メートルもあり、17〜18世紀のロシア軍の攻撃にも耐えることができたとのこと。
- 現在、ラトビア軍事博物館となっており、何度も戦争の舞台となってきたラトビアの歴史を学ぶことができます。
- 住所:Smilšu iela 20, Centra rajons, Rīga, LV-1050
壁の厚さが3メートルの塔ってどんなんだろう。中世の武器では破壊することはできなかったんだろうなあ。
リガ城
- 1330年に建造、現在はラトビア大統領の官邸であるリガ城。幾度となく再建され、現在の姿になった。
- 13世紀末、リヴォニア帯剣騎士団との抗争で負けたリガ市民が代償として、この城を建造させられたとの事。
- 住所:Pils laukums 3, Centra rajons, Rīga, LV-1050
なんだかお城というよりアパートって感じですかね。抗争で負けて取られたんではなく、建てさせられたってのがすごいですよね。
リガについて まとめ
- 「バルトの真珠」「絵本のような街」呼ばれるほど美しい旧市街を持つ街「リガ」。バルト3国の中でも最大の都市。ロマネスク、ゴシック、バロックなどの建築様式が混在し、歴史的価値の高さから世界遺産にも登録された。
- 「ドイツよりもドイツらしい」と言われるような中世ドイツらしさが残るのは、ドイツ人によって都市の基礎が形作られたという歴史ゆえであろう。旧市街は中世ドイツの商業都市の特徴が多く見られ、とりわけハンザ同盟時代の街並みがよく残されている。
- この街の歴史は征服と支配、独立の歴史。バルト3国は自らソビエト連邦に参加し社会主義を唱えていたと思っていたが、その時代は3国にとって暗黒の歴史。
コメント