シエナ! 世界で最も美しい広場を持つ街。フィレンツェのことが嫌いな街。歴史、行き方、見どころ8選!

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困っ太くん
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イタリアのトスカーナ地方の「シエナ」には世界で最も美しい広場があるんだって? どんな街なの?

哲太郎
哲太郎

街全体が世界遺産に選ばれている美しい街です。昔からフィレンツェと仲が悪く、そんなことも知りながら観光すると面白いですよ。歴史、行き方、見どころを紹介しますね。

シエナについて

シエナ市内地図
 イタリア
 トスカーナ
大都市 シエーナ
分離集落Costalpino, Isola d’Arbia, Taverne d’Arbia, San Miniato, Vignano, Ruffolo
人口53,772  人 (2017-01-01)
人口密度453 人/km2
住民呼称senesi
守護聖人Sant’Ansano
祝祭日12月1日
座標北緯43度20分0秒 東経11度20分0秒座標北緯43度20分0秒 東経11度20分0秒
標高322 (166 – 414) m
面積118.71 km2
  • トスカーナ州のほぼ真ん中あたりに位置し、シエナ県の県庁所在地シエナ。人口約5〜6万人の小さな古都です。郊外には葡萄畑や糸杉などのトスカーナの風景がひろがり、夏にはひまわり畑の黄色が目の前に広がります。
  • シエナは丘の上の街ですが一つの丘ではなく、3つの丘の上に街が広がっています。建物はほとんどが煉瓦造り、街全体が「シエナカラー」と言われる赤茶色で彩られています。
  • シエナは17の町内会に分かれており、かつては殴り合い乱闘でどの町内会が一番強いかを決めていましたが、今は年2回行われる 「パリオ」という町内会対抗の競馬でその勝負を争っています

シエナの歴史

  • 5世紀、帝政ローマ時代にローマとフランスを結ぶフランチージェナ街道の主要都市として、商業、金融業、手工業で栄え、13世紀にはヨーロッパ全体の金融の中心として繁栄
  • 元々「シエナ共和国」という独立国家で、隣のフィレンツェとは常にライバル関係にありましたが、1555年にはついにフィレンツェに戦争で負けて属領となってしまいます。
  • シエナ市民は今でも「フィレンツェが大嫌い!」。シエナとフィレンツェの間に高速道路がないのも、鉄道の直通路線がないのも、シエナ市民がフィレンツェとは繋がりたくない、それらの建設を拒否しているからとの事らしい。笑
  • 芸術面では15世紀、フィレンツェに華やかなルネッサンス芸術が花開いたころ、シエナでは対照的に中世的なイタリアゴシック建築、シエナ派絵画が全盛を迎えます。政治や経済でも対立的だったシエナとフィレンツェ芸術面でも対照的でした。

シエナの行き方

  • フィレンツェ、ローマからシエナへの行き方をご案内します。
  • 電車:フィレンツェSMN駅 ー シエナ駅 約1時間半 約10ユーロ
  • バス:フィレンツェ ー シエナ 約1時間 約5ユーロ
  • 電車:ローマテルミニ駅 ー シエナ駅 約3時間半 約25ユーロ
  • バス:ローマ ー シエナ 約3時間 約15ユーロ
  • 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。

哲太郎のイタリアドライブ旅行 ルート

  1. 成田 → パリ → ローマ泊
  2. ローマ → ナポリ泊
  3. ナポリ → ポンペイ → アマルフィ泊
  4. アマルフィ → マテーラ → アルベロベッロ泊
  5. アルベロベッロ → リミニ → サンマリノ共和国泊
  6. サンマリノ → サンレオ → サンジミニャーノ泊
  7. サンジミニャーノ → フィレンツェ泊
  8. フィレンツェ → ピサ → シエナ
  9. シエナ → ペルージャ泊
  10. ペルージャ → ローマ

シエナの見どころ 8選

カンポ広場

  • シエナの街の中心にある扇型の「カンポ広場」世界で一番美しい広場と呼ばれ、広場には、マンジャの塔、市庁舎を始め、レストランやカフェが建ち並んでいる。
  • この広場では夏場に伝統的な競馬の祭り「パリオ」が行われます。広場に土を入れて即席の競馬場を作り、伝統衣装に身をまとった騎手と馬が広場を周回競争します。
  • 住所:Museo Civico, 53100 Siena

マンジャの塔

  • カンポ広場に高さ102メートルを誇る「マンジャの塔」。街のシンボル的建物です。14世紀にディ・リナルド兄弟が設計し、アゴスティーノ・ディ・ジョヴァンにより建築されました。
  • エレベーターはないため結構大変ですが、天辺の展望台まで登ることができます。シエナの街並みや扇形のカンポ広場は勿論、トスカーナの丘や渓谷が見渡せます。
  • 住所:Piazza del Campo, 53100 Siena

プッブリコ宮(市庁舎)

  • 14世紀前半に建てられたゴシック建築が美しい「プッブリコ宮(市庁舎)」。現在も市庁舎として使用されており、イタリアで2番目に高いマンジャの塔を持ちます。
  • 市立美術館としても公開され、建物自体の美しい装飾、フレスコ画や祭壇画など多数の歴史的コレクションで人気が有ります。
  • 住所: Piazza del Campo 1, 53100, Siena, Italy

シエナ大聖堂(ドゥオーモ)

  • 13世紀にシエナのカステルヴェッキオの丘の上に建てられた「シエナ大聖堂」。多色大理石とモザイクで装飾された美しいファサードが人気です。
  • 内部は白と黒の横しま模様の柱が見られ、シエーナ派と呼ばれる芸術の特徴です。またルネサンス、バロック時代の彫刻や絵画も見ることができます。
  • 住所:Piazza del Duomo, 53100 Siena

国立古文書館・博物館 (ピッコロミニ宮)

  • 15世紀に建てられたフィレンツェルネッサンス様式のピッコロ―ミニ宮殿の4階にある国立小文書館です。
  • 建物の中には、シエナ共和国の時代の重要な書物や、貴重な古い文書などが多数展示されています。
  • 住所:Via Banchi di Sotto 52,Siena,Italy

ピッコーミニ家の図書室

  • シエナ大聖堂内の入り口より左側にあるのがローマ法王ピオ2世の蔵書の為に、ローマ法王ピオ3世が造った「ピッコーミニ家の図書室」
  • 壁から天井までピントゥリッキオのフレスコ画が500年前のものと思えないほど色鮮やかで迫力があります。
  • 住所:Piazza del Duomo, 8, 53100 Siena SI

シエナ歴史地区と世界遺産

  • シエナの街全体は歴史的建築物の評価と中世のヨーロッパの街並みが多く残っているとして1995年に世界遺産として登録されました。
  • シエナは13~14世紀、金融都市として繁栄し、当時建てられたゴシック様式やロマネスク様式のシエナ色と呼ばれる赤褐色レンガの建物が建ち並んでいます。

サンタ マリア デッラ スカラ救済院

  • サンタ マリア デッラ スカラ救済院は、現存するヨーロッパ最古の病院建築ルネサンス期には孤児、貧者のための救済院でしたが、現在は美術館となっています。
  • 建物内には、ガイアの噴水、礼拝堂、ホールなどの見どころの他、フレスコ画や、当救済院の歴史を描いた絵、昔の医療器具などが展示されています。
  • 住所:Piazza Duomo 2, 53100 Siena

シエナ まとめ

  • 世界で最も美しい広場を持つ街シエナ。世界で最も美しいなんとかとかヨーロッパで最も美しい街角とか、ヨーロッパのあちこちにあるなあって思いながらシエナに行ったら、本当に見たことがない広場があった。広場なのに斜面にある。形も綺麗な扇型
  • 斜面なのは広場だけではない、街は坂道と階段だらけ、なんと3つの丘の上に複合的にできた街との事。大聖堂やマンジャの塔など見どころも多いが、坂の街ってなんとなくいい感じ。眺めも良いし、この坂道を登ったらどんな景色が見えるんだろうって、ついつい沢山歩いてしまう。
  • 私の大好きな街フィレンツェのことが大嫌いなシエナ市民らしいが、私はシエナも結構お気に入り。笑

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