困っ太くん
イタリアのヴェネツィアって水の都で有名だよな。どんな街なのか教えてくれよ。
哲太郎
もちろん世界遺産ですが、全6項目で登録の世界文化遺産は僅か3件しかないという凄い街なんです。見どころも多いですが散策だけでも楽しく、迷子になるのが楽しい街を私は他に知りません。笑
ヴェネツィアについて
- 「ヴェネツィアとその潟」として街全体が世界遺産に登録。世界文化遺産には6項目が評価されますが、6項目全てを満たしている世界遺産はヴェネツィアを含め僅か3件しかありません。
- この街には大動脈「カナル・グランデ大運河」から、毛細血管のように小さな運河が広がっており、地上も狭い路地ばかりで地図を持っていても中々目的地までたどり着けない。
- しかしヴェネツィアはこの道に迷うことが楽しいと思える不思議な街。狭い路地の向こうに広場が出てきたりすると「あれっ、こっちに出てきた」と地図を見直すことが多く、その広場が美しかったりすると自分だけのヴェネツィアを見つけた気がして嬉しくさえ思える。
- 私も数多くのヨーロッパの街に行っているが、「迷子になるのが嬉しくなる街」を他に知らない。笑 ヴェネチアの歴史、行き方、見どころを紹介しますね。
ヴェネツィアの歴史
- 5~6世紀に周辺の陸地に暮らしていたヴェネト人が、蛮族に追われ、葦の茂る湿地に移り住んだことから、その歴史が始まる。
- 7世紀末から海上貿易の中心地として1000年以上続いた共和国として繁栄した。14~15世紀には「アドリア海の女王」と例えられるほど、全盛期を迎える。
- 15世紀半ばにはオスマン帝国が地中海の制海権をおさえ、さらに大航海時代が始まり、貿易の舞台はアドリア海から大西洋や太平洋に移り、ヴェネツィアの衰退衰退して行く。その後、オーストリアの支配、フランスの支配の末、1866年に第三次イタリア統一戦争後にヴェネツィアはイタリア王国に編入された。
- 一方、この街の歴史は水との戦いの歴史でもある。地盤沈下や、地球温暖化による海水面の上昇、このままではやがて街は海に沈んでしまうとも言われている。
ヴェネツィアの行き方
- ミラノ、フィレンツェ、ローマからの行き方を調べてみました。
- 電車:ミラノ ー ヴェネツィア 約2時間半 45ユーロ
- バス:ミラノ ー ヴェネツィア 約4時間 20ユーロ
- 電車:フィレンツェ ー ヴェネツィア 4時間半 25ユーロ
- バス:フィレンツェ ー ヴェネツィア 4時間半 20ユーロ
- 電車:ローマ ー ヴェネツィア 4時間 90ユーロ
- バス:ローマ ー ヴェネツィア 6時間半 40ユーロ
- 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。
哲太郎のイタリアドライブ旅行 ルート
- 南仏ドライブ旅行の流れでサンレモ~ヴェネチアまで旅行しました。フランス編は以前書いたので下記よりご覧ください。
2.フランスを旅しよう! 22都市紹介
哲太郎、フランスの地方都市をいろいろブログで紹介してくれたけど、ちょっと纏めてくれよ。投稿記事のままじゃ解り辛いよ。解りました。「フランスを旅しよう!」って固定ページでまとめてみますね。サイドメニューにも同じタイトルで載せておきますね。
- フランスコートダジュール マントン伯(南フランスの旅)
- マントン ー サンレモ ー ジェノヴァ泊
- ジェノヴァ ー ミラノ泊
- ミラノ ー ヴェローナ ー パドヴァ泊
- パドヴァ ー ヴェネチア泊
ヴェネツィアの見どころ 11選!
サン・マルコ寺院
- 11世紀に聖マルコの遺体を祀るために建設され、世界遺産にも登録されているヴェネツィアの中心的な寺院。
- 荘厳な外観、内部の装飾も美しく、特に祭壇 の後ろに飾られた金色の 背障「パラ・ドーロ」は必見の美しさです。
- 住所 : San Marco 328, Venezia
サン・マルコ広場
- サン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿など、美しい建造物に囲まれ、「世界で最も美しい広場」と言われるヴェネツィア観光の中心となる広場です。
- 広場に面して、文豪ゲーテも訪れた最古の「Cafe Florian」や、ワーグナーが愛した「カフェ・ラヴェナ」があり、広場を眺めながら優雅に休息するのがお勧めです。
カナルグランデ大運河
- ベネチアの街を大きくS字に流れる全長3,800mの運河がカナル・グランデ大運河です。運河沿いには12世紀から17世紀にかけて建設された、美しくカラフルな建物が立ち並んでいます。
- サンタルチア駅に着くと、目の前の船乗り場からカナルグランデに出て予約したホテルに向かうこととなります。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
- 1603年に猛威を振るったペストが治ったことを聖母マリアへの感謝するのため建築された大きなドームが特徴のバロック様式の寺院。サルーテはイタリア語で「健康」の意味。
- ゴンドラの向こうに海に浮かぶようなシルエットが美しい教会です。船で渡れば教会内は見学できます。
- 住所 : Fondamenta Salute, 30123 Venezia
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
- 1610年に建築家アンドレーア・パッラーディオがサン・ジョルジョ・マッジョーレ島に建てた教会。
- 荘厳な雰囲気の教会内部には、数多くの絵画が飾られており人気です。教会の鐘楼にも上ることができます。
- 住所 : Isola San Giorgio Maggiore, Venezia
ドゥカーレ宮殿
- 16世紀に現在の姿に改修されたベネチア・ゴシックを代表するドゥカーレ宮殿。ベネチア映画祭の会場としても有名な建物。
- 内部では世界最大の油絵と言われている「天国」や、ジョヴァンニ・B・ティエポロの作品、総督の即位式が行われた「黄金の階段」は必見です。
- 住所 : Piazzetta San Marco 1, 30124 Venice, Italy
鐘楼
- サンマルコ広場ある鐘楼、1514年に建てられた高さは約100mあり、上まで登ればベネチアの街並みを一望できます。
- エレベーターがあるので、一気に展望台まで上ることができます。ヴェネチアが島であることも、カナルグランデのS字も上から見ることができます。
リアルト橋
- リアルト橋はアントニオ・ダ・ポンテのデザインのカナル・グランデ運河にかかる最古の橋です。
- ベネチアらしい買い物を楽しむなら、リアルト橋で船を降りサンマルコ広場までの道がおすすめです。
ため息の橋
- ドゥカーレ宮殿と牢獄をつなぐ橋で、牢獄へ渡る囚人が最後に見る下界の風景に嘆きため息をついたとして、この橋の名前となりました。
- しかし今では、ため息の橋の下でキスをした恋人は、永遠に結ばれると言われ、恋人達に人気のスポットとなっています。
ムラーノ島
- ヴェネチアンガラスの島として知られるムラーノ島。ガラス工芸の伝統技術の国外流出を防ぐため、またベネチア本島で火事が起きない様、ガラス工芸職人をムラーノ島に集めたそうです。
- 観光客にカラス工芸の制作工程を公開している工房も多く、職人の技を身近で見ることができます。
ブラーノ島
- カラフルな家並みと手工芸品レース編みの島。レース編みの技術を門外不出にすべくブラーノ島の住民を島から一歩も出さないように管理していたとの事。
- カラフルな家並みの通りを散策しながら、レース編みの小さなお店を覗いてみるのも楽しいですよ。
ヴェネツィア まとめ
- 「ヴェネツィアとその潟」として街全体が世界遺産に登録され、しかも6項目全てで登録されている世界遺産は世界約1000件のなかで、僅か3件だけという凄い街。
- 歴史的的な見どころが多いだけでなく、毛細血管の様な水路、路地が街中に広がり散策するのが本当に楽しい。地図を持っていても道に迷ってしまい、迷ったことで思いがけず出会える風景が自分だけのヴェネチアを見つけたようで嬉しくなってしまう。迷子になるのが楽しい街。
- ちょっと高いけどゴンドラに乗るのも一興。ゴンドラの漕ぎ手「ゴンドリエーレ」はみんな明るく楽しく街を紹介してくれます。でも歌はみんな歌ってくれる訳ではないようです。
- 見どころは11選選びましたが本当はもっともっと有ります。かつての栄華が街中に溢れている街です。
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