哲太郎、今度バルト3国を旅するんだって? バルト3国ってどんなところか紹介してくれよ。
バルト3国はエストニア、ラトビア、リトアニアの総称です。まずはリトアニアの首都「ヴィリニュス」と見どころ10選を紹介させていただきますね。
ヴィリニュスについて
- リトアニアの首都ヴィリニュスは世界遺産に登録され、「北のローマ」「小さなローマ」と呼ばれる美しい街です。迷路のように入り組んでいる旧市街にはゴシック・ルネサンス、バロック様式の建造物が並び、散策が本当に楽しい街です。
今回の旅行ではヘルシンキ経由でヴィリニュスに入り、北へ北へとバルト3国を旅してゆきます。どこも綺麗な街なので本当に楽しみです。
哲太郎のバルト三国旅行(予定)
- 羽田からフィンランド航空でヘルシンキ経由でヴィリニュスに入ります。
- ヴィリニュスからリガまではトラカイ城や十字架の丘を見るためにレンタカー、リガからタリンはバスを考えてます。
- リガからタリンを夜行の船にして、1泊ホテル代を浮かすのも有りかなって考えてます。
宿泊地 | 備考 | 見どころ | |
1日目 | 羽田 | ヘルシンキ経由 | 昼まで仕事、21時 |
2日目 | ヴィリニュス | 09:25着 | 旧市街、大聖堂、聖ペテロ パウロ教会、聖アンナ教会、ウジュピス共和国 |
3日目 | ヴィリニュス | ベルナルディン教会、ゲディミナス城、夜明けの門、聖霊教会 | |
4日目 | カウナス | レンタカー | トラカイ城 |
5日目 | シャウレイ | レンタカー | 十字架の丘、聖ジョージ教会、シャウレイ大聖堂(聖ペテロ&パウロ教会)、チャイム・フレンケルヴィラ、射手の像 |
6日目 | リガ | レンタカー | 旧市街、リガ大聖堂、リガ城、ブラックヘッドハウスリガ市庁舎、聖ペテロ教会 |
7日目 | リガ | 聖ヨハネ教会、聖ゲオルギ教会、ドーム広場、猫の家火薬、塔(ラトビア軍事博物館) | |
8日目 | タルトゥ | バス | |
9日目 | タリン | バス | |
10日目 | タリン | 船1.5時間7 | |
11日目 | ヘルシンキ | 18:30発 | |
12日目 | 羽田13:50着 |
羽田からヘルシンキ経由でヴィリニュスに入ります。上記は大体の予定でホテルは取らずに行くので行き当たりばったりで向こうで自由に予定変更したいと思っています。
ヴィリニュスの歴史(Wikipedia抜粋)
13世紀、リトアニア大公国の王ミンダウガスの居城がこの地に城が作られた。ゲディミナス朝期、公国の領土は、ベラルーシ、ウクライナ、ドニエストル川全域、ポーランドやロシアの一部にまで拡大。
17世紀、ポーランド・リトアニア共和国は、大洪水、ロシア・ポーランド戦争、ペストの大流行で衰退が始まる。やがて、プロイセン王国、ロシア帝国、ハプスブルク君主国の三列強により分割される。
20世紀、第一次世界大戦中、ドイツ占領下で、リトアニアはロシアから独立を宣言。しかしその数年後ポーランドに編入され、首都機能をカウナスに移転した。
第二次世界大戦が勃発すると、1939年、ヴィリニュスは、ソビエト連邦(ソ連)とリトアニアによってポーランド支配から奪還、リトアニア・ソビエト社会主義共和国となり、事実上ソ連に併合。
1990年、ヴィリニュスの共和国最高会議議長に就任した非共産党員のヴィータウタス・ランズベルギスは、ソヴィエト連邦を構成する共和国で真っ先に独立を宣言し、リトアニア共和国が復活した。
ロシア、ドイツ、ポーランド、ソビエト連邦か、リトアニアみたいな小さな国は大国の支配の歴史だったんだなあ。
ヴィリニュス空港から市内への行き方
- バス:空港から市内は88番で1ユーロ、20分程度。本数も多くお勧め。
- 電車:空港からヴィリニュス駅まで0.7ユーロ、10分。ただし駅から市内まで距離あり。
- タクシー:空港から市内まで約10ユーロ、15~20分
私の今回の旅では3日目に空港でレンタカーを借りなきゃならないので、空港から市内、市内から空港の行き方はきっちり把握しなきゃなんです。
ヴィリニュスの見どころ 10選
ビリニュス旧市街
- ビリニュスの旧市街はヨーロッパでも最大級の規模で残され、「ビリニュス歴史地区」として世界遺産にも登録されています。
- 旧市街にはバロック様式やルネサンス様式など、いろいろな歴史的な建造物が建ち並び、また街並みが美しいことでも有名です。
北のローマとも称される「ヴィリニュス歴史地区」、ヨーロッパ最大級の広さの旧市街として有名、散策するのを本当に楽しみにしています。
ビリニュス大聖堂
- 13世紀に創建され、15世紀にはゴシック様式、16世紀にはルネッサンス様式、さらに17世紀にはバロック様式で再建された大聖堂です。
- 礼拝堂のフレスコ画や漆喰の装飾、彫刻など見どころ多い建物です。
住所: Šventaragio g., Vilnius 01143
建築様式って時代の流行りがあるんですよね。ゴシック、ルネッサンス、バロック、その時代の流行りの建築様式に修復してきたなんて、信者に愛された大聖堂なんでしょうね。
聖ペテロ パウロ教会
- 街を流れるネリス川のほとりにある小高い丘の上に「リトアニアンバロックの真珠」と呼ばれる聖ペテロ パウロ教会があります。
- 建築には外装に7年、内装に30年が費やされ、精緻な漆喰彫刻、天井にはキリストに纏わるストーリーの絵画が描かれています。
- 住所:Antakalnio G.1/1, Vilnius
聖人としては全く異なる人物として比較される聖ペテロと聖パウロ。二人が並んで名付けられた教会は、キリスト教は ユダヤ の律法を超えた普遍的宗教でなければならないという主張でしょうか?
聖アンナ教会
- 15世紀の末に建てられたゴシック建築の傑作。33種類もの異なる赤レンガで覆われ、屋根の先端部分や八角形の塔など特徴的な細工が美しい教会です。
- ナポレオンに「我が手に収めて持ち帰りたい」と言わせたという教会は、500年もの間、変わらぬ美しさを保っています。
住所:Maironio gatve 8, Vilnius
高い塔が建ち並ぶ解りやすいゴシック建築ですよね。ナポレオンに持ち帰りたいとまで言わせた西アンナ教会を見学するのが本当に楽しみです。
ベルナルディン教会
- 15世紀半ばにフランシスコ会により創設された教会で、 アッシジの聖フランシスコに捧げられています。
- 聖アンナ教会の背後に建っており、18世紀バロック様式の木製祭壇と奇跡を起こすと言われる十字架は必見です。
- 住所:maironio 10 lietuva
日本人は木が好き。写真でこの教会の内装を見たとき本当に美しい。絶対見たいと思いました。楽しみです。
ゲディミナス城(ヴィリニュス城)
- 17世紀、ロシアとの戦争により破壊され、現存するのはゲディミナス塔と城壁の一部のみとなっています。
- 丘の上の城までは有料のケーブルカーか徒歩で登り、城内部で、当時の文化・生活様式を鑑賞できます。
住所:Gedimino Vilnuis
街の高台にあるゲディミナス塔、街を一望できる場所として人気があります。老体に鞭打って登りたいと思います。ケーブルカー使うかな。笑
夜明けの門
- 旧市街地への入り口となる旧城壁の門の1つ「夜明けの門」。18世紀に存在した5の門の中で、唯一現存する門です。
- 門の上部のカルメル修道士が建立した礼拝堂には、「奇跡を起こす聖母マリアのイコン」あります。
住所:Ausros Vartu gatve 14, Vilnius 01303
「奇跡を起こす聖母マリアのイコン」とは、触ると病気が治ったり、天の恵みがあったりと、多くの奇跡をもたらしているとの事。1671~1761年の間には17の奇跡があったそうです。
聖霊教会
- 旧市街地の中心にある聖霊教会は、入り口の薄いピンクの門、教会内部は緑の祭壇はじめ天井の薄いブルーなど多彩な色使いで写真映えする教会です。
- 1251年リトアニアがキリスト教を受け入れた際に建築され、18世紀にバロック様式に改装され、1996年に再建されたロシア正教の中心的な教会です。
- 住所:Aushros Vartu g. 10, Vilnius 01303
聖霊とはキリスト教の奥義のうちの一つで神様についての概念です。父、子、聖霊という三つのペルソナ(位格)をもつ唯一の神様が存在するという考え方です。精霊とは異なります。
ウジュピス共和国
- ヴィリニュスの街中にある非公認国「ウジュピス共和国」、多くの芸術家が集まり、独立を宣言、独自のユニークな憲法を謳っています。
- ちなみにウジュピスとは「川の向こう」という意味とのこと。その名の通り橋を渡って入国します。
本気で独立を目指しているのか。ジョークなのか解りませんが、独立を宣言しているウジュピス共和国。訪問したらその本気度を確認して来ます。
トラカイ城
- トラカイ島城は、ガルヴェ湖上に浮かぶ中世リトアニアの君主ケストゥティス により島に建てられた城。
- ビュリニュスからバスで40分ほどの郊外にあります。
行ってみたいなあ。でもバスで40分かあ。時間があったら行くって感じかなあ。木製の回廊とか、フレスコ画とか見どころも多いみたいです。
ヴィリニュス まとめ
- 「北のローマ」「小さなローマ」呼ばれるほど美しい旧市街を持つ街「ヴィリニュス」。バルト3国の旧市街の中でも最大の旧市街を持ち、ゴシック・ルネサンス、バロック様式の建造物が並ぶ。
- 旧市街を中心に街には教会が多いことで有名。ガイドブックに載っているような有名な教会以外にも魅力的な教会が沢山。教会が多いのはカトリック、プロテスタント、東方教会、ロシア正教と宗派が多く解れているからとの事。
- この街の歴史は征服と支配の歴史。バルト3国は自らソビエト連邦に参加したと思っていたが、その時代は3国にとって暗黒の歴史。
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