自転車レース(以下ロードレース)ってどうもイマイチ解りずらい。集団ってなんだ。逃げてる選手は何で最後には集団に追いつかれてしまうのか。エース以外はなぜ自分がゴールテープを切ろうとしないのか?
私もそうでした。それ以上に私は初めのころ自転車レースが嫌いでした。どうして嫌いだったのか、また何で好きになったのか書いてみますね。
哲太郎的なロードレースの楽しみ方
初めのころ何でロードレースが嫌いだったか
- 初めのころ私はロードレースが嫌いでした。たまたまTVで見た自転車レースで衝撃的なシーンを見たから。ロードレース好きな方には衝撃的でもなんでもないことかも知れませんが。
- 私が見た衝撃的なシーンというのは、あるチームのエースの選手の自転車がパンクした。サポートカーは近くにいない。その時、そのチームはトップを独走していた選手に戻ってお前のタイヤ(ホイール)をエースの選手に渡せと指示した。トップ独走の選手はすでに山岳を半分以上登っていたのに、コースを戻り、最後尾にいたパンクのエース選手にタイヤ(ホイール)を渡した。
- 渡した選手は悔しそうだった。泣いているようにも見えた。あのままトップを独走していたらその選手が勝ったかも知れなのに。何でそこまでしなければならないのか本当に解らなかった。
だんだん面白くなってきた
- 話は少し飛ぶが哲太郎は高校時代柔道部だった。先方から大将まで二段(高校生の取れる最高段位)の選手をずらり揃えていた。でも大した実績は出せていない。みんな俺が俺がという奴ばかりだったから。笑
- ロードレースはエースにみんなで力を合わせてゴールテープを切らせるスポーツ。俺が俺がでは勝てない。アシスト選手がエースの風よけになって、エースの足を残し、最後のゴール前のスプリントでエースに力を出し切って貰うスポーツ。私もエースが勝ったんではなく、みんながエースを勝たせたんだと見れるようになってきた。
- うちの柔道部はみんなが勝負に行って、勝ったり負けたり。あの頃に「この試合は大将が勝負に行ってあとは引き分けるぞ」って考えができていればうちの柔道部はもっと上位に行けたかも知れないとロードレースを見ながらそんなことを思い始めた。笑
自転車レースとは
- さっきも書いたがロードレースはチーム全員で力を合わせてエース選手を勝たせるスポーツ。
- レースの最大の敵は風。時速40kmで走る自転車選手は時速40㎞の風にあたり続けている。ずっと風を受け続ければ疲れ果て、ゴール前で他の選手と競う足は残せない。
- そこで5名~9名のアシストメンバーで、エースの風よけになったり。水や補給食を供給したり兎に角、エースにゴール前で最大限の力を発揮させる努力をし続ける。
- エースは責任重大。メンバーの期待、チームの期待、サポートの期待、スポンサーの期待。全てを背負って日々トレーニングを続ける。そしてチームNO.1の末脚を持たねばならない。
まとめ1 ロードレースはヒューマンドラマ!
- ロードレースは単なる勝ち負けを見るのではなく、壮大なヒューマンドラマとして楽しみましょう。
- エースだけでなくアシスト選手にも目を向けましょう。ゴールまで残り数kmでエースを引き続け足を使い果たしたアシスト選手が道路脇に倒れこむ姿には思わず涙します。
- 平地と山岳部ではエースを引く選手も変わります。メンバーの特性にも目を向けましょう。
- このページだけでも集団とか逃げとか、足を使うとか、エースを引くとか、自転車用語を沢山使ってしまったので次回は、自転車用語とか解説しますね。
- ロードレースの駆け引きや心理戦なども判ってくるともっとレースが好きになります。
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