困っ太くん
哲太郎、バルト三国を旅してきたんだろ。どんな旅だったのかとか、バルト三国の印象とか教えてくれよ。
哲太郎
はい、バルト三国の旅は街並みもいいし、見どころも多く最高でした。でも反省点もあるので皆さんの参考になればと、まとめてみますね。
哲太郎のバルト三国の印象
- 3つの国に共通しているのが旧市街の街並みが美しく残っていること。ロシアに支配されていて近代化が遅れたことが、この歴史的な資産を残してくれたのかななんて考えて散策してました。
- 旧市街はどこも本当に奇麗でした。散策するのにちょうどいい広さ、また古い街並みが残り、観光名所でも何でもない通りや家並みが絵になるんです。写真ばかりとってなかなか進めませんでした。笑
- 食事は美味しかったです。なんだかモチモチした触感の食べ物が多いなって思ってました。北国で小麦が育たず、ジャガイモが主食だったんだなあって、今でも食文化に見られます。
- 5月下旬の気候は暑かったです。日本より平均気温で10度低いってWebなどに書いてあったんですが、現地は日本同様、それ以上に暑かったです。現地の人は異常気象って言っていましたが、それにも対応できる服を持ってゆくべきでした。
今までもいろんな街の旧市街に行ってきましたが、バルト三国のヴィルニス、リガ、タリンの旧市街は別物でした。街並み自体が本当に美しく、写真映えします。
現地で旅程がどう変わったか?
出発前の予定
結果的な旅程
哲太郎
100Kmもある世界遺産の砂州「クルシュ砂州」に現地で思い立って行ったため色々予定が変わりました。でも行って本当に良かったです。
今回の旅行の反省点
- 主要都市:ヴィルニス、リガ、タリンは2泊づつするように予定を組んでいたが、旧市街がどこもコンパクトなので1日あれば十分でした。
- レンタカー:日本でWeb予約をしていたのを現地で1日延長依頼。Web予約時は320ユーロだったが現地で1日延長しただけで680ユーロ。1日延長で2倍はないだろ!? 予約は事前にしっかりと。
- 食事費用:まともに食べたら昼食2人で8,000円、夕食は10,000円。レストランのハンバーガーが18ユーロ。ハンバーガーで3,000円かあ。円安はお財布に厳しいなあ。涙
- 気候:日本より平均気温で10度低いって聞いていたのに本当に暑かった。持って行ったウエアは場違いなモノばかり。こんなに着なかった服が多かったのは初めて。笑
- シティカード:結局1度も買わなかった。絶対買おうと思っていたが1度でもバスを利用、教会に有料入場とかしてしまうと買うのが勿体ない気になる。チケット売り場の列に並ぶ時間の方が勿体なかったのに。
- 教会入場料:教会に入るのが有料って教会が意外に多かった。2~9ユーロ位か。勿論9ユーロ等は塔に登る料金含だが、この細かい支払いが意外と痛い。シティカードは購入すべきです。
- ホテル:2人で朝食付き70ユーロ等(一人5,500円位)が多く、意外と安い。値引きにも対応してくれる。調子に乗って値切ってばかりいたら、エアコンなしとか、景色が悪いとかの部屋にされ嫁さんに怒られる。笑
困っ太くん
相変わらず行き当たりばったりの旅だなあ。しっかり準備すれば無駄な支出が半分くらい抑えられたように見えるぞ。
今回の旅行で良かったこと、工夫したこと
■ホテル
- 私はいつもホテルは現地調達。面倒なのと日本で予約すればそのホテルを探す時間が勿体ないし、Webで出ていた部屋の写真と現実の乖離が嫌だからです。
- 英語だって「Do you have room Tonight?」程度で十分通じる。値切るときは「Discount please!」笑
- バルト3国はホテルは安かったです。
■洗濯
- 今回のような12日間の旅行でも、持ってゆく下着や靴下は4枚程度。毎日洗濯します。シャツもズボンも洗濯してレンタカーの後部座席で干します。
- 下着や靴下は捨ててもいいものを選んで、残り日数を数えて捨ててきます。スーツケースの下着のスペースも馬鹿にできないですから。
■便利GOODS
- 傘:60gしかない折り畳みの傘。鞄に入れていても気にならない重さ。急な雨に対応。
- ウインドブレイカー:こぶし大の袋に入ったウインドブレイカー、船の上など急に寒くても対応できる。
- 衣料袋:100円ショップで買った袋。ファスナーの操作で圧縮できる袋。スーツケースを効率的に使える。
哲太郎
スーツケースはゼロハリの機内持ち込みに拘っていたんですが、嫁さんはでっかいスーツケースを使うので、機内持ち込みが馬鹿らしくなって最近は預けてます。笑
特徴的なバルト3国の食事
ツェペリナイ
- 中にひき肉の入ったジャガイモのお団子。食感はモチモチ。サワークリームで食べました。
- バルト3国はジャガイモが主食だからか、モチモチの触感の食べ物が多い気がした。全体的に美味しい。
シャルティパルシチェイ
- エッて驚くほどのショッキングピンクのスープ。赤色はビーツの色らしい。
- 冷たくて少し酸味があって、暑い日には最高。色は凄いが思いのほか美味しい。
哲太郎
全体的にバルト三国の料理は美味しかったです。モチモチした触感の料理が多く、パンまでもモチモチでした。笑
写真でめぐる哲太郎バルト3国の旅
1.ヘルシンキ乗り換えでヴィルニスへ
- 羽田からフィンランドのヘルシンキ経由でリトアニアのヴィルニスに入国しました。
- ユーロへの入国はヘルシンキで行いヴィルニスではパスポートを見せることなく入国できました。
- ヘルシンキからヴィルニス行きは写真のようなプロペラ機でした。
2.ヴィルニス(リトアニア)
- リトアニアの首都ヴィリニュスは世界遺産に登録され、「北のローマ」「小さなローマ」と呼ばれる美しい街です。
- 迷路のように入り組んでいる旧市街にはゴシック・ルネサンス、バロック様式の建造物が並び、散策が本当に楽しい街でした。
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3.トゥラカイ城
- 本当はレンタカーを借りてから行こうと思っていたトゥラカイ城。ヴィルニス観光が初日で殆ど終わったため2日にバスで行くこととしました。
- バスでだいたい40分位。ただしバスを降りてから城まで約30分は歩く。湖の湖畔を歩くルートと、街中を歩くルートがあります。
- 城の歴史的価値を鑑賞するのはもちろん。リトアニアの自然を堪能する意味でもお勧めです。
4.リトアニア民族博物館
- ヴィルニスでレンタカーを借りてカウナスに向かう。ここは嫁さんの買ったガイドブックに出ていたリトアニア民族博物館。
- 機織りをしていたおじさんに嫁さんのガイドブックを見せると「お袋の写真だ」って、おじさん涙してくれました。
5.杉原千畝記念館(カウナス)
- カウナスに行った目的はもちろん「杉原千畝記念館」です。
- 杉原千畝は第二次世界大戦中、外務省の指示に従わずユダヤ人に命のビザを発行し6000名のユダヤ人を助けた人物です。
- 日本の誇りである杉原千畝の行動をたたえるために訪問して来ました。
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6.クルシュ砂州
- 中学生の頃、ヨーロッパの地図を見ながら、一体この細長い砂州はなんだろうって思ってました。
- 旅行中に地図を見ていてここに行ってみたいと急遽、予定を変更して訪問することとしました。
- 行き方は簡単、携帯電話のグーグルナビに赤矢印の街「ニダ」を入れたら、フェリー乗り場も含めて案内してくれました。
7.ロシアとの国境
- 国境の街「ニダ」のちょっと南はロシアの飛び地「カリーニングラード」。クルシュ砂州は砂地かと思っていたがほとんど森。
- 写真はニダの南、国境を見渡せる砂丘。ここに立ちながら昔中学生の頃、この砂州はなんだろうって思った場所に自分が立っていることに不思議な感覚を覚えました。
8.クライペダ
- クルシュ砂州では宿泊せずに砂州の元の街「クライペダ」に宿泊。写真の建物がホテル、2名で70ユーロ朝食付き。安い。
- そんなに見どころが多い街でもないが、クライペダにも旧市街があり楽しく散策した。港にでっかいフェリーが寄港していた。
9.十字架の丘(シャウレイ郊外)
- バルト3国旅行といえば「十字架の丘」という位、有名な観光名所。何度、ソビエトに破壊されても人々が十字架を建て続けた丘。
- バスで行くとバス停から多少歩くが、レンタカーなら十字架の丘近くの観光センターまで行ける。
- 十字架の丘の印象は凄いの一言。
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10.ルンダーレ宮殿(ラトヴィア)
- バルトのベルサイユといわれ、荘厳な建物と広大な庭園を持つルンダーレ宮殿。
- 2時間近くかけてたくさんの部屋を見学し、疲れたので庭園の見学は有料の汽車で回りました。見どころは多かったです。
11.バウスカ城(ラトヴィア)
- ルンダーレ宮殿見学を終えてリガに向かってレンタカーを走らせていたら突然現れて見学していこうかってことになった城。
- 城の塔の上からゆったりと流れるメーメレ川を見下ろし、穏やかな時間を過ごすことができました。
12.スィグルダ(ラトヴィア)
- ラトヴィアのスイスと呼ばれる街「スィグルダ」。リガに行く前に行ってみようかとやはり思い付きで訪問しました。
- この街で初めてホテルに困った。ホテルは多いがどのホテルも20時過ぎはフロントの人がおらず空いているかも分からない。10件近く回って何とかホテルを確保。
- 写真はスィグルダ城址。この建物の奥は廃墟の様な遺跡が広がっていた。奇麗な街でした。
13.リガ(ラトヴィア)
- バルト海に注ぎ込む川の河口に位置する港町。13世紀に設立され、15世紀までハンザ同盟都市として栄える。19世紀には産業革命で大いに発展しました。
- 交易都市として栄えたリガは、様々な建築様式が見られ、街並みの美しさは「バルトの真珠」と呼ばれるほど。勿論、世界遺産に登録されている。
- 哲太郎、一押し。
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14.リガからタリンへはバス
- リガのバスターミナルからタリンへはバスで移動。バルト3国の移動は本来、バス移動が便利。
- 座席も結構広く、トイレ、充電、Wi-Fiもあり、本当に便利です。
15.タリン(エストニア)
- フィンランド湾に面する3つの国の一つで、フィンランドから湾を挟み約90㎞南に位置する。面積は日本の九州本島の1.23倍。地形は平坦で国土の最高標高は318m。国連の分類では北ヨーロッパの国である。
- 首都タリンは中世ハンザ都市として栄えた港湾都市であり、その旧市街は世界遺産「タリン歴史地区」に指定されている。
- 嫁さん、一押し。
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16.タリンからヘルシンキへはフェリー
- タリンからヘルシンキへはフェリーを利用。これも現地で問題なくチケットゲット。私はViking社を利用。移動2時間半。
- 船の中では土産物屋を見たり、食事をしたりして各々時間を過ごす。2時間半は意外なほど直ぐでした。
17.ヘルシンキ(フィンランド)
- ヘルシンキは帰国便に乗るために行ったが折角なので1日観光。歴史的な建造物が多く立ち並び、大聖堂や駅、政府宮殿など見どころ多いです。
- フィンランド湾に面して、海の青とカラフルな建物のコントラストが美しい都市。北欧の洗練された雑貨のデザインもおしゃれで、お気に入りのGOODSを探すのも楽しかったです。
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18.スオメンリンナ島(フィンランド)
- スオメンリンナ島は6月初旬の今、ライラックや菜の花が満開ということでやはり思い付きで島に渡ります。
- スオメンリンナ島は、ヘルシンキの沖合約2.6kmにある4つの島からなる海洋要塞です。1991年にユネスコ世界遺産の文化遺産に登録されています。
- アクセスは、マーケット広場にある船乗り場からフェリーで約15~20分。花が満開で本当に行って良かった。
バルト3国旅行 まとめ
- ヴィルニス、リガ、タリン、バルト三国の3つの首都に共通して思ったのは旧市街が美しいなあってこと。どこの国でも旧市街がある都市はいくらでもありますが、有名観光施設以外の何でもない通りや街並みが本当に絵になる街でした。
- この旅で不思議に思ったのは、私は美しい教会好き、嫁さんはお城などの遺跡好き。私は廃墟見て何が楽しいのかと思ってしまうが嫁さんは歴史的な背景に魅了されるとのこと。人によって魅せられることが違うんだなあ。
- 現地で色々変更した旅でしたが全体的に見れば本当に良い旅でした。でもレンタカーなど事前にもっと日本で考えて借りれば無駄な出費が無かったなあと感じました。
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