
アンダルシアの古都コルドバってどんな街? 行ったら絶対外せない見所は? 観光に何日必要? 歩いて回れるの?

見どころが多いですが1日で観光できると思いますよ。基本的に歩いて回れます。今回はコルドバの歴史、行き方、行ったら見るべき見どころ7選をご紹介しますね。
コルドバについて
- コルドバ(Córdoba)は8~10世紀までイベリア半島を支配したイスラム王朝の都として繁栄した街、今でもイスラム文化の名残を見ることができます。
- 見どころとしては世界遺産に指定された「コルドバ歴史地区」、イスラム教とキリスト教の文化が融合する聖マリア大聖堂「メスキータ」、花で飾られた家々が並ぶ「旧ユダヤ人街」など、大きな街ではありませんが、歴史を感じる見どころが沢山ある街です。

キリスト教文化、イスラム文化、ユダヤ人文化などいくつもの文化が融合して、ヨーロッパのほかの土地では見られないユニーク文化の街です。
コルドバの歴史
- 古代ローマ時代にはローマ帝国の属州として栄えていたコルドバ。5世紀には西ゴート王国に支配され、6世紀には東ローマ帝国の領土となり、8世紀にはイスラム勢力に征服されたりと争いの絶えない街でした。
- 756年に「後ウマイヤ朝」の首都となった後は、イスラムの都市として繁栄します。その後「レコンキスタ」(キリスト教のイベリア半島の再征服運動)により、イスラム勢力からのコルドバの奪回が成功。
- キリスト教は「メスキータ」をキリスト教の聖堂として改修するなど、コルドバはイスラムとキリスト教が混在した歴史的建造物が残る街として人気が有ります。
哲太郎のスペインドライブ旅行
- マドリード 2泊 マドリード観光
- マドリード近郊の街 トレド、セゴビア観光 各1日
- マドリード → コルドバ 列車で移動 コルドバ観光
- コルドバ → セビリア 列車で移動 セビリア観光
- セビリア → へレスデラフロンテーラ → カディス → アルコスデラフロンテーラ レンタカーで移動
- アルコスデラフロンテーラ → ロンダ → ミハス
- ミハス → マラガ → カピレイラ
- カピレイラ → グラナダ レンタカー返却
- グラナダ → バルセロナ 2泊
コルドバへの行き方
- 電車(AVE):マドリード ー コルドバ 1時間45分 約75ユーロ
- バス:マドリード ー コルドバ 4時間45分 約30ユーロ
- 電車(renfe):グラナダ ー コルドバ 1時間40分 約35ユーロ
- バス:グラナダ ー コルドバ 2時間30分 約20ユーロ
- 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。
コルドバの見どころ 7選

メスキータ
- メスキータは、当初イスラムのモスクとして建造されたが、現在はキリスト教会となっている。そのため、イスラムとキリスト教の文化が融合された、他に類を見ない独特の建築物として人気がある。
- メスキータとはスペイン語でモスクを意味する。
- 住所:Calle del Cardenal Herrero 1, 14003 Cordoba, Espana

元々イスラムのモスクをキリスト教の教会に改築しただけ有って、アーチ上部の赤と白の縞模様がイスラムの面影を感じさせるマヨール礼拝堂など、独特の雰囲気があります。

アルカサル(王宮)
- アルカサルとは国王の住むいわゆる王宮。かつて小国に分かれていたスペインではいろいろな街にあります。コルドバのアルカサルはイスラム文化とキリスト文化が混ざり合う歴史が垣間見れる建物として人気が有ります。
- 住所:Plaza Campo Santo de los Mártires, s/n, 14004 Córdoba,Espana

コロンブスがアメリカ大陸を発見してから出資したイサベル1世とフェルナンド2世夫妻(カトリック両王)の謁見したのがこの王宮だそうですよ。

ローマ橋
- コルドバは街全体が世界遺産に認定されている街。グアダルキビル川に架けられこのローマ橋は古代ローマ時代の繁栄を伝える橋。コルドバの歴史を後世に伝える見どころとして人気がある。
- ローマ橋は14世紀初頭に建てられ、アーチと塔はローマ建築特徴を持ち、当時の工学技術とデザインスタイルを示しています。
- 住所:Roman Bridge Old Town, Cordoba

これが600年移行前に造られた橋だなんて全く信じられません。ただの石橋ではなくその重厚さとアーチの美しさには圧倒させられます。

カラオーラの塔
- カラオーラの塔はローマ橋を守るために造られた塔。現在は、内部をコルドバの歴史に関する展示する博物館として利用されている。
- 住所:Puente Romano s/n Plaza Santa Theresa, Cordoba

塔は博物館ですが展望台という側面もあります。このカラオーラの塔から見るローマ橋、グアダルキビル川の流れが本当に美しかったです。

ビアナ宮殿
- 14世紀に貴族の邸宅として建てられたが、現在は一般公開されている宮殿。内部にはいくつものパティオ(中庭)と庭園があり、多彩なパティオが観光客を楽しませている。
- 住所:Calle de las Rejas de Don Gome, 2, 14001 Cordoba, Espana

お花だらけの中庭が人気のビアナ宮殿です。いくつもの中庭はそれぞれ花々で彩られ異なる顔を見せてくれます。

旧ユダヤ人街
- コルドバの歴史的地区の1つが旧ユダヤ人街。カラフルな建物や綺麗な花を窓や壁に飾った小路など、魅力いっぱいの地区です。
- 住所:Calle del Cardenal Herrero, 30 14003 Cordoba, Espana

ユダヤ人街が面白いのは小径が沢山あって、小径に入るとどの小径も鉢植えの花が壁中に飾ってある。そのそれぞれの小径が違った顔があります。小径を巡るのが楽しい地区です。

シナゴーグ
- 旧ユダヤ人街の中にある「シナゴーグ」は、アンダルシア地方唯一の ユダヤ教寺院。14世紀に建造されたこの寺院は、壁や柱、天井にまで施された繊細で美しい彫刻装飾が見ることができます。
- 住所:Calle de los Judios 20, Cordoba

壁の細かな模様の彫刻が奇麗でした。シナゴークって言うとどうしてもナチスのユダヤ人迫害を思い出してしまい悲しい気持ちになります。

ザフラー宮殿
- 後ウマイヤ朝時代に35年をかけて建設された「ザフラー宮殿」。コルドバから7kmほど郊外にあります。
- 内紛によりヒシャーム2世の時代に破壊され、長らく廃墟となっていましたが、1910年に発掘が開始され、現在はその栄華の面影を見ることができます。
- 住所:Ctra. Palma del Río, km 5.5, 14005 Córdoba

ザフラー宮殿は、イスラム建築と地中海建築が融合した建物。細密な幾何学模様や繊細なアラベスク装飾がイスラム文化の影響を示し、柱やアーチの構造は古代ローマやギリシャ建築にルーツを持つそうです。
コルドバ まとめ
- コルドバの魅力を一言でいうとイスラム文化とキリスト文化の融合。他では見られない建物や装飾が街の至る所で見ることができます。
- 圧巻なのはやはりメスキータ。イスラム文化が色濃く残る内装なのですが立派なkリスト教会。他では見たこともない建物に私も魅了されました。
- 他にもたくさんの見どころが歩いて回れるくらいの街にぎゅっと集まっていて本当に魅力的な街です。
コメント