オルヴィエート! ローマから日帰りで行ける「天空の街」、美しい自然の要塞、歴史、行き方、見どころ8選!

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困っ太くん
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ローマから日帰りで行けるような街で「天空の街」「世界一美しい丘上都市」って呼ばれる街が有るんだって? どんな街? 紹介してくれよ!

哲太郎
哲太郎

オルヴィエートのことですね。高い崖の上にそびえる美しく特異な街です。行き方や歴史、見どころを紹介しますね。

オルヴィエートについて

オルヴィエート市内地図
イタリアの中のオルヴィエート位置
 イタリア
 ウンブリア
大都市テルニ
地震分類zona 3 (sismicità bassa)
気候分類zona D, 1905 GG
人口20,253  人 (2018-01-01)
人口密度72 人/km2
住民呼称orvietani
守護聖人聖ジュゼッペ(San Giuseppe)
祝祭日3月19日
座標北緯42度43分0秒 東経12度6分0秒座標
標高325 (77 – 769) m
面積281.16  km2
  • オルヴィエートは緑のハート=ウンブリア州にあり、『天空の街』『世界一美しい丘上都市』など称賛の例えは尽きない街です。凝灰岩の崖の上にそびえ立つ特徴的な景観、その崖の中央に大きな美しい大聖堂がそびえ立っています。
  • 遠くから見ると自然の地形を生かしたまるで要塞のように見え、近寄りがたい風貌ですが、美しい中世の街並、多数の歴史的な建築物、見どころ沢山の街です。
  • 鉄道でも、自動車でも、この街は遠くからもその姿を見つけることができます。ローマから列車で1時間程度という手軽さなのでちょっと足を延ばしてみるにはお勧めの街です。

オルヴィエートの歴史

  • 高い崖の上に作られた要塞都市。古くからエトルリア人が住んでいたが、紀元前280年ごろにローマ人に攻め落とされ、近隣に逃れた。以来この街を「ウルブス・ウェトゥス (urbs vetus)」(ラテン語で「古い町」の意)と呼んだのが訛ってオルヴィエートと呼ばれるようになったといわれています。
  • オルヴィエートの街は高い崖=自然の城壁に囲まれており、この美しくも特異な風景、古代エトルリア時代には隆盛を誇った歴史、現存するエトルリア、古代ローマ遺跡で考古学上の証拠となるものは数多く、エトルリア文明の最も重要で有名な遺跡の街に数えられています。

オルヴィエートの行き方

  • ローマ、フィレンツェからオルヴィエートへの行き方をご案内します。
  • 電車:ローマテルミニ駅 ー オルヴィエート駅 約1時間半 約10ユーロ
  • バス:ローマ ー オルヴィエート(カエン広場) 約2時間 約10ユーロ
  • 電車:フィレンツェSMN駅 ー オルヴィエート駅 約2時間 約25ユーロ
  • バス:フィレンツェ ー オルヴィエート 約2時間 約15ユーロ
  • 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。

哲太郎のイタリアドライブ旅行ルート

  • 成田 → パリ → ローマ泊
  • ローマ → ナポリ泊
  • ナポリ → ポンペイ → アマルフィ泊
  • アマルフィ → マテーラ → アルベロベッロ泊
  • アルベロベッロ → リミニ → サンマリノ共和国泊
  • サンマリノ → サンレオ → サンジミニャーノ泊
  • サンジミニャーノ → フィレンツェ泊
  • フィレンツェ → ピサ → シエナ泊
  • シエナ → ペルージャ泊
  • ペルージャ → アッシジ → オルヴィエート → ローマ

オルヴィエートの見どころ 8選

サンパトリツィオの井戸

  • 16世紀、ローマ教皇クレメンス7世の指示で、建築家アントニオ・ダ・サンガッロが建築。直径約13m、深さ約62mの井戸で、上り下り二重構造の螺旋階段が作られています。
  • 天空の街と言われる高台の街オルヴィエートがどのように水を確保したか、歴史的かつ芸術的な史跡をぜひ自身の足でお試しください。
  • 住所:Piazza Cahen, 5B, 05018 Orvieto TR, Italy

オルヴィエート大聖堂

  • 13世紀から14世紀にかけて造られた教会。当初はロマネスク様式として建設を始めたが、最終的に美しいゴシック様式の教会として完成しました。
  • 内部には荘厳なサンブリツィオ礼拝堂フラ・アンジェリコやルカ・シニョレリのフレスコ画で飾られています。
  • 住所: Piazza del Duomo, Orvieto

ソリアーノ宮

  • ソリアーノ宮は人気観光名所であるドゥオモの隣に建つ建物。派手なドゥオモと比べると質素な建物ですが見どころ多き建物です。
  • かつて教皇ボニファティウス8世の住居だった建物で、1階が美術館となっており、エミリオ・グレコ作の彫像や絵画などが鑑賞できます。
  • 住所: Piazza del Duomo, Orvieto, Italy

ポポロ宮殿とポポロ広場

  • オルヴィエートの街の中心部にあるポポロ宮殿とその宮殿前の広場がポポロ広場です。
  • ポポロ宮殿は褐色の凝灰岩で造られたロマネスクゴシック様式の建物。以前は執政長官の宮殿だったとの事、入り口のアーチの装飾や外階段が特徴的な建物です。
  • 住所: Piazza del Popolo, 1, 05018 Orvieto TR, Italy

モーロの塔

  • モーロの塔は街で最も高い建造物なので、観光での目印として利用すると便利です。塔には上まで登ることができる螺旋階段があり、塔の頂上からはオルヴィエートの街が一望できます。
  • 塔には大きな鐘があり、現在でも大音量の鐘の音で時間を知らせてくれます。
  • 住所: Corso Cavour, n° 87, 05018 Orvieto TR, Italy

オルヴィエート地下洞窟

  • 高台にあるオリビエートの住民が水や食料を確保するため、約2500年もかけて掘った地下洞窟。
  • 迷路のような地下洞窟には水を組み上げる井戸や、オリーブオイルの製造所、ハトの帰巣本能を利用したコロンバイオ(鳩の飼育所)があります。
  • 住所: Piazza del Duomo, 23, 05018 Orvieto TR, Italy

Rocca Albornoziana要塞

  • 1364年に建てられた標高320mの要塞。内部は現在、整備された公園になっており、高台にあるのでそこからオリヴィエート街並みが一望できます。
  • は断崖の上に作られた天空都市、この公園からは断崖の外の美しい景色まで眺めることができます。
  • 住所:Via Postierla, 301, 05018 Orvieto TR, Italy

Anello della Rupe

  • Anello della Rupeは街を囲む断崖を周遊するトレッキングコース。1時間から1時間半でオリヴィエートの街を1周できます。
  • 第1の入り口マドンナ・デル・ヴェーロ、第3の入り口であるソリアーノ門や、広がるオリーブ畑など飽きさせないトレッキングコースです。
  • 住所:Around the Tufa Rock of Orvieto, Orvieto, Italy

オルヴィエート まとめ

  • 実はオルヴィエートに行ったのはこのドライブ周遊旅行の時ではないのですが、流れ的に紹介したいタイミングなので紹介させてください。笑
  • 車で走っていると「あの街はいったい何だ?」と思えるほど、高い崖の上に大きな街があるのが見える。近づくにつれその迫力は益々増してきて、ワクワクが止まらない
  • 街の見どころの第一は何と言っても「サンパトリツィオの井戸」、こんな高い岩山でどのように水を確保したのかと不思議だったが、こんな深く美しい井戸は納得の迫力。
  • 他にも古代エトルリア時代からの遺跡など歴史的な見どころが沢山。ローマから日帰りで行ける距離にこんな美しくも特異な街があることが嬉しい。

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