困っ太くん
最近、腕時計に興味があるんだ。腕時計といえばジュネーブ。聖地ジュネーブはどんな街か教えてくれよ。
哲太郎
ジュネーブは国際機関の本部が置かれたり、宗教革命の中心地など、歴史的にも、建造物的にも、時計以外も見どころが多い街なんですよ。
ジュネーブについて
国 | スイス |
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州 | ジュネーヴ州 |
基礎自治体 | ジュネーヴ |
面積 | 15.93 km2 |
標高 | 375 m |
人口 | 191,803人 |
人口密度 | 12,094人/km2 |
都市圏 | 約51万人 |
等時帯 | 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) |
夏時間 | 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2) |
- ジュネーブはチューリッヒに次ぐスイス第2の都市。16世紀には宗教改革の中心地として、プロテスタント布教の役割を果たしました。
- 現在の「ジュネーブにはWHO(世界保健機関)をはじめ数多くの国際機関が集中する国際的な都市となっています。
- 古くから精密機器や時計製造などの産業が有名で、時計好きの人には聖地となっています。哲太郎もロレックスは買えないので、ロレックスのセカンドブランドの「TUDOR」を買ってきました。
ジュネーブへの行き方
ジュネーブ直行便はないのでヨーロッパ主要都市経由で行きます。
出発都市 | 出発国 | 空港コード | 飛行時間 | 日本から出発都市 |
パリ | フランス | FRA – GVA | 1時間10分 | 羽田、成田、関西 |
フランクフルト | ドイツ | HEL – GVA | 1時間0分 | 羽田、成田 |
ヘルシンキ | フィンランド | CDG – GVA | 3時間0分 | 羽田、成田 |
アムステルダム | オランダ | AMS – GVA | 1時間0分 | 成田 |
ジュネーブ 時計ブランド5選!
ジュネーブといえば時計好きの聖地。各有名時計ブランドが本店をこの地に置いています。その中で有名な時計ブランドの成り立ちなどを紹介しますね。
- パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)
- アントワーヌ・パテックとフランチシェック・チャペックが1839年に事業を開始。1851年のロンドン万国博覧会で、英国のヴィクトリア女王が同社の懐中時計を購入したことで有名に。
- ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)
- ジャン=マルク・ヴァシュロンが1755年に創業。ナポレオン・ボナパルトやローマ教皇ピウス11世、英国国王エドワード8世などが愛用。
- フランク・ミュラー(FRANCK MULLER)
- 天才時計師フランク・ミュラーによって1991年に設立。アメリカ大統領のジョージ・W・ブッシュ、メドベージェフ元ロシア大統領、エルトン・ジョン、ラッパーの50 Centなどが愛用。
- ロレックス(ROLEX)
- 1905年にドイツ人の時計職人ハンス・ウィルスドルフ、イギリス人のアルフレッド・デイビスがイギリス・ロンドンで創業したウィルスドルフ&デイビスが起源。
- ショパール(Chopard)
- 1860年にルイ・ユリス・ショパールが設立。芸術性や機能性が評価され、ロシア皇帝ニコライ2世も愛用。現在は金細工師をルーツに持つショイフレ家が会社を所有。
旅先で旅の資金を回収しよう!アンティークショップや青空市場でスモセコを探せ!
哲太郎、前に絵画旅行先でアンティークウオッチ買って、ヤフオクで売って旅の資金を回収しているなんて言ってたけどもっと詳しく教えてくれよ。了解です。そんなに大儲けできる訳ではありませんが、どんな時計を探したらいいのかなど詳しく説明しますね。探しているのはずばり「スモセコ」!!
ジュネーブの歴史(Wikipedia抜粋)
- ジュネーヴの歴史は古く、ローマ時代に、ユリウス・カエサルがこの地を占領し、ジュネーヴという名前を与えた。その後、神聖ローマ帝国(ハプスブルク家)の支配を受けたが、1315年のモルガルテンの戦い等の独立運動、1648年のヴェストファーレン条約により独立が認められた。
- 近世にはプロテスタント改革派の拠点となり、1536年にカトリックのサヴォイア公国から独立し、宗教改革(ジュネーヴ革命)が行われた。
- フォンテーヌブローの勅令の後、啓蒙主義の感化を受けた神学が台頭し、市民はシトワイアン(市参事会を牛耳る門閥)とブルジョワ(ユグノー企業家)に分裂していた。ユグノーが多かった時計職人がフランスでの迫害から逃れるためにジュネーブへ移住したことで時計が地場産業となった。
- 1781年ブルジョワと労働者が市民総会で間接民主制を採択した。翌年シトワイアンが保護同盟を結んでいた諸勢力に要請、ジュネーヴを包囲させた。ジュネーヴは降伏してブルジョワが亡命した。フランスへ逃げた者はフランス革命に関与した。
- 1798年にはナポレオン・ボナパルトによりフランスに併合された。ウィーン会議において、スイス連邦に加わった。このころからジュネーヴはスイスの歴史において国際金融市場の司令塔であり続けた。
- 第一次世界大戦と第二次世界大戦中はスイスは中立国であったために両陣営の外交官や亡命者が集まった。1960年代にファンド・オブ・ファンズのバーニー・コーンフェルドがInvestors Overseas Services の本部をジュネーヴに置いた。
ジュネーブ見どころ 10選!
レマン湖と大噴水
- ジュネーブといえば美しい「レマン湖」。その広大な湖に迫力の高さで噴き上がるのが「レマン湖の大噴水」です。
- 毎秒500リットルの水が高さ140メートルまで噴き上がり、圧巻の風景が見られます。ライトアップされた夜の大噴水も美しいです。
ジュネーブ旧市街
- 石畳のオテル・ド・ヴィーユ通りを中心に歴史的建造物が並ぶジュネーブ旧市街。市庁舎、サン・ピエール大聖堂、ルソーの生家、小ギャラリーなど、街の見所が集まり、散策が楽しいエリアです。
- 旧市街の路地は入り組み、雰囲気のある建物や小路が多く、写真映えするスポットが数多くあります。
サン・ピエール大聖堂
- ジュネーブ旧市街の中心に建つ「サン・ピエール大聖堂」。元々12世紀にカトリック教会として建てられ、後にプロテスタントの教会となりました。
- 1536年から30年近く宗教改革の指導者カルヴィン・ルターが在職をしていました。
- 尖塔の最上部は展望台となっていて、ジュネーブの街とレマン湖を一望できる人気のスポットです。
モラ広場
- ジュネーブで買い物のお勧めなのが「モラ広場」。有名なブランドショップや雰囲気のある雑貨屋等が並びます。またカフェやレストランも多く、ジュネーブグルメを楽しむ事ができます。
- モラ広場や周辺のモンブラン橋は夜にはライトアップされ、昼間とは異なる美しい光景が広がります。
イギリス公園
- レマン湖畔にある「イギリス公園」。公園内にある直径4メートルの花時計が有名で、他にも1815年にジュネーブがスイス連邦加入記念して作られた国家記念碑などがあります。
- イギリス公園から湖畔の他の公園、グランジュ公園やオーヴィヴ公園を結ぶ遊歩道の散策も人気です。
宗教改革記念碑
- ジュネーブ大学前のバスチヨン公園内にある「宗教改革記念碑」。当時の権威主義のローマカトリック教会に対し、宗教改革を記念したモニュメントで、ファレル、カルヴァン、ベーズ、ノックスの4人の像です。
- 長さ100メートルもある記念碑は1917年、カルヴァン・ルターの生誕400年を記念して作られ、ジュネーブのシンボルの1つです。
国際連合ヨーロッパ本部
- 高台のアリアナ公園にあり、現在はWHO(世界保険機関)や様々な専門機関や研究所が入ってる「国際連合ヨーロッパ本部」。建物の前に各国の国旗がずらりと並び、圧巻の風景です。
- 国際連合ヨーロッパ本部はガイドツアーによって内部を見学が可能です。見学にはパスポートなど身分証明書が必要です。
アリアナ美術館
- アリアナ公園内の国際連合本部にほど近い場所にある「アリアナ美術館」。欧州最大級の約20000点の陶磁器やガラス製品コレクションを誇ります。
- ドイツのマイセン、日本の伊万里、中国の景徳鎮など世界の陶磁器の逸品が一堂に集められ、息をのむほどの美しさです。
ジュネーブ美術・歴史博物館
- 旧市街のはずれにある「ジュネーブ美術・歴史博物館」。1910年にオープンし、65万点のコレクションを誇る総合博物館で、古代ギリシアやエジプト、ローマの出土品、欧州の宗教絵画や工芸品、スイスの民俗学的資料など様々な展示が楽しめます。
- また美術館ではゴッホやモネ、ルノワールら有名画家のコレクションも見どころの1つです。
パティック フィリップ時計博物館
- 19世紀からスイス・ジュネーブで時計を作り続けて来た老舗メーカー、世界三大時計の1つパテック・フィリップの時計博物館。ちなみにロレックスは三大時計ではありません。
- ジュネーブの経済を支えた時計産業について知ることができる施設で、仕掛け時計、欧州各地で作られた時計、著名人が所有していた時計など、様々な展示がされています。
ジュネーブ まとめ
- ジュネーブの街に着くとまずはレマン湖の青さと大噴水の高さに圧倒されます。私は時計が有名というくらいしか知らないで行ったので、あの宗教革命の中心地だったのかとか、国際機関の多さにも圧倒されました。
- 旧市街の路地が入り組んでいて、雰囲気のある小路が多く、散策するのが楽しい街でした。腕時計好きなので、各有名ブランドの本店に入るのは凄くワクワク。買えないけど見ているだけで楽しかったです。
- スイスアルプス観光は老後にとってありますが、その時はもう一度、ジュネーブに立ち寄ってみたいなあ。
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