
ヨーロッパ旅行に行くなら昔、美術の教科書に載っていたような名画を見たいよ。
どの名画にどこに行ったら見れるのか教えてよ!

美術の教科書に必ず載っていた名画10作品とそれがどこで見れるのか纏めてみました。
フランス、イタリアばかりでなくオランダとかも名画が多いんですよ。
哲太郎の好きな名画10選
- 教科書にはもっと沢山の名画が載っていて10選どころではありませんが、哲太郎が美術の教科書で見た。かつ哲太郎の好きな作品10選を纏めてみました。
- 哲太郎、実は絵画鑑賞が大好きでヨーロッパ旅行に夢中になっているのは、名画を見たいという目的もある。特にフェルメールは死ぬまでに全作品見たいと思っている。
- 今回整理してみて、ドイツには教科書に載るような名がなかったかな。ヒトラーが略奪した名画は元の国に返却されたんだなあなんて思いながら纏めていました。

ヨーロッパの美術館はまじかっていうほどどこかで見たことのある絵で一杯です。昔、美術の教科書で見た絵が目の前にあるとなんだかのノスタルジックな気持ちになります。
ヨーロッパ地図と名画のある国


① 小椅子の聖母 / ラファエロ
- 油彩・カンヴァス 71cm
- ピッティ美術館/イタリア/フィレンツェ
- 幼児キリストを抱きしめる聖母マリアと、2人を敬虔な表情で見つめる幼児洗礼者聖ヨハネが描かれている。
- 聖母には青い服を着せるとか、キリストには光輪を描くとか規制のルールなんてない宗教画というよりカジュアルな生活画。

哲太郎が大好きな作品。聖母というよりカジュアルな服を着た若いお母さん。これを見る為にフィレンツェに行く価値ありです。


② 真珠の耳飾りの少女 / フェルメール
- 油彩・カンヴァス 44.5 cm × 39 cm
- マウリッツハイス美術館/オランダ/ハーグ
- 1881年オークションにてわずか2ギルダー30セント(およそ1万円)でこの絵を購入。
- 現在なら、100億円とも150億円とも。
- 哲太郎はオランダでも見たが、数年前、上野に来たときは2時間並んで見た。
- 昔、教科書には「青いターバンの少女」と載っていた。

日本人が最も好きな絵画の1枚。他のフェルメールとちょっと違って神秘的ですよね。


③ ゲルニカ / ピカソ
- 油彩・カンヴァス 349.3x776.6cm
- レイナ・ソフィア美術センター/スペイン/マドリード
- 1937年、ドイツ空軍によりビスカヤ県の都市ゲルニカが受けた無差別爆撃に抗議して描かれた。
- 幅8m近い大きな作品。それだけにピカソの反戦への強い思いが伝わる一品。

名画なのにプラド美術館に入らなかったのは戦争画ということで避けられたからだそうです。


④ 最後の審判 / ミケランジェロ
- フレスコ画 1370 cm × 1200 cm
- システィーナ礼拝堂/バチカン市国
- イエス・キリストが死者を裁き、向かって左側には天国へと昇天していく人々、右側には地獄へと堕ちていく人々を描写。
- 圧倒される大きさ。何時間も見てられる。

システィーナ礼拝堂の壁一面に5年かけて描かれた大作。中央のキリストが天国に行くもの、地獄に落ちるものを審判している構図。仏教の閻魔大王に影響されたのかな。


⑤ 夜警 / レンブラント
- 油彩・カンヴァス 363x438cm
- アムステルダム国立美術館 オランダ/アムステルダム
- 火縄銃ギルドからの依頼で描かれた作品。
- 革新的一品。個々の肖像を忠実に仕上げるのではなく、全体の筋立てを重視した。
- 「夜警」は絵が薄汚れ暗かったから、後世の人が名付けたとのこと。

火縄銃ギルドからの肖像画依頼だったのに、従来の平等に顔を並べた肖像画でなく不平等なスナップ画のような絵画でクライアントを怒らせたのは有名な話です。


⑥ モナリザ / レオナルド・ダ・ヴィンチ
- ポプラ板 油彩 77 cm × 53 cm
- ルーブル美術館 フランス/パリ
- ルーブル見学のメインイベント。この絵の前だけはいつも大混雑。
- モデルはゲラルディーニ家の出身のリザ・デル・ジョコンドはというのが現在の定説。
- 夫フランチェスコが『モナ・リザ』の制作をダヴィンチに依頼したのは、デル・ジョコンド一家の新居引越と次男アドレアの出産祝いだったと考えられてる 。
- ダビンチが死ぬまで、描き続けたという作品。

ダヴィンチが死ぬまで手元に置いておいた絵画として有名ですね。真筆が2つあるとも3つあるとも言われています。


⑦ 叫び / ムンク
- 油彩 91 cm × 73.5 cm
- オスロ国立美術館 ノルウェー/オスロ
- 5点以上存在する叫びシリーズの1枚。
- 極度なデフォルメタッチで描かれた人物と夕景と不気味な形、遠近法を強調した秀逸な構図の作品。
- 発表した当時は評論家たちに酷評されたが、後に一転、高く評価されるようになった作品。
- 中学生のころは気持ち悪い絵だと思っていたが、実物は意外なほどに綺麗だった。

「叫び」はこの絵で描かれている人物が発しているのではなく、「自然を貫く果てしない叫び」に怖れおののいて耳を塞いでいる姿を描いたものと知って驚きました。


⑧ 最後の晩餐 / レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 壁画 テンペラ 420 cm × 910 cm
- サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 イタリア/ミラノ
- ご存知映画「ダビンチコード」のストーリーの軸となった作品。
- キリストと12使徒による最後の晩餐を題材としたもの、「12使徒の中の一人が私を裏切る」とキリストが予言した時の情景。

ダヴィンチコードから想像すると、保存の効くフレスコ技法ではなく、乾いた漆喰に保存に向かないテンペラ画法で描かれたこと、湿気易い食堂の壁だったこと。ダヴィンチはワザと消えやすい絵画を描いたのではないかと疑ってしまいますよね。



⑨ ヴィーナス誕生 / ボッティチェリ
- キャンバス テンペラ 172.5 cm × 278.5 cm
- ウフィッツィ美術館 イタリア/フィレンツェ
- ギリシア神話で語られている通り、女神ヴィーナスが、海より誕生した様子。
- もっと小さな絵かと思っていたっが意外なほどに大きな作品だった。

カトリックからすると異教的な絵画で、ボッティチェッリの多数の「異教的」作品が焼き尽くされたがメディチ家のお陰で残された名画です。


⑩ ムーランドラギャレットの舞踏会 / ルノアール
- 油彩・カンヴァス 131 cm × 175 cm
- オルセー美術館 フランス/パリ
- パリのモンマルトルにあるダンスホール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」での舞踏会が題材。
- 画中の人物たちは、ルノワールの友人たちがモデルといわれる。
- 35歳で第3回印象派展に出品された作品。

ルノアールの絵画では最も好きな絵の1枚です。スナップ写真のような時間の切り取りが良いですよね。

ヨーロッパの名画 まとめ
- 今回は1つの美術館の代表的な名画について書きました。ルーブル美術館やオルセー美術館なんて、美術の教科書に載っている名画など山のようにあるけど、重複はなしにしました。
- あの絵はどこにあるのなんてリクエストをいただければ調べます。美術書は大量に買い込んであるので大体わかると思います。
- フェルメールの絵だけで、ヨーロッパのどこにあるかなんて調べてみるのも面白そうだ。次回やってみよう。笑


コメント