ロンドンの大英博物館って有名だよな。なんで今までのロンドンの見どころに入ってなかったんだ?
ロンドンには大英博物館の他にもたくさんの博物館や美術館があります。他のみどころと一緒にすると散漫になるのでまとめて紹介しますね。
ロンドンで訪問すべき4つの博物館・美術館
正式名称 | British Museum |
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収蔵作品数 | 800万点以上 |
来館者数 | 1,275,400 (2020) |
開館 | 1753年6月7日 (269年前) |
所在地 | ブルームスベリー グレートラッセル通り |
外部リンク | https://www.britishmuseum.org/ |
- 大航海時代、英国は世界の覇者として世界中のお宝を英国に集めた。もちろん返却したものもあるが大英博物館をはじめロンドンの博物館には今でも世界中の宝が展示されている。
- 今回ご紹介の博物館、美術館は展示物が豊富で本気で回ったら1館あたり1日では足りないかも知れない。少し余裕を持ったスケジュールで訪問ください。
大航海時代イギリスは、1600年にイギリス東インド会社を作り、先駆者であるポルトガルやスペインが独占していたアジア貿易市場を奪い、大英帝国が世界の海に君臨し、世界中の宝を英国に集めたのでした。
大英博物館
大英博物館
- ロンドン屈指の人気博物館。正面のギリシャ様式のファサードをくぐると、ガラス張りの天井から、自然光が降り注ぐノーマン・フォスター卿により設計されたグレートコートが本当に美しいです。
- 入場料は無料というのも嬉しいですが、1日ではとても回り切れないほどの展示物があるので、何を見たいか初めに決めてから入場することをお勧めします。
- 代表的展示物:ロゼッタストーン、エジプト関連、古代ギリシャ関連展示物
- 住所:Great Russell Street, London, WC1B 3DG, United Kingdom
ロゼッタストーン
- 教科書にも載っていた有名な石板。同じ内容が3つの言語で書かれていたことから、エジプトの象形文字解読の手がかりとなり、古代エジプトの謎が次々と解明された有名な石板です。
- ロゼッタストーンはグランドフロアの西側(正面から左側)に展示され、沢山の見学者が取り囲んでいます。
- 大英博物館『ウィキペディア(Wikipedia)』
英語ではThe British Museum、直訳すれば「英国博物館」、ではなぜ大英博物館と日本語に訳されたのか? 明治初期、この博物館が日本に紹介された時、イギリスは世界最強の「大帝国」でした。日本は英国に憧れ英国博物館ではなくて、「大英博物館」と訳されたそうです。
ナショナル ギャラリー
専門分野 | 美術 |
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来館者数 | 6,262,839人(2016年) |
館長 | ニコラス・ペニー |
開館 | 1824年 |
所在地 | トラファルガー広場 |
外部リンク | www.nationalgallery.org.uk |
ナショナル ギャラリー
- トラファルガー広場の北側にある古代ギリシャ神殿の様な建物。レオナルド・ダ・ビンチ、ゴッホ、モネなど、13~20世紀のヨーロッパの一流画家らの手による絵画が数多く展示されています。
- 有料ですが日本語のオーディオガイドを依頼すれば厳選された絵画の解説と共に案内してくれるので便利です。
- 代表的展示物:ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロといったルネサンスを代表する巨匠作品。モネ、ゴッホ、セザンヌなど印象派の作品。
- 住所:Trafalgar Square, London WC2N 5DN United Kingdom
岩窟の聖母(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
- 二人の子供うち、右がイエス、左が洗礼者ヨハネ。実はこの絵は2枚ありもう1枚はパリのルーブル美術館にある。ルーブルのモノはイエスとヨハネが逆でイエスが膝まづいて洗礼者ヨハネに祈っている。
- 結局、書き直しさせられ、イエスとヨハネが逆に配置されたの1枚がこのナショナルギャラリーの作品。
- なぜ岩窟なのか。なぜこうも暗い絵に描いたのか。閉ざされた秘密を示唆してる?実はこのマリアは聖母ではなく、マグダラのマリアで天使ウリエルが指さすのはイエスの子孫を暗示?
- ナショナルギャラリー:『ウィキペディア(Wikipedia)』
凄い大きな美術館という訳ではありませんが展示作品は超一流。レオナルド・ダ・ヴィンチ / ミケランジェロ / ラファエロ / レンブラント /フェルメール/ヴェラスケス / ターナー / セザンヌ / ゴッホ / カラバッチョ / スーラー。さすが大英帝国!圧倒されます。
ヴィクトリア&アルバート博物館
収蔵作品数 | 145のギャラリーに2,278,183点 |
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来館者数 | 3,789,748 (2017) |
開館 | 1852年 (171年前) |
所在地 | ケンジントン・クロムウェル・ロード |
アクセス | サウス・ケンジントン駅 |
外部リンク | www.vam.ac.uk |
ヴィクトリア&アルバート博物館
- 芸術やデザインを専門とし、陶磁器、家具、ガラス細工、宝石、金属細工、写真、彫刻、織物、絵画など、歴史ある伝統的なものからモダンなものまで色々なジャンル400万点を扱う国立博物館。
- 代表的展示物:英国の長い歴史をデザインでたどるファッション関連のコレクションなど。
- 最寄り駅:地下鉄サウスケンジントン駅
- 住所:Cromwell Road, London SW7 2RL, United Kingdom
- ヴィクトリア&アルバート博物館 『ウィキペディア(Wikipedia)』
磁器あり、椅子あり、写真あり、彫刻あり、初めは何だか良く解らない展示だなあって思っていたけど見ているうちにだんだんハマってくる。アール・ヌーヴォーって美しいなあ、また来ようって博物館を出るときは思っていた。
ロンドン自然史博物館
正式名称 | Natural History Museum |
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前身 | 大英自然史博物館(大英博物館分館) |
専門分野 | 自然史(博物学) |
収蔵作品数 | 8,000万点 |
来館者数 | 5,424,000人 (2019年) |
開館 | 1881年 (142年前) |
所在地 | サウス・ケンジントン |
アクセス | サウス・ケンジントン駅最寄り |
外部リンク | Natural History Museum |
ロンドン自然史博物館
- 1881年開館。元々は大英博物館の自然史部門。英国の誇る偉大な自然科学者チャールズ・ダーウィンの像が迎えてくれます。
- 館内は4つのゾーンに分類がされ、一番の人気は恐竜の展示。地質学のゾーンでは地震体験部屋も人気です。
- 住所:Cromwell Rd, London, SW7 5BD, United Kingdom
入館して直ぐの吹き抜けの大ホール「ヒンツェ・ホール」の天井からでっかいシロナガスクジラの骨格標本が訪問者を圧倒する。展示物も豊富、建物も趣がありだんだんの減り込んでしまう。
ロンドンで訪問すべき4つの博物館・美術館 まとめ
- 博物館や美術館の観光は時間管理が本当に難しいですよね。大英博物館の展示物を全部見たいと思ったら1日では絶対無理ですし、ましてはご紹介した4つの博物館・美術館を全部しっかり見ようとしたら何日掛かるか解りません。
- どの博物館・美術館で何をみるか、何時間掛けるかを事前に決めておくことが重要です。そう決めておいても事前に調べていなかったけど皆さんを虜にする展示物が必ず出てきますので時間は予定の1.5倍くらい余裕を持つことをお勧めします。
他にもロンドンには「シャーロックホームズ博物館」「ウインブルドン・テニス博物館」「タワーブリッジ博物館」とかいろいろ博物館があるらしいぜ。
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