困っ太くん
イタリアのトスカーナ地方の人気都市サンジミニャーノという街の歴史や行き方、見どころなどを紹介してくれよ。
哲太郎
ハイ判りました。サンジミニャーノは中世のマンハッタンと呼ばれる塔の街です。中世の街並みとトスカーナの自然が本当に美しい街ですよ。
サンジミジャーノについて
国 | イタリア |
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州 | トスカーナ |
大都市 | シエーナ |
人口 | 7,780 [1] 人 (2017-01-01) |
人口密度 | 56 人/km2 |
住民呼称 | sangimignanesi |
守護聖人 | ジミニャーノ、聖フィーナ |
祝祭日 | 1月31日 |
座標 | 北緯43度28分0秒 東経11度3分0秒 |
標高 | 324 m |
面積 | 138.83 km2 |
- サンジミニャーノはイタリアでも人気のトスカーナの中にも特に高い人気の街です。フィレンツェやシエナからも簡単に行けるので、ぜひ立ち寄って欲しい街です。
- 小さな街に中世の栄華と街並みを残す街として、世界中の旅行客を集めています。高さを競い合った塔、中世の雰囲気を残す街並み、私も3回訪問していますがトスカーナに行ったら必ず立ち寄りたくなる街です。
サンジミニャーノの歴史
- 紀元前のエトルリア時代に起源をもつ由緒ある街は、ローマとヨーロッパ各国を結ぶフランチジェーナ街道の要所にあるため、流通の起点として10世紀~12世紀にかけて最盛期を迎えました。
- サンジミニャーノでは、中世、貴族や地元豪商たちが高さを競って塔を建てました。富の象徴としての高い塔は、最盛期には72本も建っていたと言われています。高層タワーが建ち並ぶ街並みから、「中世のマンハッタン」という別称でも呼ばれています。
- 現在は14本の塔が残っています。最盛期と比べれば少ないですが、街に入るとなぜこんな小さな街にこんなに多くの塔が建っているのかと嬉しくなってきます。また街は最近でこそその価値を見直されているが、一時期は寂れていた為、それが中世の街並みを残すこととなり、返って街の評価を上げることとなりました。
サンジミニャーノの行き方
- フィレンツェからサンジミニャーノへバスで行く方法を案内します。フィレンツェからサンジミニャーノへ行くにはポッジポンジの街でバスの乗り換えが必要です。
- バス:フィレンツェ FIRENZE – Autostazione ー ポッジポンジ POGGIBONSI F.S.(131O-R番*ポッジポンジ→フィレンツェは「131O-A番」です) 時間約50分
- バス:ポッジポンジ POGGIBONSI F.S. ー サンジミニャーノ S.GIMIGNANO(130-A番*サンジミニャーノジ→ポッジポンジは「130-R番」) 時間約20分
- 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。
哲太郎のイタリアドライブ旅行 ルート
- 成田 → パリ → ローマ泊
- ローマ → ナポリ泊
- ナポリ → ポンペイ → アマルフィ泊
- アマルフィ → マテーラ → アルベロベッロ泊
- アルベロベッロ → リミニ → サンマリノ共和国泊
- サンマリノ → サンレオ → サンジミニャーノ泊
- サンジミニャーノ → フィレンツェ
- フィレンツェ → ピサ → シエナ泊
- シエナ → ペルージャ泊
- ペルージャ → ローマ
サンジミニャーノ 見どころ
最盛期72本の塔と世界遺産
- 14本もの塔が立ち並ぶことから、「塔の街」とよばれているサンジミニャーノ。高い塔を建てることが富の象徴とされ、最盛期には72本の塔が建っていたという。
- 1990年に「サンジミニャーノ歴史地区」として世界遺産(文化遺産)に登録された。
ドゥオーモ広場とドゥオーモ
- 13世紀に建設され、ポデスタ宮殿やポポロ宮殿、ドゥオモなど主要な建物に取り囲まれた街の中心的広場です。
- ドゥオーモの見どころはサン・ジミニャーノの聖女・フィーナを祀ったサンタ・フィーナ礼拝堂、ギルランダイオのフレスコ画「聖女フィーナの生涯」といったところでしょうか。
- 住所:Piazza Duomo, 8 53037 San Gimignano
ポポロ宮(市立美術館)
- ドゥオーモ広場に面して建つ「ポポロ宮」。現在は市庁舎であると同時に市立美術館として公開されています。
- 美術館ではサンジミニャーノの歴史に纏わる絵など鑑賞でき、美術館とセットチケットで街で最も高いグロッサの塔に登ることもできます。
- 住所:Piazza Duomo, 8 53037 San Gimignano
グロッサ塔
- ドゥオモ広場にて街で一番の高さを誇る「グロッサの塔」。グロッソとは文字通り「大きい」という意味。
- 1300年に着工し1311年に完成。高さは54メートル、街の塔で唯一、一般に公開されている塔です。
グロッサの塔からの眺め
- グロッサの塔は上まで登ることができ、サンジミニャーノの街は勿論、街の郊外に広がるトスカーナらしい風景が見渡せる場所として人気が有ります。
双子の塔
- ドゥオーモ広場に、二本並んで建っている塔の通称が「双子の塔」。サルヴッチの塔とも呼ばれます。
- グロッサの塔より高い塔を建てることが禁止され、ならば塔を二本建て、合計の高さで1番を獲得したという逸話が知られています。
- 現在は宿泊施設として活用されている様です。
サン ジョバンニ門
- トスカーナ州の町サンジミニャーノの南側にある石造りの城門「サン ジョバンニ門」。
- 13世紀半ばに街を囲む城壁の一部として建造、石の間には矢狭間や石落としがあり、長く街を守り続けています。
- 住所: Via San Giovanni, 125 53037 San Gimignano
チステルナ広場
- 街で人気の三角形の広場で、チステルナとは「井戸や貯水槽」の意味。中央に13世紀に作られた井戸がある。
- 広場を取り囲むたくさんの塔が建ち、広場の床はヘリンボーン状に組まれたレンガが美しいです。
- 住所:Via del Castello, 12 53037 San Gimignano
悪魔の塔
- チステルナ広場にある塔の1つ「悪魔の塔」。塔の壁に入ったヒビが、悪魔が爪で引っ掻いたようだと名付けられました。
- 塔の所有者が旅行中に、この塔はひとりでに高くなったという伝説もあるようです。
サンジミニャーノ まとめ
- イタリアトスカーナ地方をレンタカーで北に走っていると小高い丘の上に高い塔の立ち並ぶサンジミニャーノの街が見えてきます。
- サンジミニャーノの街は中世に繫栄した街が急速に衰えた為、逆に中世の街並みが残る街となり、今では観光客に人気の街となっています。
- 街で最も高いグロッサの塔に登れば、その中世の街並と穏やかな丘が連なるトスカーナの自然が一望できます。
- トスカーナの中でも最も中世の街並みを残す街の1つサンジミニャーノ。トスカナー旅行の際にはぜひ旅先の1つにお加えください。
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