北欧デンマークの首都コペンハーゲンってどんな街？ 人魚姫の銅像くらいしか知らないんだ。どんな街なのか詳しく教えてくれよ。
はい判りました。コペンハーゲンは北欧のパリと言われ、華やかで歴史的建物に溢れる街です。その歴史、見どころなどを整理しますね。
コペンハーゲンについて
| 国 |  デンマーク |
|---|---|
| 地域 | デンマーク首都地域 |
| 市 | コペンハーゲン |
| 市域 | 183.20 km2 |
| 市街地 | 525.50 km2 |
| 都市圏 | 3371.90 km2 |
| 標高 | 91 m |
| 市域人口 | 809,314人 |
| 人口密度 | 4417.65人/km2 |
| 市街地人口 | 1,366,301人 |
| 市街地人口密度 | 2560.54人/km2 |
| 都市圏 | 2,135,634 人 |
| 都市圏人口密度 | 633.38人/km2 |
| 等時帯 | 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) |
| 夏時間 | 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2) |
- 「コペンハーゲン」の名前は「商人の港」を意味するデンマーク語に由来し、元々はKiopman（商人）とHavn（港）を組み合わせた語だったそうです。
- 「北欧のパリ」として人気のデンマークの首都コペンハーゲン。環境を大切にする街は緑であふれ、中世の歴史を感じさせる美しい街並みが広がります。
- 欧州独特の伝統と洗練された北欧デザイン、美しさと華やかさの融合したコペンハーゲンの街並み、歴史、見どころを紹介させていただきます。
またコペンハーゲンは世界一幸福な国としても知られる北欧福祉国家で、その文化は「人と人とのふれあいから生まれる温かな居心地のよい感じ」の意味をもつ『ヒュッゲ（Hygge）』という考え。今、この考えが世界的に注目を集めています。
哲太郎の北欧旅行のルート
- 成田 ー ヘルシンキ経由 ーコペンハーゲン２泊
- コペンハーゲン ー オスロ（夜行列車で移動）２泊
- オスロ ー フロム（ベルゲン行予定を途中で変更）泊
- フロム ー ベルゲン２泊
- ベルゲン ー ストックホルム２泊
- ストックホルム ー ヘルシンキ（夜行フェリーで移動）２泊
- ヘルシンキ ー 成田
フィンランドのヘルシンキと並んで、デンマークのコペンハーゲンは北欧の玄関口ですよね。周遊旅行のスタート都市として選んで良かったです。
コペンハーゲンの歴史
- コペンハーゲンのあるシェラン島周辺は、古代ローマ時代には辺境の地の島とみなされ価値を見出されていなかった。しかし11世紀ごろスヴェン1世とその息子クヌート大王によって良港として見出された。
- 12世紀に司教アブサロンはスロッツホルメン島に城塞を築き、これが都市建設の始まりとされる。15世紀に城塞はロスキレ司教からデンマーク王の所有へ移り、王国の主要都市となっていき、1658年から1659年に、カール10世指揮下のスウェーデン軍に包囲され降伏した。
- 良好な港を持つコペンハーゲンは商業的に成功し、やがて北欧最大の都市として発展してゆく。それゆえ、各国から狙われることとなる。
- 1801年、1807年に、英国遠征軍がコペンハーゲンを砲撃し、旧市街に甚大な被害が出た。第二次世界大戦でもドイツ軍に占領されたコペンハーゲンは1945年5月4日に解放された。
ヨーロッパの大都市は良港などからの交易で発展した街が多いですよね。良港だけに他国からも狙われて、他国の支配が歴史に刻まれるんですね
コペンハーゲンの行き方
- 日本からの直行便について
| 航空会社 | 出発地 | 機材 | 所要時間 | 到着 | 曜日 |
|---|---|---|---|---|---|
| スカンジナビア航空（SK） | 成田 | A340-300 | 約11時間半 | コペンハーゲン | 毎日 |
| スカンジナビア航空（SK） | 東京・羽田 | A350-900 | 約11時間半 | コペンハーゲン | 毎日 |
- 直行便でなければ欧州主要都市経由で幾つも選択可能です。
- コペンハーゲンへの鉄道の行き方
- 電車：フランクフルト ー コペンハーゲン シティナイトライン（夜行） 約12時間
- 電車：アムステルダム ー コペンハーゲン シティナイトライン（夜行） 約15時間
- 電車：ストックホルム ー コペンハーゲン X2000 約５時間
- 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。
フランクフルトやアムステルダムから夜行列車で行けるっていうのは旅人にとってはありがたいな。朝起きたらコペンハーゲンって訳だな。
コペンハーゲンの見どころ
アマリエンボー宮殿
- コペンハーゲンの中心地にあるデンマーク王室女王の住居。広場を囲んで4つのロココ様式の宮殿があり、王室の歴史を見ることができる博物館なども併設されています。
- かつてのデンマーク国王・クリスチャン9世とルイーズ王妃らの部屋がそのまま残されており、王や女王の個性を垣間見ることができます
- 毎日12時には衛兵の交代式が行われます。
- 住所：Amalienborg Slotsplads 5, 1257 København K,
女王の滞在中にはデンマーク近衛兵が、午前11時半にローゼンボー城からコペンハーゲンの通りを通過し、正午にはアマリエンボー宮殿の前で衛兵交代するんですよ。
ローゼンボー城
- 市内中心の王宮庭園内にある17世紀、クリスチャン4世によって建てらたルネッサンス様式の城。美しい庭園、王室の貴重な宝物など、見どころ多いです。
- イッカク牙で飾られた騎士の間の3頭の実物大の銀のライオン、デンマークとスウェーデンの戦いを記念したタペストリーは必見です。
- 住所：Øster Voldgade 4A, 1350 København,
コペンハーゲン中央部に位置し、路線バスで簡単に訪問できます。年間250万人が訪れる観光名所で、人気のある展示は王冠の宝石とデンマークの王笏です。
コペンハーゲン市庁舎
- 市庁舎の見どころは、世界で最も正確なアナログ時計である「世界時計」。時計職人のイェンス・オルセンによって作られ100年で1000分の1秒しか誤差が発生しないそうです。
- 館内を周遊できるガイドツアーもあり、館内の美しい装飾や歴史を見学できます。
- 住所：Rådhuspladsen 1, 1550 København,
コペンハーゲンには、「コペンハーゲン市庁舎の塔の高さを超える建築物を建ててはいけない」という条例があるため、市街地には高層ビルがほとんどないのです。ちょっと裏話。
ニューハウン
- カラフルな建物が印象的なニューハウンは、世界中からの観光客で賑わう、人気のフォトスポットです。
- 運河沿いにはレストランが並び、昼間はジャズの音色が響く明るい雰囲気の中で食事を楽しみ、夜は幻想的でロマンチックな街に変わります。
ニューハウンのカラフルな建物の前の海にウナギが沢山泳いて、私は一人で興奮して見てたのにコペンハーゲンの人は誰一人、気にも留めていないのを覚えています。笑
人魚姫の像
- もしかしたらコペンハーゲンで最も有名な観光スポット「人魚姫の像」。
- 人魚姫はアンデルセンの童話で、人魚が声を犠牲にして陸に上がり初恋の王子に近づくも、最後は泡となってしまう悲しいお話。
- 住所： Langelinie, 2100 København Ø,
世界三大がっかりなど揶揄されていますが、それほどみんなが見たいと思う有名な像です。
ストロイエ
- ストロイエは、街の中心にある全長850メートルの歩行者天国のショッピングエリア。デンマークのお土産探しにお勧めのエリアです。
- ジョージ・ジェンセン、ロイヤル・コペンハーゲン、イルムス・ボリーグスなど、デンマーク発の世界的ブランドの店も並んでいます。
- 住所： Strøget, København, デンマーク
このストロイエは「世界初の歩行者天国」かつ「ヨーロッパ最大の歩行者天国」だそうです。土産物探しならコペンハーゲンでは欠かせないお勧めスポットです。
グルントヴィークス教会
- 20世紀初めに建てられた表現主義様式の教会、モダンなデザインが他に類を見ないと人気。
- 高さは49メートル、奥行き76メートル、開放的な空間に明るい光が入り、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
- 住所：På Bjerget 14B, 2400 København NV,
グルントヴィークス教会のための建築家イェンセン・クリントは多くのデンマークの教会を研究し、さまざまな建築様式を統合したと言われています。モダンなデザインが人気です。
チボリ公園
- 1843年に設立されたチボリ公園は、毎年400万人以上が訪れるデンマークで最も人気のある遊園地。
- 鮮やかなイルミネーションの施された建築物や歴史的建造物、緑豊かな庭園、1914年製の木製のジェットコースターなど、子供から大人まで楽しませてくれます。
- 住所：Vesterbrogade 3, 1630 København V,
夜の華やかなイルミネーションを見て、行ったことないけど「ハウステンボス」ってこんな感じかなあ。古い遊具は浅草の「花やしき」みたいだなって見てました。笑
コペンハーゲン まとめ
- 北欧最大の都市コペンハーゲン。良好な港に恵まれ、商業的に成功し、北欧のパリとまで呼ばれるようになった街です。大きな街ですが1日あれば主要な見どころは見て回れる街です。
- 私もコペンハーゲンに行ったときは人魚姫の像くらいしか観光地を知らなかったが、行ってみて、カラフルな街並などその華やかさと歴史的な建物の多さに驚きました。
- 北欧の街は洗練されたモダンな建物と歴史的な建物が見事に融合されています。散策するのが本当に楽しく、また土産物屋を覗けばセンスの良い日常品に出会えます。
コペンハーゲンは「世界一の自転車都市」と称されるほど自動車の利用が進んでいます。大きな通りには歩道と車道の間に自転車専用レーンがあります。
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