やっぱり行くなら美味しいものが食べたいな。チェコって何が美味しいの? 物価は安いの? レストランで英語は通じるの? 沢山気になる点があると思います。
私も初めての時は心配でした。英語は通じるのかなど。今回は解る範囲でお答えしますね。
哲太郎的 チェコの食べ物
- チェコといえばなんと言ってもビール。安い、美味い、大きい。ビール好きのための国、それがチェコ。日本でも買える有名銘柄から、ローカルビールも沢山あってお店ごとに飲み比べてみるのが本当に楽しい。
- 料理はビールに合う肉料理中心。同じ料理でもこちらも店ごとにアレンジが異なり、食べ比べるもの面白い。
- 英語は観光客が入るようなお店では大体通じます。少なくとも哲太郎よりはプラハの居酒屋のおじさんの方が英語ペラペラです。メニューも英語版を用意している店は多かったです。
- チェコ語のメニューしかない店では、他の人が食べている料理を指さしてあれが食べたいってオーダーしてました。あとはガイドブックの写真を見せてオーダーするものいいですね。
- チェコは共産主義時代には全てのレストランで同じメニューを出すことを強制するような時代もありました。だからこそ21世紀、急速に変化しているのかも知れません。哲太郎も4回行ってますが行くたびに美味しくなっている気がしています。
チェコ発祥のビール プルゼニュ(ピルスナー)
- 日本でビールというとこのピルスナータイプ。世界でも70%前後がこのピルスナーです。
- 実はこのピルスナーってチェコが発祥なのです。
- しかもビールというとドイツってイメージがあるかも知れませんが、消費量もチェコが世界一。
- 将にビール大国ですね。
- しかも安い!写真の1杯が150円位で飲めます。
- ヨーロッパの水は硬水多いのですがチェコ南部は日本と同じ軟水。ビールは軟水が美味いですよね。
- チェコのビールなんて知らない!?
- 最近は日本にも輸入されているので、写真の3銘柄は結構簡単に手に入りますよ。
- ピルスナーウイケル(右):1842年誕生の元祖ピルスナービール。ホップと苦みが絶妙の飲み易さ。
- スタロプラメン(中):1869年誕生。麦芽の甘みとホップの苦みのバランスが至高のビール。
- ブドバー(左):国営醸造所が水にもホップにも拘ったビール。深いコクと爽やかな喉越しが絶品。
ちょっとチェコビールの裏話
- 誰もが知ってるアメリカの代表的ビール「バドワーザー」、これがチェコビール「Budweiser Budvar」の名前をパクったって知ってますか。そう上の「ブドバー」です。
- チェコでは「ブドワイゼル」とか「ブドヴァル」とかも言ってました。
- アメリカが本家ではなく、「米バドワーザー」はパクった側です。商標でずいぶん長く訴訟が続いていましたが、欧州では「米バドワーザー」は「Budweiser」を名乗れない、「Budweiser Budvar」はアメリカでは「Budweiser」を名乗れないで落ち着いた?みたいです。
- 日本でも「Budweiser Budvar」の商標で売って欲しいですね。でも本家「Budweiser」と聞けば「Budvar」を飲んでみたくなりませんか。笑
チェコの郷土料理
- プラハ1で、チェコ料理はあまり美味しくないと書いたのですが、今回、纏めているうちにまた食べたくなってきました。不思議ですよね。
- チェコ料理で検索したらもっとたくさん出てきましたが、哲太郎が食べた料理だけ紹介しますね。
- チェコは内陸で、山も多く、小麦とか蕎麦とか穀物はあまり育たなかったのか、肉料理が中心です。パンもこのクネドーリキのように腹持ち良くして食べます。
- 写真は無料写真で検索して使わせて頂きました。
スヴィチュコヴァー
- 蒸し肉を野菜ソースで煮込んだ料理。蒸し肉に野菜ソースを掛けた料理。お店によってちょっと違うのが面白いです。
- 基本はクネドーリキ(蒸しパン)、すいとんの様な触感の食べ物と一緒に出ます。
ポークナックル
- 豚の膝肉の丸焼き。ほろっとほどける柔らかい肉。マスタードソースをつけて食べます。
- 数人で食べるのがちょうどいいくらいの結構大きいのが出てきます。
ヴェプショヴィー・ジーゼク
- 旧ハプスブルク帝国領内(南ドイツやオーストリアなど)でもよく食べている薄いとんかつ。
- さっとレモンを絞って食べる。サクサクって触感は日本人好みか。
グラーシュ
- 牛肉、玉ねぎ、パプリカのスープ。チェコの定番。
- 日本でいえばビーフシチューでしょうか。お皿でクネドーリキと出されることが多いですが、最近は写真のようなパンに入れて出す店が増えてます。
チェコの食べ物 まとめ
- オーストリアとか、南ドイツとか、ハンガリーとかハプスブルグ家の領地だった地域との料理の共通性とか、歴史を感じながら楽しむのもいいですよね。
- 内陸で山岳部であることから穀物よりも、豚などを育てて食べていたことを郷土料理からも感じました。美味しい不味い以上に、歴史や地域性を考えながら楽しんでください。
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