グラナダ! アンダルシア観光のメイン都市、アルハンブラ宮殿だけじゃない! 行き方は? 見どころ10選

旅のblog
困っ太くん
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アンダルシア観光っていえばアルハンブラ宮殿のあるグラナダを紹介してくれよ。綺麗な宮殿なんだろ?

哲太郎
哲太郎

はい、アルハンブラ宮殿はイスラム文化が色濃く残った美しい宮殿です。でもグラナダはアルハンブラ宮殿だけじゃないんですよ。ちょっと紹介しますね。

グラナダについて

グラナダ市内地図
 アンダルシーア州
 グラナダ県
面積88.02 km²
標高738m
人口239,017 人 (2012年[1]
人口密度2,715.49 人/km²
住民呼称granadino/-a
  • スペインの南部、シエラネバダ山脈の麓に広がるアンダルシア州グラナダ県の県都です。かつてはイスラム教のナスル朝グラナダ王国の首都として栄えました。
  • イスラム建築の最高傑作といわれる壮麗なアルハンブラ宮殿が有名ですが、ほかにも王族の夏の別荘であるヘネラリフェ、中世ムーア人の統治時代のアルバイシン、115mの高さを誇る大聖堂など、世界遺産をはじめとした見どころが数多くあります。
哲太郎
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グラナダのイメージはスペインのギターの名曲「アルハンブラの思い出」をイメージして物悲しいイメージでしたが、結構な都会で賑やかな街でした。笑

グラナダの歴史

  • グラナダの歴史は7世紀からのイスラム教徒の支配に始まり、13世紀にはナスル王朝の都として栄えるが、15世紀、キリスト教徒によるレコンキスタにてイスラムは陥落し、イスラムの歴史は終了した。
  • しかし、イスラム芸術の粋を集めたアルハンブラ宮殿や宮殿の北側の丘に広がるアルバイシン地区に残るイスラム時代の面影が今でもイスラム文化の輝きを留めてる。
  • レキンコスタ後に建てられた巨大なカテドラルなど、イスラム文化とその後の文化が融合しグラナダの作り上げているのが街が見どころ。

哲太郎のスペインドライブ旅行

  1. マドリード 2泊 マドリード観光
  2. マドリード近郊の街 トレド、セゴビア観光 各1日
  3. マドリード → コルドバ泊 列車で移動 コルドバ観光
  4. コルドバ → セビリア泊 列車で移動 セビリア観光
  5. セビリア → へレスデラフロンテーラ → カディス → アルコスデラフロンテーラ泊 レンタカーで移動
  6. アルコスデラフロンテーラ → ロンダ → ミハス泊
  7. ミハス → マラガ → カピレイラ泊
  8. カピレイラ → グラナダ泊 レンタカー返却
  9. グラナダ → バルセロナ 2泊

グラナダへの行き方

  • 空路マドリードから約1時間5分、バルセロナから約1時間25分。グラナダ空港(フェデリコ・ガルシア・ロルカ空港)から市街中心部まで、タクシーで約25分、バスで約45分でアクセス。
  • 鉄道マドリード(アトーチャ駅) ー グラナダ 約4時間30分 1日3〜4本。駅からカテドラル前まではⒷ4・6・9・21番などで約10分(Gran Vía 1グラン・ビア1下車)。
  • バスマドリード(南バスターミナル) ー グラナダ 約5時間 1日15〜18便運行。グラナダバスターミナルからカテドラル前までⒷ3・33番で約15分(Gran Vía 1グラン・ビア1下車)。
  • 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。

グラナダの見どころ 10選

アルハンブラ宮殿

  • グラナダ観光の目玉。イスラム建築の代表格アルハンブラ宮殿。宮殿は軍事施設のある「アルカサバ」、王の居城である「王宮」、王の別荘である「ヘネラリフェ」などが代表的見どころです。
  • ユネスコ世界遺産にも登録されている建物。じっくり見ているとここだけで1日かかります。
  • 住所:Calle Real de la Alhambra, s/n, 18009 Granada
哲太郎
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アルハンブラ宮殿の印象はとにかく壁の彫刻が細かくて美しい事。キリスト教建築の重厚な大理石のそれと違い、イスラム建築は壁や天井に細かな彫刻があり趣き深いです。

ヘネラリフェ

  • 14世紀にナスル朝の夏の別荘として、宮殿に隣接する太陽の丘に建設されました。建物の柱のアーチや壁面にイスラム芸術の超細密彫刻が施されています。
  • 名曲「アルハンブラの思い出」はこの庭の噴水の音を聴いて作られたそうです。(読者Cさんに教えていただきました。ありがとうございます。)
  • 住所:Generalife | Realejo-San Matias, 18009 Granada
哲太郎
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水の確保が難しい小高い丘の上にあるアルハンブラ宮殿ですが、ヘネラリフェの庭の様に噴水を流し続ける贅沢が当時の繁栄を感じられます。

カルロス5世宮殿

  • グラナダにあるカルロス5世とその家族が暮らした宮殿。アルハンブラ宮殿のすぐ隣にあり、イタリアの建築家ペドロ・マチューカが1957年に完成させました。ルネッサンス様式の宮殿で、中央に円形の中庭を備えています。
  • カルロス5世の噴水や裁きの門、アルカサーバ、メスアール宮、ナスル朝の軍事施設、コマレス宮、大使の間、パルタル、ライオンの中庭なども見所です。
  • 住所:Alhambra, Granada
哲太郎
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資金不足や反乱のために建設が中止され、放置されたために天井が崩れてしまうなど、カルロス5世宮殿の建設は多くの困難を経て行われたとのことです。

グラナダ大聖堂

  • 正式名称は「カテドラル サンタ マリア デ ラ エンカナシオン」。高さ115m、幅約67mの荘厳な建物でスペインルネサンス建築の傑作です。
  • 1506年に建設が開始され1687に完成。聖堂内はステンドグラスと黄金の主祭壇が見どころです。
  • 住所:Calle Gran Vía de Colón, 5, 18001 Granada, Spain
哲太郎
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建築に200年近く掛ったため時代とともに流行った色々な建築様式が見られると建築好きな人たちからも評価されています。行った時には建築様式を探してみて下さい。

ヨーロッパの大聖堂に多いゴシック建築! イタリア人からは蔑まれた建築様式って知ってましたか?
哲太郎のブログで教会や大聖堂の紹介で、「ゴシック建築」の美しいステンドグラスとか建築様式を紹介してるじゃん。ゴシック建築ってどんな建築様式なんだ。教えてくれよ。ゴシック建築は高く高くと建物を縦に伸ばしていったのが特徴的です。今回は前後の建築様式との違いや、発達した技術、各国の代表的ゴシック建築などを紹介しますね。

ラ・カルトゥハ修道院

  • スペインで最も荘厳で豪華な装飾と言われる18世紀に建てられたカルトジオ会の修道院
  • 建設に300年近く掛かったため、装飾はゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式が見て取れます。
  • 住所:Monasterio de la Cartuja, Paseo de Cartuja, Granada.
哲太郎
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内装の壁のグテグテな彫刻は如何にもなバロック様式ですね。嫌いじゃないですけどね。

ヨーロッパの宮殿に多いバロック建築! 時の権力者の栄華が反映された建物。曲線の美か、歪んだ真珠か⁉
前回バロック建築を紹介してくれたじゃん。今度はサン・マルコ宮殿やヴェルサイユ宮殿のような建築様式のことを教えてくれよ。バロック建築ですね。歪んだ真珠などと揶揄されますが、その時代の権力者の栄華が最も現れた建築様式だと思います。見分け方や特徴をお教えしますね。

サンニコラス展望台

  • ガイドブック等に載っているアルハンブラ宮殿はここからの風景です。夕日に赤く染まる宮殿がお勧めです。
  • アルバイシン地区にある「サン ニコラス展望台」。歩いても行けますが、新市街からバスも出ています。
  • 住所:Plaza Mirador de San Nicolas, 2, 18010 Granada
哲太郎
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背後に雪を纏ったシエラ・ネバタ山脈を従えたアルハンブラ宮殿は将に絶景です。 これを見るために歩いてこの展望台にやってきました。

アルバイシン地区

  • グラナダ市内にあるイスラムの文化が根付いている地区で、世界遺産にも認定されています。
  • 細い路地なども多く、路地ごとに色々な雰囲気を持っているので散策にお勧めです。
  • 住所:Granada, Spain
哲太郎
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「アルバイシン地区」は、石畳の小径、白壁の家並み、壁に飾られた花や皿などが楽しめる歴史地区です。散策にお勧めのスポットですよ。

サンミゲルアルト教会展望台

  • アルバイシン地区の高台にあるサンミゲルアルト教会。面白いのは教会としてよりも教会前の展望台が有名なこと。
  • グラナダのパノラマの絶景が広がっています。教会を目指す途中には、洞窟住居などもあり途中も飽きさせません。
  • 住所:Calle Patio de la Alberca, 36, 18010 Albaicín, Granada
哲太郎
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この教会まで登るとアルハンブラ宮殿を見下ろせると言われ頑張って登りましたが、見下ろすとまでは行かない気がします。笑

ダール・アル・オッラ宮

  • 11世紀のイスラム・スィリー朝の建物を15世紀のナスル朝時代に改装した建物。美しい天井装飾と漆喰装飾が見どころです。
  • また建物最上階の窓から見るアルハンブラ宮殿、サン・クリストバル教会を望む絶景もお勧めです。
  • 住所:Callejon de las Monjas, s/n, 18008 Granada
哲太郎
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ダール・アル・オッラ宮殿は、ナスル王朝最後の王・ボアブディルの母アイシャが住んでいたことで有名な宮殿だそうです。

ロドリゲス・アコスタ財団のカルメン

  • マウロールの丘に建つ19~20世紀に活躍した画家、ホセ・マリア・ロドリゲス・アコスタによって建設されたロドリゲス・アコスタ財団のカルメンの建物。
  • いろいろな庭や迷路のような地下通路、そしてホセのコレクションを集めた博物館が見どころです。
  • 住所:Callejon Nino del Rollo, 8, 18009 Granada
哲太郎
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グラナダ出身の画家ホセ•マリア•ロドリゲス•アコスタが1916-30に建てたアトリエです。ちょっと変わった建築スタイル、柱や彫刻で独特な空間になっています。

グラナダ まとめ

  • アンダルシア観光のメイン都市グラナダ。観光客にとっては散策の時間割振りが難しい街。どうしてもアルハンブラ宮殿で時間の使い過ぎてしまうが、他にも見て欲しい見どころが多い街。
  • アンダルシアの他の街以上にイスラム文化の栄華を色濃く残り、その美しさに目を奪われる機会も多い。特にアルバイシン地区の散策などは時間を忘れてしまう。
  • 私は1泊2日で観光したがもっとゆっくり周りたかったな。2泊すればよかったなと思った街です。

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