イタリア旅行に行きたいんだけど、そんなに長く会社休めない、行けて3都市かな、ローマ、ミラノ、ベネチア、ナポリ、フィレンツェ、このあたりを抑えたいんだけど、3都市ならどこを抑えるべきなんだろう?
私はローマ、フィレンツェ、ベネチアをお勧めします。その理由とお勧めの街の紹介、またその他の主要都市の紹介もさせて貰いますね。
哲太郎的 結論
- ローマ、フィレンツェ、ベネチアをお勧めします。
- 3都市は高速列車も走っているので効率よく移動できます。また3つの都市は同じイタリアなのに雰囲気が全く違うのも面白いですよ。
私が思う街の印象を書いてみたので参考にどうぞ。「私はこの3都市だと思います」というあくまで私の主観なので皆さんと意見が違ってもお許しください。笑
8日間でお勧め3都市観光 日程イメージ
出発地 | 観光 | 宿泊地 | 備考 | |
1日目 | 日本 | 機内泊 | ||
2日目 | パリ経由 | ヴェネツィア観光 | ヴェネツィア | ヴェネツィア空港着 |
3日目 | ヴェネツィア観光 | ヴェネツィア | ||
4日目 | ヴェネツィア | フィレンツェ観光 | フィレンツェ | フレッチャロッサ(イタリア高速鉄道)で移動 |
5日目 | フィレンツェ観光 | フィレンツェ | ||
6日目 | フィレンツェ | ローマ観光 | ローマ | フレッチャロッサ(イタリア高速鉄道)で移動 |
7日目 | ローマ観光 | ローマ | ||
8日目 | パリ経由 | 日本 |
ローマ ☆☆☆☆☆
- ご存じイタリアの首都ローマ。大きな街なんだけど以外に有名な見どころが集まっていて、メトロやバスでちょっと移動すれば一日でいくつも観光地を回れる。
- 押さえておきたい観光地は、コロッセオ、フォロロマーノ、トレビの泉、パンテオン、スペイン広場、サンタンジェロ城、凱旋門、真実の口、カラカラ浴場、ポポロ広場、ナヴォーナ広場等
- ローマに入れていいのか判らないけど、世界で最も小さな国、カトリックの総本山バチカン市国も外せない。サンピエトロ大聖堂とバチカン博物館だけで1日は取っておきたい。
- スリや置き引きに注意が必要なのもローマ。イタリア人よりもアフリカから来たジプシーの子供は注意が必要。背中のリュックなど勝手に開けてなんでも持っていく。強い口調でNO!!
バチカン市国も含めてローマは本当に見どころが多いです。下記のリンクでは「ローマの休日」のロケ地をベースにローマの見どころ10選をまとめています。
フィレンツェ ☆☆☆☆☆
- 哲太郎がイタリアで最も好きな都市フィレンツェ。イタリア中部に位置して、トスカーナドライブ行くなら基点となる街。花の都といわれる華やかさと芸術的なアカデミックが融合している街。
- 押さえておきたい観光地はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)、ジョットの鐘楼、ウフィツィ美術館、メディチ家礼拝堂、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会、ヴェッキオ宮殿(橋)、シニョリーア広場、アカデミア美術館、プルチェッリーノの噴水(猪の噴水)、サン・マルコ美術館、バルジェッロ国立博物館、ピッティ宮殿、観光名所がぎゅーっと詰まった街です。
- この絵1枚見るためにイタリアに行く価値があると哲太郎が思っているにはラファエロの「小椅子の聖母」。神的に描かれる事の多い聖母にラファエロはラフな服装を着せて可愛いおかあさんって感じで描いている。何時間でも見ていられる1枚。
新市場の前のイノシシの銅像、「鼻を撫でると幸運が訪れる。」「口にコインを入れてそのコインが下の格子に落ちると再びフィレンツェに来られる」と将に幸運の子豚。でもこのイノシシ像、日本にも幾つかあります。私の知っているだけでも「東京駅」、赤ちゃん用品の「ピジョン本社前」、「神戸外国人居留地」。
ベネチア ☆☆☆☆☆
- 世界中に〇〇のベニスって街は沢山あるが絶対唯一無二の街ベネチア。車もバイクも1台も走ってない、移動は徒歩か水上バス。道も入り組んでいて地図を持っていても迷子になる事必至。
- 唯一無二の街は迷子になるのが嬉しい街。細い路地を迷って見つけた広場は自分だけが発見した広場みたいに思えてなんだか嬉しくなる。
- 観光名所はカナルグランデ、サンマルコ寺院、デュカーレ宮殿、リアルト橋、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会、鐘楼、ため息の橋、ムラーノ島、ブラーノ島などなど。
- ゴンドラは乗る価値ありだと思うがちょっと恥ずかしい。浅草で人力車に乗るようなものか。ゴンドラは30分80ユーロとちょっと高い。旅の思い出に!
私のブログで何度も書いているが世界で唯一「迷子になることが楽しい街」。地図を持っていても必ず迷う。その迷った先で見つけた広場や街角が自分だけのヴェネチアを見つけたようで嬉しくなってくる街。
ミラノ ☆☆☆
- ミラノは大都会、他のイタリアの街が中世の街並みを色濃く残しているのに対してミラノは高いビルが立ち並んでいる。
- 観光スポットは大聖堂(ドゥオーモ)、ガッレリア、サンタマリアデッレグラッティエ教会、スフォルツェスコ城、スカラ座、などなど
- ダビンチの「最後の晩餐」は一見の価値あり。映画ダビンチコードで有名なキリストとヨハネ(女性?)の聖杯。ユダに向けられたナイフは近年の修復で見つかった。
- 見どころは多いとは言えないが買い物は楽しい街ミラノ。
ミラノは大都会、大都会の中にいくつか歴史的建物がある感じ。買い物するには最高の街だけど少ない日数の旅で行く必要があるかといわれると微妙かなって思います。
ナポリ ☆☆☆☆
- ゲーテが言ったといわれる「ナポリを見て死ね」。それほど美しい街という意味だろう。
- 観光スポットはドゥオーモ、サンタキアーラ教会、国立考古学博物館、カポディモンテ美術館、サンタルチア港、卵城、スパッカ ナポリ。
- アマルフィ、ソレントやポンペイへ日帰り旅行で行ける。
- ピッツァの本場、マルゲリータピッツァがめちゃ旨かった。海の幸の食材も豊富。食事は何を食べても美味い街、ナポリ。
- ただ治安はあまり良くない。カメラを肩からぶら下げていたら魚屋のおやじに「カメラはバックにしまえ、取られちまうぞ」って怒られた。笑
- レンタカー屋では「ナポリに行くなら、夜間駐車は絶対シャッターのあるガレージに停めてくれ、カーステレオなどが盗られてしまう」と本気で心配していた。
ナポリは嫌いではないです。見どころも多いし街の雰囲気も他の街とはなんだか違う。でも8日間の旅行にナポリを入れると移動効率が悪いのがちょっと難点です。
お勧め3都市から日帰りで行ける話題の街
- もし8日間ではなく、9日間の旅行ができるなら、お勧めの3都市からちょっと飛び出してみてはいかがでしょう。
- 簡単に行ける3都市の近郊の街を上げてみました。
ピサ ☆☆☆ (フィレンツェ近郊都市)
- イタリア共和国トスカーナ州の西部に位置するピサ。「ピサの斜塔 」があまりにも有名ですが、海洋貿易で繁栄したピサには斜塔のほかにも魅力的な歴史的名所が数多くあります。
- フィレンツェから電車の直通便もあり、日帰りでも行ける距離にあるので是非足を延ばしてほしい街です。ただ「ピサの斜塔」を見に行ったら、意外に見どころが多く観光に時間が掛かってしまったなどとなりがちなのでお気を付けください。(哲太郎の経験)笑
フィレンツェから日帰りで行ける街です。でも見どころが多いので時間が足りなくなってしまう街です。
シエナ ☆☆☆ (フィレンツェ近郊都市)
- トスカーナ州のほぼ真ん中あたりに位置し、シエナ県の県庁所在地シエナ。人口約5〜6万人の小さな古都です。郊外には葡萄畑や糸杉などのトスカーナの風景がひろがり、夏にはひまわり畑の黄色が目の前に広がります。
- シエナは丘の上の街ですが一つの丘ではなく、3つの丘の上に街が広がっています。建物はほとんどが煉瓦造り、街全体が「シエナカラー」と言われる赤茶色で彩られています。
- シエナは17の町内会に分かれており、かつては殴り合い乱闘でどの町内会が一番強いかを決めていましたが、今は年2回行われる 「パリオ」という町内会対抗の競馬でその勝負を争っています。
フィレンツェから結構近い街です。それもそのはずかつてはフィレンツェのライバル(むしろ敵国)と言われた街です。扇型のカンポ広場が美しいですよ。
オルヴィエート ☆☆☆ (ローマ近郊都市)
- オルヴィエートは緑のハート=ウンブリア州にあり、『天空の街』『世界一美しい丘上都市』など称賛の例えは尽きない街です。凝灰岩の崖の上にそびえ立つ特徴的な景観、その崖の中央に大きな美しい大聖堂がそびえ立っています。
- 遠くから見ると自然の地形を生かしたまるで要塞のように見え、近寄りがたい風貌ですが、美しい中世の街並、多数の歴史的な建築物、見どころ沢山の街です。
- 鉄道でも、自動車でも、この街は遠くからもその姿を見つけることができます。ローマから列車で1時間程度という手軽さなのでちょっと足を延ばしてみるにはお勧めの街です。
ローマから日帰りで行ける天空の城。見たことがないような大迫力の街。この上に街があるとは思えない岩山の上にオルヴィエートの街があります。螺旋階段で降りて行ける井戸が有名です。
パドヴァ ☆☆☆ (ヴェネツィア近郊都市)
- ヴェネツィアから近く、ヴェネト州の中心に位置するパドヴァは古来から文化と経済の中心地でした。ローマ時代には帝国の重要な拠点発展しました。
- 13~14世紀には自由貿易により栄え、パドヴァ大学、ラジョーネ宮、城壁などが築かれ、スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画を描いたジョット、彫刻家のドナテッロ、画家のマンテーニャもこの時期に活躍しています。
- その他の見どころとしては、イタリアの重要な巡礼地である聖アントニオ聖堂、世界文化遺産にも登録されたヨーロッパ最古の植物園でオルト・ボタニコなどがあります。
ヴェネツィアから30分程度で行ける歴史、文化の深い街。電車で30分程度で行けるにも関わらず、街の雰囲気はヴェネツィアとは全く異なります。
お勧め3都市 まとめ
- 同じイタリアなのに驚くほど雰囲気の異なる3都市です。
- ヴェネツィアは車が入れないので道は細く、迷路のような入り組んだ小路、どこを見ても写真映えする街角、そこに自分がいることが楽しくなります。
- フィレンツェは歴史的建物、世界的な名画が楽しめるだけでなく、革製品、銀製品などフィレンツェでしか買えない1点物が沢山見つかります。散財注意の街です。
- ローマはそのものに圧倒されます。歴史、文化、街並、どれをスゲー!の一言です。すべての道はローマに通じる。ローマを見ずにイタリアを語るべからずって感じでしょうか。笑
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