アンダルシアのロンダって街にはヌエダ橋って高さ100mの石橋があって、凄い迫力だって聞いたんだ。どんな街? 歴史は? 行き方は? 見どころは?
はい、凄い迫力の石橋ですよ。街は歩いても1日あれば十分に回れます。石橋以外にも見どころは多く、旧市街の散策はお勧めです。
ロンダについて
州 | アンダルシーア州 |
---|---|
県 | マラガ県 |
面積 | 481.31 km² |
標高 | 723m |
人口 | 33,978 人 (2018年) |
人口密度 | 71 人/km² |
住民呼称 | rondeño/-a |
- アンダルシア地方の渓谷に佇む断崖絶壁の上の白い街ロンダ。有名なヌエボ橋が見たくて訪れましたが他にも見どころが多くて逆に驚きました。荒々しい崖上に建つこの街は、大自然に守られたまるで要塞です。
- 街の至る所から素晴らしい雄大な山々が見渡せ、感動的な絶景が臨めます。高さ約100mの迫力の石橋、近代闘牛の発祥の闘牛場、迷路のような旧市街、教会の高い塔、世界中から観光客を集める魅力溢れる街です。
ロンダの歴史
- 紀元前6世紀頃に住んでいたケルト人はこの地をアルンダ(Arunda)と呼んでおり、これがロンダという名称の語源となった。紀元前3世紀終わりにはヒスパニアがローマに平定された。5世紀にローマ帝国の衰退が始まり、レキラ王率いるスエビ族が都市を征服し、その後東ローマ帝国が都市を征服した。
- 711年にイスラム教徒がイベリア半島へ侵入した。713年にロンダは戦いらしいことをせずに降伏した。都市はイスン=ランド・オンダ(Izn-Rand Onda、城の都市)と改名され、アルアンダルスのタクルンナ県の中心地となった。
- 1485年5月22日にロンダのイスラム支配は終わった。イスラム時代に建てられた建物の多くが刷新され、メルカディーリョやサン・フランシスコといった郊外定住地へと市街が拡大していった。対して、古いアラブ時代の市街はラ・シウダー(La Ciudad)と呼ばれるようになった。
- 18世紀には近代の闘牛の様式を確立させたフランシスコ・ロメーロが登場し、現在のロンダの顔であるヌエボ橋とロンダ闘牛場が建設された。19世紀から20世紀、ロンダの経済活動は引き続き僻地の経済活動であった。近郊のセラニアには20世紀初頭に鉄道が敷かれて、繁栄の時代を経験した。
哲太郎のスペインドライブ旅行ルート
- マドリード 2泊 マドリード観光
- マドリード近郊の街 トレド、セゴビア観光 各1日
- マドリード → コルドバ泊 列車で移動 コルドバ観光
- コルドバ → セビリア泊 列車で移動 セビリア観光
- セビリア → へレスデラフロンテーラ → カディス → アルコスデラフロンテーラ泊 レンタカーで移動
- アルコスデラフロンテーラ → ロンダ → ミハス泊
- ミハス → マラガ → カピレイラ泊
- カピレイラ → グラナダ泊 レンタカー返却
- グラナダ → バルセロナ 2泊
ロンダの行き方
- 電車:セビリアからもコルドバからも本数が少ないので余りお勧めではありません。
- 例:セビリア ー ロンダ(セビリア発12:50ロンダ着16:10の1本だけ)
- バス:セビリア ー ロンダ(約3時間 往復約20ユーロ)
- コルドバ、グラナダ、カディスなどからもバスがでています。
- 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。
ロンダの見どころ 8選
ヌエボ橋
- ロンダの象徴と言っても過言ではない高さ98メートルのヌエボ橋(新しい橋)。1793年に42年もの工事の末ようやく完成しました。
- 私は橋下までは下りませんでしたが、横から見るだけでもその迫力に圧倒されます。約100mの高さの石橋は目の前にあっても信じられない雰囲気を持っています。
- 住所:Calle Armiñán, s/n, 29400 Ronda, Málaga,
闘牛場
- スペインで最も古い闘牛場のひとつ。136本の石柱、68のアーチが本当に美しい。直径60メートルとスペイン屈指の大きさを誇る闘技場です。
- ロンダ闘牛博物館を併設し、地元ロンダ闘牛士の二大名門、ロメロ家とオルドニェス家の紹介コーナーは見応えありです。
- 住所:Calle Virgen de la Paz, 15, 29400 Ronda, Málaga,
ロンダ旧市街
- アンダルシア地方特有の白壁の建物が続くロンダの旧市街。迷路のような路地をのんびり散策もお勧めです。
- あちこちにイスラム統治時代の名残りが見られ、中世の素朴で美しい街並みを楽しむことができます。
- 住所:Virgen de La Paz/ s/n, Ronda
サンタ・マリア・ラ・マヨール教会
- カトリック両王の指示で1485年より建設を開始、約200年掛けて完成した教会。時間を掛けた為、様々な建築様式が見られる建物です。
- 見どころはルネッサンス様式の聖歌隊席や、バロック様式の悲しみの聖母の祭壇画など、多数あります。
- 住所:de, Calle Mayor, 64, Villamuriel de Cerrato,
レイ・モロ宮殿(ムーア人の王の家)
- 1910年頃に整備された宮殿を囲むテラスは、タイル張りのベンチ、噴水のある池、波型の敷石など、典型的なアンダルシアの雰囲気を持ちます。
- フォレスティエのバラの花壇も観賞可能、また庭からは壮大なパノラマビューを望むことができます。
アラメダ・デ・タホ公園
- ヌエボ橋を背に闘牛場を通り過ぎ、左側に入るとある公園。ここに「バルコン・デル・コニョ」と呼ばれる見晴台が有ります。
- 「コニョ」とはビックリした時の「ワアッ!」という意味。それくらいの絶景が広がるバルデン(バルコニー)という意味の様です。
- 住所:Paseo Blas Infante, 1, 29400 Ronda, Málaga,
サルバティエラ侯爵宮殿
- 18 世紀建築の邸宅。家主はバスコ・マルティン・デ・サルバティエラに祖先を持つ家系。祖先がカトリック両王から与えられたムデハル建築の邸宅の場所に改装し建っている宮殿。
- バロック様式の建物正面、コリント式の二重の二本柱、地元ロンダ特有の鍛造バルコニー、栄華の跡が見て取れる建物です。
アラブ式浴場
- ロンダの旧郊外に位置し、アラブ式水車の水力を利用し、隣接する小川から水を供給していた施設です。
- .最も大きい中央ホールにはレンガと美しい馬蹄形のアーチ、さらにそのアーチがガラスで覆われた天窓を持つ丸天井を支えています。
- 住所:Calle Molino de Alarcón, s/n, 29400 Ronda, Málaga,
ロンダ
- この街の印象は「こんな街見たことない!」。高さ100mの石橋ヌエボ橋が見たくてこの街を訪れたが、見どころが多くて驚いた。
- まず驚いたのは崖の上に造られた街の環境。街中のどこからもパノラマの様な風景が広がる。白い街の旧市街の細い路地も散策が楽しい。闘牛場も、教会も、宮殿も本当に見どころが多く、ワクワクする街でした。
コメント