困っ太くん
サンマリノ共和国ってのがあるけど、イタリアじゃないの? どんな国なのか紹介してくれよ。
哲太郎
はい、サンマリノ共和国は最高の景色が広がる国です。独自の文化も沢山あって何度でも行きたくなる国です。歴史、行き方、見どころを紹介しますね。
サンマリノ共和国について
国 | サンマリノ共和国 |
公用語 | イタリア語 |
---|---|
首都 | サンマリノ市 |
最大の都市 | セラヴァッレ |
面積 | 総計61.2km2(191位) |
人口 | 総計34,000人(192位) |
人口密度 | 563.5人/km2 |
GDP | 合計10億6100万ユーロ(€) 1人あたり60,651ドル |
独立 | 301年9月3日 |
通貨 | ユーロ(€)(EUR) |
時間帯 | UTC+1 (DST:+2) |
- サンマリノ共和国はバチカン市国と同様、イタリアの中に国土を構える独立国家です。イタリア中北部、エミリア・ロマーニャ州のリミニ県とマルケ州のペーザロ・ウルビーノ県との間に位置しています。面積は約61平方kmで、山手線の内側と同じくらいの広さ、世界で5番目に小さい共和制国家とのことです。
- 共和政体を採用する現存国家としては世界最古の国家としても有名。1631年にローマ教皇によって独立を承認されて以来、独自の歴史と文化を育んできたサンマリノ共和国。ここにしかない見どころが多数有りますので、そのいくつかをご紹介します。
サンマリノ共和国の歴史 (Wikipedia抜粋)
- その昔、マリノというキリスト教を信仰する職人が、キリスト教を迫害するローマ皇帝から逃れて、ティターノ山に住み着いたことから始まった。やがて信仰を同じくする人々と共同体を作り、それが国の礎となった。サンマリノは聖マリノが由来。
- サンマリノは、共和政体の現存国家として世界でも最古の歴史を持つ。1631年、ローマ教皇が独立を承認し、世界最古の独立共和国となった。サンマリノは山の中にあり地政学的重要性が低く資源が乏しかったため、現代に至るまで独立を保ち続けた。
- イタリア戦役に勝利して北イタリアを制圧したナポレオン・ボナパルトから、約20キロメートル東のアドリア海沿岸のリミニまで領土を広げることを提案されたが、紛争に巻き込まれる危険性を避けるため断った。
- 19世紀半ばのイタリア統一運動(リソルジメント)でも立役者であるジュゼッペ・ガリバルディをオーストリア帝国から匿ったり、義勇軍を派遣したりして独立国として残った。1862年、統一されたイタリア王国と関税同盟を結ぶ一方、友好善隣条約を結んで近代国家としての主権と独立を獲得し、それ以来イタリアとは密接な関係を維持している。
- 冷戦終結後の1992年には国際連合と国際通貨基金(IMF)に加盟した。
- 2008年には「サンマリノの歴史地区とティターノ山」として、サンマリノ市、ボルゴ・マッジョーレ市などの一部がユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
哲太郎とサンマリノ共和国
- サンマリノ共和国は外貨獲得の為か、切手、コイン、スタンプなど、サンマリノ共和国独自のモノを沢山発行している。
- 実は哲太郎、小学生の時、生まれて初めて買った通信販売が「外国の珍しい三角切手」、お小遣いを2週間くらい貯めて買った記憶がある。
- サンマリノ共和国に初めて来たとき、この切手を見つけて懐かしさで思わず「おおっ」って声が出た。あの切手サンマリノの切手だったんだ。小学生のころからこの国とつながりがあったんだと嬉しくなった。
- でも額面を見たら3枚でも1円しない? 1リラ0.07円として3枚で0.42円、小学生の2週間分の小遣いが1円しない切手の買い物だったのか。ちょっと悔し嬉しい気分だった。笑
サンマリノ共和国の行き方
- 私はこの国に2回訪問、2回ともレンタカーで行きましたが、公共交通機関を使う場合は「リミニ」からバスで行くことがお勧めです。各都市からリミニへの行き方はリミニ編でご確認ください。チケットは運転手から直接買えるようです。
- バス:リミニ(駅前広場) ー サンマリノ 約25分(5ユーロ)
- 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。
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哲太郎のイタリアドライブ旅行 ルート
- 成田 → パリ → ローマ泊
- ローマ → ナポリ泊
- ナポリ → ポンペイ → アマルフィ泊
- アマルフィ → マテーラ → アルベロベッロ泊
- アルベロベッロ → リミニ → サンマリノ共和国泊
- サンマリノ → サンレオ → サンジミジャーノ泊
- サンジミジャーノ → フィレンツェ
- フィレンツェ → ピサ → シエナ泊
- シエナ → ペルージャ泊
- ペルージャ → ローマ
サンマリノ共和国の見どころ
第1砦 ロックグアイタ
- サンマリノ共和国の国旗にも描かれている3つの城砦。まずご紹介するのは、11世紀に建てられ3つの中で1番古い第一の砦「ロックグアイタ」。
- 1975年まで牢獄として使用された建物で、砦の見学ではその牢獄も見ることが可能です。
- 住所:Via Salita alla Rocca, City of San Marino, San Marino
第2砦 チェスタの塔
- 13世紀に建てられた「チェスタの塔」は、ティターノ山頂に建てられ、標高は755mと3つの砦の中で一番高い位置にある砦です。
- 内部は武器博物館になっており、中世の鉄砲や鎧などの武器が展示されています。
- 住所:la cesta San Marino
第3の砦 ロッカモンターレ
- 14世紀に見張り台として建てられた「ロッカモンターレ」、3つの砦の中では一番新しい建物です。
- チェスタの塔から近道しても15分、しかも建物の入り口はなんと地上7メートルの位置にあり、残念ながら内部には入れません。
- 住所:montale San Marino
サンマリノ庁舎
- サンマリノ共和国の政治機能を集めた建物。大きな建物ではありませんが、城のような外観と、内部の数々の調度品や、壁の絵画が素晴らしく人気が有ります。
- 5月~9月には衛兵の交代を見ることができます。
- 住所:Contrada del Pianello, 47890 Città di San Marino,
リベルタ広場の自由の女神
- サンマリノ庁舎の前のリベルタ広場に、1876年から建つ自由の女神。
- サンマリノ共和国発行の2セントコインにもこの自由の女神が描かれています。
- 住所:Contrada del Pianello, 47890 Città di San Marino、
国立博物館
- 19世紀後半には既に博物館として使用されていたという建物。約5000点もの歴史的展示物が公開されています。
- 新石器時代の物から、比較的近代ものまで歴史的な展示物は見応えが有ります。私は数々のメダルやコインに見入っていました。
- 住所:Piazzetta del Titano San Marino
聖マリノ聖堂
- キリスト教迫害を逃れ、この国を創った聖マリノが祀られている聖堂。聖マリノの亡骸がこのバジリカの祭壇の下に安置されています。
- 神殿のような作りのバジリカで、国民の聖マリノへの畏敬を感じられる神聖な建物です。
- 住所:Piazzale Domus Plebis, City of San Marino, San Marino
中世の街並みと遠景
- 歴史的建物以外のこの国の魅力は「現存する中世の街並み」。中世の街並ってのはヨーロッパ中にあるが、長い歴史の中で独立を保ってきたこの国の街並は本物です。
- ティターノ山部分の旧市街だけなら2時間も有れば散策できるので、この街並みと遥か彼方まで見渡せる遠景を楽しんで欲しいと思います。
サンマリノ共和国 まとめ
- この国には2回訪問している。近くに行ったら立ち寄らないのが勿体ないと思えるほど好印象の国だからです。2回とも同じホテルに泊まったがホテル名が思い出せない。笑 広いテラスが有って、中世の街並と眼下に遠くまで広がる風景が感動的だった。
- この国が長く独立国家を保ってきたのが「資源が乏しく占領してもメリットがない」からというのは今回このブログを書くにあたって調べて最大の驚き。
- 小学生の時通信販売で買った「世界の珍しい切手」は実はもう1度買っていて、その時はディズニー切手。それもやっぱりサンマルコの切手だった。この国とは縁があるなあ。笑
- この国では5ユーロでパスポートに入国スタンプを押してくれる。記念になるので押して貰った。通貨はユーロだがユーロコインもこの国独自で出している。
- ティターノ山に張り付くようにある旧市街の中世の街並、3つの塔からはどこまでも続く平野が見渡せる。本当に最高の景色が見れる国。お勧めです!!
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