
リヴィエラを代表する街サンレモって、サンレモ音楽祭の行われる街なんだろ? どんな街なのか教えてくれよ!

花の街とも言われ街中に花が溢れています。自転車を借りて街を走ればイタリアを代表するリゾート地リヴィエラを満喫できますよ。見どころなど紹介しますね。
サンレモについて


- サンレモは、北イタリアのリグリア州の西に位置するリゾート都市。リヴィエラを代表する街です。”花の街” としても知られ、街中で華やかな花売りが見られます。
- ホテルでのんびりしたり、地中海の景色楽しみながら散歩やサイクリングしたり、ゆったりとした時間を過ごしたい街です。
- 旧市街では伝統的なリヴィエラ料理が楽しめ、アール ヌーボー様式の建物の市営カジノもあります。アリストン劇場でショーを鑑賞したり、2 月中旬なら、この劇場でサンレモ音楽祭が開催されます。
- 自転車のレンタルショップが多数あり、自転車で街を散策するのがお勧めです。19kmもあるコルソデッリンペラトリーチェ散歩道を地中海を見ながら走れば、リゾート気分を満喫できます。

サンレモはこの町の守護聖人であるサン・ロモロ(San Romolo)の地元リグリア語の発音を示したものである。サンて付く街はだいたい聖人か、守護聖人ですね。

サンレモ音楽祭の歴史
- 元々、ヨーロッパ中の王族、貴族、富裕層の冬の別荘として繁栄してきたサンレモ。
- サンレモ音楽祭(イタリア語:Festival della canzone italiana)は最初は小規模な音楽祭に過ぎず、第1回(1951年)の出場歌手はわずか3組、1958年の優勝曲「Nel blu dipinto blu(ヴォラーレ)」が、アメリカでミリオン・セラーを記録し、第1回グラミー賞を受賞したことによって、サンレモ音楽祭は一躍世界的に認められた。
- 1960年代に入ってもジリオラ・チンクェッティ、ボビー・ソロ、ウィルマ・ゴイクなどのスターを輩出し、コニー・フランシス、ポール・アンカ、ディオンヌ・ワーウィック、ヤードバーズなどの外国アーチストも出場。

サンレモの行き方
- ミラノからサンレモへの行き方をご案内します。
- 電車:ミラノ ー サンレモ駅 約4時間半 約25ユーロ
- バス:ミラノ ー サンレモ 約3時間半~5時間 約25ユーロ
- 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。

哲太郎のイタリア北ドライブ旅行 ルート
- 南仏ドライブ旅行の流れでサンレモ~ヴェネチアまで旅行しました。フランス編は以前書いたので下記よりご覧ください。

- フランスコートダジュール マントン伯(南フランスの旅)
- マントン ー サンレモ ー ジェノバ泊
- ジェノバ ー ミラノ泊
- ミラノ ー ベローナ ー パドバ泊
- パドバ ー ヴェネチア泊
サンレモの見どころ 8選

コルソデッリンペラトリーチェ散歩道
- 長さ約19kmの歩行者専用道路「コルソデッリンペラトリーチェ」。
- 道路は赤、黒、白の敷石の規則的なパターンで美しく、道脇のヤシの木が南国の雰囲気を出してくれています。

海とヤシの木を見ながら敷石の散歩道を散策。南国リゾートに着た気分になります。歩きながら思ったのは本当に花が多い街だってこと、花壇、窓辺、軒先、花だらけ。

マドンナデッラコスタ教会
- 教会正面のハート形の彫刻が可愛らしいと人気の教会です。その名も「港の聖母様」という名前が付いた聖堂。
- 見晴らしの良い丘の上にあり、教会隣接の公園から美しいサンレモの街が一望できました。
- 住所:Piazzale dell’Assunta 2 Sanremo

ハートは世界中で愛されるマークのようで、観光客が指さしたり、写真を撮っていました。ハートが付いているだけで可愛く見えますね。

Corso Matteotti
- 19世紀以来、街の中心的な場所「コルソマッテオッティ」。サンレモの音楽祭でも賑やかで華やかな祭りの中心的な人気の場所です。
- 通りの東端には「ウォークオブフェイム」があり、初年度から今日までフェスティバルの勝者の名前が書かれた金属板が舗装に設置されています。
- 住所:Corso Matteotti, Sanremo, Italy

サンレモ音楽祭の正式名称はイタリア歌謡祭。ポピュラー音楽の音楽祭。1951年より毎年開催されており、和訳では音楽祭とされているが「歌」が主題のイベントです。

Giardini di Villa Ormond
- 元々スイスのタバコ商人ミシェル・ルイ・オーモンドの所有地でしたが、現在はサンレモ市の庭園として市民に公開されています。
- 四季ごとに色んな花が咲き誇り、市民の憩いの場所にとして人気が有ります。

地元の人と思われる人々が芝生に座ったり、子供を遊ばせたり、のんびり過ごしていました。

Villa Angerer
- 元々はオーストリアの弁護士アンゲラーが20世紀初頭に別荘として建てた美しいアールヌーボーの建物です。
- 壁の花の彫刻、ドラゴンの金属彫刻など、よく見れば見るほど細かな装飾が見つかりずっと見ていられます。
- 住所:

アール・ヌーヴォーとは、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した「新しい芸術」を意味する美術運動。花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴です。

Giardini Di Villa Zirio
- 王室やヨーロッパ中の著名人が冬を過ごす別荘として使われていた建物とその庭園が人気の観光地です。
- 庭園の植物のほとんどは、サンレモと気候の近いオーストラリアから移植された木々草花と言われています。

ヴィラは新古典主義様式で、白い大理石とアルルの石でできています。中央のファサードは、2つの美しい階段でアクセスできる大きなロッジアが特徴です。

Torre Della Ciapela
- かつての街の要塞「トッレデッラチアペラ」。1930年代に取り壊され、見張り塔のみが残されている。
- オスマン帝国艦隊の指揮官ハイレディンバルバロッサが、1544年にサンレモも占領した記念に建てられた塔。

これが名跡なのかと思うようなボロボロな小さな塔ですが、観光客が結構写真撮っていました。

Statua della Vittoria
- 第一次世界大戦を記念して建てられた彫刻家ドメニコセペによる剣を振るう馬に乗った女性の美しいブロンズ像。
- 祭壇の形をした大理石の台座も美しく、側面にはトレントとトリエステの街の碑文が見られます。

地元の人か、観光客か判りませんが十字を切っている人がいました。大戦の鎮魂のための神聖なモニュメントなんですね。
サンレモ まとめ
- 南フランスのドライブ旅行から、そのままイタリアに入り立ち寄った街。街に入るとリヴィエラを代表するリゾート街として南国らしいヤシの木などが街を飾り、ワクワク感が止まらない。
- 花の街と例えられるだけあって、街は花が多く、また花屋や花を売る屋台も多く見かけ、華やかな街だなあと感じました。
- 3つの大きな庭園があり、見たことがない植物を楽しめる。コルソデッリンペラトリーチェ散歩道は歩いたというより入ったという程度だったが、ここから見る地中海はすごく美しく印象に残っている。
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