サンレオ! 宮崎駿「ルパン三世カリオストロの城」のカリオストロ伯爵の幽閉された街 見どころ7選!

旅のblog
銭形警部
銭形警部

くそー、一足遅かったかサンレオめまんまと盗みおって!(ルパン三世「カリオストロの城」エンディングより、ちょっと改)

クラリス
クラリス

いいえ、この街は何も盗らなかったわ、私のために戦ってくださったんです。

銭形警部
銭形警部

サンレオはとんでもないものを盗んでいきました・・・あなたの心です。

クラリス
クラリス

はい

困っ太くん
困っ太くん

なんだこの茶番劇。サンレオの街って「ルパン三世 カロストロの城」に関係あるの? どんな街なのか、歴史や行き方、見どころを紹介してくれよ。

哲太郎
哲太郎

宮崎駿が「ルパン三世 カロストロの城」をこの街をイメージしたとは思いませんが、稀代の詐欺師カリオストロ伯爵をテーマにしたことは間違いないです。色々紹介しますね。

サンレオについて

イタリアの中のサンレオの位置
著作権違反にならないよう哲太郎私物DVD
 イタリア
 エミリア=ロマーニャ
県/大都市 リミニ
人口2,935  人 (2017-01-01)
人口密度55 人/km2
住民の呼称leontini
守護聖人san Leone
祝祭日8月1日
座標北緯43度53分46.88秒 東経12度20分35.99秒座標
標高589 (122 – 787) m
面積53.32 km2
  • 私も大好きなスタジオジブリ宮崎駿の「ルパン三世カリオストロの城」。そのタイトルにもなったカリオストロ伯爵が幽閉されていた街サンレオ(サン・レーオ)。日本では余り有名ではないサンレオですが、素朴な小さい街の魅力と、高台にあるのでアドリア海までが一望できる大パノラマを楽しめる町です。
  • 実際には映画のイメージとは違いますが、映画のタイトルにもなったカリオストロ伯爵ゆかりの街を紹介しますね。

サンレオの歴史

  • 3世紀、古代ローマ人がこの地のフェルトロ山の山頂に城砦を築いた事が始まりとされています。4世紀に、キリスト教迫害から逃げる為、石工師仲間のレオーネとマリーノがこの地にやってきます。マリーノとはサンマリノ共和国を作った聖マリーノ。
  • マリーノはティターノ山(サンマリノ共和国がある山)、レオーネはフェルトロ山を起点にキリスト教の普及活動を始めます。次第にキリスト教はこの一帯に普及し、街にキリスト教を信仰する人々が集まり街が形成されてゆきました。街の創始者としてレオーネの石棺は現在もサンレオの大聖堂に保管されています。
  • サンレオの城砦は16世紀ごろまで街を守る城壁でしたが、1631年からは脱獄不可能な牢獄として使用され、カリオストロ伯爵はこの地で終身刑を受け、1795年に亡くなるまで投獄されます。

カリオストロ伯爵とは

  • カリオストロは医師、錬金術師、山師、など多くの肩書きを持つ稀代の詐欺師。ヨーロッパ中を旅し、多くの偽名を使って各国の社交界に潜り込み、胡散臭い商売を繰り返したという。
  • ロシア宮廷でのスキャンダルや、マリー・アントワネットを巻き込んだ詐欺事件「首飾り事件」(1785年)によって社交界を追われる。
  • 1789年、教皇庁管轄のローマでエジプト・メイソンリーのロッジ(支部)を開いたことで逮捕され、宗教裁判ののち。1791年に終身刑を言い渡され、1795年に獄死

サンレオの行き方

哲太郎 イタリアドライブ旅行 

  1. 成田 → パリ → ローマ泊
  2. ローマ → ナポリ泊
  3. ナポリ → ポンペイ → アマルフィ泊
  4. アマルフィ → マテーラ → アルベロベッロ泊
  5. アルベロベッロ → リミニ → サンマリノ共和国泊
  6. サンマリノ → サンレオ → サンジミジャーノ泊
  7. サンジミジャーノ → フィレンツェ
  8. フィレンツェ → ピサ → シエナ泊
  9. シエナ → ペルージャ泊
  10. ペルージャ → ローマ

サンレオ 見どころ

サンレオ城

  • 標高583メートルのフェルトロ山の切り立った崖の上に建つサンレオ城。トリップアドバイザーの「死ぬまでに訪れたい世界の名城25」にも選出されています。
  • かつて稀代の詐欺師カリオストロ伯爵が投獄されていたことでも有名です。ルパン三世の映画「カリオストロの城」のイメージとは大分異なりますが、宮崎駿がイメージを膨らませた場所と考えると楽しいです。

サンタ・マリア・アッスンタ教会

  • 街の中心の広場横にあるサンタ・マリア・アッスンタ教会。色違いのレンガがモザイクの様で綺麗でした。
  • 4世紀から約500年掛けて改築を繰り返して現在のロマネスク様式の姿になりました。この地域で最古の教会との事です。

メディチェオ邸

  • サンタ・マリア・アッスンタ教会の横に建つメディチェオ邸です。観光案内所が入っているので、街にはいったらまず訪れることをお勧めします。
  • 観光案内所以外にも、美術館として使用され、サンレオの歴史的な美術品などを見ることができます。

ドゥオーモ

  • 12世紀、建設のロマネスク様式の教会。外観は素朴というか飾り気のない教会ですが、内部は特徴的な石造りのアーチが見応えが有ります。

サンレオの塔

  • ドゥオーモ近くの丘の上に立つサンレオの塔、真四角な見張り台と言ったイメージの塔です。
  • 私は下から眺めるだけでしたが登ったという人もいるので、内部公開している時もあるようです。

ロレート聖母教会

  • 1640年に建設された質素なロレート聖母教会。華美な教会に見慣れてくると、このような「おらの村の教会」といった小さな教会も良いなあって思えてくる。

旧市街

  • 旧市街の素朴な街並みを散策するのもサンレオの楽しみの1つです。近郊のリミニやサンマリノ共和国と比べ観光客も少ないので静かに街歩きを楽しむことができます。
  • 質素な建物が多く、イタリアの地方都市の人々の暮らしが垣間見れる散策ができますよ。

サンレオ まとめ

  • 宮崎駿の「ルパン三世カリオストロの城」が大好きな哲太郎。近くにカリオストロ伯爵の終焉の地があると知って行かない訳にはいかないと、急遽サンレオ行きを決めました。
  • 遠くにサンレオが見えて来てこの街の特異の地形に驚いた。ものすごい高さの岩の上に街がある断崖絶壁とはこのような岩山をいうのだろうと思った。
  • 街はそれほど大きくもなく数時間も有れば周れる大きさですが、見どころも多く、また高台からのパノラマビューはいつまでも眺めていられる美しさです。

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