ギリシアのアテネって偉大な哲学者を何人も生んだり、近代オリンピックの発祥の地だったり、凄い街だよな。
約3400年の歴史を持つ世界最古の街で、歴史的な遺跡が街中にあります。それでは歴史なども書きながら、見どころ10選を紹介しますね。
アテネについて
国 | ギリシャ |
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地方 | アッティカ地方 |
県 | 中央アテネ県 |
市 | アテネ |
面積市域 | 38.964 km2 |
面積市街地 | 411.717 km2 |
面積都市圏 | 2,928.717 km2 |
標高 | 70 – 338 m |
人口 | (2011年現在) |
市域 | 655,780人 |
人口密度 | 16,830人/km2 |
市街地 | 3,074,160人 |
市街地人口密度 | 7,462人/km2 |
都市圏 | 3,737,550人 |
都市圏人口密度 | 1,276人/km2 |
アテネはアッティカ中央部の平野に広がりアッティカ盆地と呼ばれます。このアテネの地形は周辺部の山々の影響により、世界でも最も複雑な地形と言われています。
アテネの行き方
- 日本からアテネの直行便はありません。
航空会社 | 路線 | 所要時間 |
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エールフランス(AF) | 成田・羽田・関空→パリ | 12時間33分 |
パリ → アテネ | 3時間15分 | |
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) | 成田・羽田・関空→ロンドン | 12時間30分 |
ロンドン → アテネ | 3時間35分 | |
ルフトハンザ・ドイツ航空(LH) | 羽田・関空→ミュンヘン | 11時間52分 |
ミュンヘン → アテネ | 2時間25分 | |
オーストリア航空(OS) | 成田→ウィーン | 11時間48分 |
ウィーン → アテネ | 2時間15分 | |
カタール航空(QR) | 成田・羽田・関空→ドーハ | 11時間45分 |
ドーハ → アテネ | 4時間55分 | |
エミレーツ航空(EK) | 成田・羽田・関空→ドバイ | 11時間17分 |
ドバイ → アテネ | 5時間35分 |
日本からアテネ直行便はないのか、でも欧州、アジアの主要都市化からアテネ行きが出てるので、選択肢が沢山あって安く行くこともできそうだ。
ギリシア哲学について
- 「哲学(ピロソピア)」および「哲学者(ピロソポス)」という言葉を最初に用いたのはピタゴラスであると言われる。「哲学者」を含めた「知者(ソポス)」は「ソフィスト(ソピステス)」とも呼ばれ、詩人もこれに含まれた。ギリシアの哲人などと形容される。
- 「無知の知」ソクラテス
- 「完全な真実の世界=イデア」プラトン
- 「あらゆる学問の父」アリストテレス
- 「万物は数なり」ピタゴラス
ピタゴラスの裏話:ピタゴラスはなぜか、豆をたいへんに嫌った。そのためピタゴラス教団は、豆を食べない規則を全員に強制した。『ギリシア哲学者列伝』ではピタゴラスは豆畑を通って逃げるより、追っ手に捕まって殺されることを選んでいるそうです 。笑
第一回オリンピックについて(Wikipedia抜粋)
- 1896年アテネオリンピックは、1896年4月6日から4月15日まで、ギリシャのアテネで行われたオリンピック競技大会。近代五輪最初の大会として開催された。
- 少ない競技数の中で自転車があるのが意外。(哲太郎感想)
陸上競技やレスリングってなんとなく第一回オリンピックにもあっただろうなって思うけど、自転車やテニスってホントかなあ。
アテネの歴史(Wikipedia抜粋)
- 前12世紀 – ミケーネ文明を含むエーゲ文明が滅亡。アテネも経済的に衰退する。
- 前508年 – クレイステネスにより民主政が導入される。
- 前479年 – プラタイアにおいてギリシアがペルシアに圧勝(プラタイアの戦い)。ペルシア勢力がギリシアから一掃される。
- 前168年 – ローマがマケドニア王国を滅ぼす。以後ギリシアはローマの支配に服する。
- 395年 – ローマ帝国の東西分裂。なお、アテネは東ローマ帝国に属する。
- 1205年 – 十字軍の騎士によりアテネ公国が建国される。
- 1456年 – アテネ公国がオスマン帝国により滅ぼされ、アテネはオスマン帝国に編入される。
- 1832年 – ギリシア独立戦争を経て、ギリシャ王国がオスマン帝国から独立する。
- 1834年 – ギリシャ王国の首都にアテネが選定される。
- 1896年 – 近代オリンピックの第1回大会が開かれる。
- 2004年 – 夏季オリンピック第28回大会が開催される。
紀元前500年なんて前から民主制が導入されていたんですね。さすがギリシャですよね。
アテネの見どころ 10選
アクロポリス(Acropolis)
- アテネの象徴「アクロポリス」。古代アテネ人が神々の住む場所として神殿を捧げ、数世紀にわたり人々の信仰を集めてきました。
- 高さ約70m、全周約800mの石灰岩の丘の上にあり、街のどこからでも臨むことができます。
- 住所:Dionissiou Areopagitou St., Athens
言わずと知れたアテネの象徴的建物。アクロポリスとは「高いところ、城市」を意味し、防壁で固められた自然の丘に築かれています。
アテネ競技場(Panathenaic Staduim)
- 1896年、第1回近代オリンピック大会が開催された競技場「アテネ競技場 (パナシナイコ・スタジアム)」。
- 元々は紀元前331年のパンアテナイア祭のために建造され、直線距離が長い古代オリンピックの特徴を持つ競技場です。
- 住所:Vas. Konstantinou Ave., Athens
現在の陸上トラックより、凄く細長い競技場です。直線距離を長くして平等に直線で競走したんだろうなあって思いました。
アテネ国立考古学博物館(National Archaeological Museum of Athens)
- ギリシア各地の古代遺跡から出土した遺物を集めた「アテネ国立考古学博物館」。古代ギリシア美術の見逃せないコレクションを持つ、見どころ多い博物館です。
- 有名な「黄金のマスク」や「ボクシングをする子供たち」などの他、先史時代からヘレニズム期、紀元31年までの数多くの考古学遺物を見ることができます。
- 住所:44 Patission St., Athens
このボクシングをする子供たちって良い感じですよね。なんだか現代アートって感じもするんですよね。これが紀元前の壁画って凄いです。
ヘロディス・アッティコス音楽堂(Odeon of Herodes Atticus)
- 幅約35m、32段の観客席に5000人を収容するローマ様式の野外音楽堂「ヘロディス・アッティコス音楽堂」。
- 古代ギリシアの元老院議員ヘロディス・アッティコスが妻を偲んで建てたといわれ、現在も毎年、音楽祭が行われいます。
- 住所:Dionysiou Areopagitou St., Athens
古代ローマは重税というムチと、このような音楽イベントというアメを上手に使って市民を統治してたんですよね。
古代アゴラ(Ancient Agora)
- 中央北西部にある人の集まる所という意味をもつ古代遺跡「古代アゴラ」。
- アクロポリスの麓にあるアゴラは、古代ギリシャ人にとって生活の場所、ファイストス神殿などは見どころも多い遺跡です。
- 住所:24 Adrianou St., Athens
ここは不思議な広場でした。広場に無数の石が転がっている。転がっている石はきっと古代の貴重な建物の一部だったんだろうなあってその無数の石を見てました。笑
フィロパポスの丘(Filopappus Hill)
- アクロポリスの南西にある「フィロパポスの丘」。頂上にアテネの街の発展に大きく貢献した古代ローマ時代の執政官フィロパポスの記念碑が建てられています。
- この丘は、アクロポリスの丘を眺めるには絶好の場所として、またハイキングコースとしても人気なんです。
- 住所:Filopappus, Athens
私が行ったときアクロポリスが入れなくてこの丘からアクロポリスやアテネの街を眺めていました。アクロポリスが目の前に見えて、アテネの街も美しく良い丘でした。
ディオニューソス劇場(Theatre of Dionysus)
- この「ディオニューソス劇場」は、ギリシア最古の劇場で、古代ギリシアの3大詩人アイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデスの悲劇や、アリストファネスの喜劇などが上演されていました。
- ローマ皇帝ネロの時代に約1万7000人もの観衆を収容することができるよう大改築が行われたそうです。
- 住所:Dionissiou Areopagitou & Thrassilou St., Athens
屋外で1万7000人の観客にマイクやスピーカーもない環境で演劇を見せたとすると、なんて凄い演者だったんだろうと思いますね。
リカヴィトスの丘(Lycabettus Hill)
- 海抜277mの岩山「リカヴィトスの丘」。頂上へはケーブルカーまたは徒歩で登ることができます。
- アテネ市街地で最も標高が高い場所で、アテネの街を一望できる人気の観光スポットです。
- 住所:Lycabettus Hill, Athens
あれ私が登った丘はこっちらだったのかなあ。とにかくアテネの街が一望できて美しかったです。
シンタグマ広場 (Syntagma Square)
- 「シンタグマ広場」は、ギリシア憲法が発布された場所であることから、別名「憲法広場」とも呼ばれるアテネ観光の中心となる大広場です。
- 周辺にはホテルやカフェなどが並び、アテネ観光のへそと考えると便利な広場です、
- 住所:Syntagma Sq., Athens
この広場が由緒ある広場だって知ったのは帰国してから。でも市民の憩いの場って感じで良い感じの広場でした。
アクロポリス博物館(Acropolis Museum)
- 「アクロポリス博物館」はアクロポリスやその周辺で発掘された遺物を展示する博物館。
- エレクティオン神殿の「カリアティード」やアテナ・ニケ神殿の「フリーズ」など、アクロポリスの神殿群を飾った彫刻類、歴史的にもとても価値のあるコレクションを鑑賞できます。
- 住所:15 Dionysiou Areopagitou St., Athens
開館が2009年6月なので私が行ったときはまだありませんでした。開館後に訪問した友人からは凄く良かったと聞いたので紹介させていただきました。
アテネ まとめ
- 実はアテネに行ったのはもう20数年前、初めてヨーロッパ旅行したパッケージツアー。印象は昔、社会科の教科書に出てきた人名や遺跡がそこら中にあるってこと。
- まだあまり知識もなくてアクロポリスも廃墟にしか見えなかったけど、何千年も前の建物が今目の前にあるってことに感動したり、ピタゴラスの定理(三平方の定理)ってこの国の人が考えたんだよなって、学生時代を思い出して妙に感慨深くなったりしたことを覚えています。
- 近代的な部分と、遺跡などの歴史的部分が上手く調和した美しい街でした。
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