困っ太くん
映画「ダ・ヴィンチ・コード」を見たんだけど、なんか難しくて良く判らなかった。ちょっと解説してくれよ。マグダラのマリアっていったい何なの？
哲太郎
私も大好きな映画です「ダ・ヴィンチ・コード」。誰もが元娼婦と位置付けていたマグダラのマリアが実はイエスの後継者なのだというのが映画のストーリーの軸。
ダ・ヴィンチ・コードとは
- 『ダ・ヴィンチ・コード』は、2003年に出版されたダン・ブラウン著作の長編推理小説。
- レオナルド・ダヴィンチの作品であるウィトルウィウス的人体図、モナ・リザ、岩窟の聖母マリア、最後の晩餐の謎に始まり、多くの流説を結びつけた内容で世界的に大ヒット。
- 筆者が事実に基づいていると述べた為、多くの研究者による論争が行われている。
- ヨーロッパ旅行はどうしてもキリスト教、教会、宗教絵画などを鑑賞する旅行となる。ダビンチコードは衝撃的だった。単純にぼーっと見ていた「絵画に意味あるのでは？」と思うようになって見るようになった。
- 私の好きな映画「ダビンチコード」について書いてみますが、決してキリスト教やカトリック教会を蔑むものでも、つもりもないことを先に宣言します。
- どう見ても女性にしか見えないヨハネ。本当はこの人はヨハネではなくマグダラのマリアで、マリアとイエスの間のⅤこそが聖杯を意味する。
- すなわちマグダラのマリアとイエスは結婚していて、マグダラのマリアと二人の間に生まれたイエスの子孫こそが聖杯。その秘密と子孫を守るシオン修道会。ダビンチもシオン修道会の総長の一人だった。
- ダビンチの最後の晩餐において、女性にしか見えないヨハネ。不自然なV。フィクションとは知りながら見るたびに本当の話ではないかと思ってしまう映画。
困っ太くん
確かにこの絵の不自然な「V」って何なんだって思うよな。これが聖杯を示唆しているのかあ。またヨハネは女性にしか見えないし、ペトロはヨハネを脅している様だ。
ダ・ヴィンチ・コードのあらすじ
- ハーバード大学の宗教象徴学教授ロバート・ラングドンは講演のためパリのホテルに宿泊していたが、深夜、フランス司法警察中央局のジェローム・コレ警部補の訪問を受ける。
- 同行を請われ、到着したルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが、ダヴィンチのウィトルウィウス的人体図を模した猟奇的な形の死体で発見されたと伝えられる。
- 司法警察は、ソニエール館長と会う約束をしていたラングドンを容疑者として疑い、逮捕するために呼んだのである。
- ソニエール館長の孫娘でフランス警察の暗号解読官ソフィーの助力により、ラングドンはその場を脱する。
- ソフィーは祖父の死の状態を、自らに遺した自分にしか解けない暗号であると考え、ラングドンの潔白に確信を持ち、ラングドンと協力するため彼の逃亡に手を貸す。
- そのことによってソフィーとラングドンは、フランス司法警察に追われる身となってしまう。
- ジャック・ソニエール殺害の犯人とその黒幕らは、かつてソニエールが秘匿したとされる聖杯の秘密を追っていた。そして、その毒牙もまたラングドンたちを狙う。
- ラングドンとソフィーは、聖杯の探求に生涯を捧げる宗教史学者リー・ティービングの助力を得て、司法警察の追及をかわしイギリスへと飛ぶ。
- イエスの聖杯とは何なのか、その聖杯を守るために受け継がれてきたシオン修道会とは？
哲太郎
全部書くとネタバレって叱られそうなのでこの辺で止めときます。NETFLIXなどで見れますので是非見てください。
ダ・ヴィンチ・コード的 仮説
マグダラのマリア
- マグダラのマリアがイエスの妻とするとカトリック教会にとって権威の基盤を脅かす存在だったのか。
- カトリック教会は使徒ペトロの後継者という概念を最大の基盤としており、マグダラのマリアがイエスの真の後継者であれば、カトリック教会の権威を揺るがす。
- カトリック教会はマグダラのマリアを元娼婦だとして、イエスに相応しくない者として位置づけた？
ペトロ
「教会は女が動かしていくはずだったということ？「そのとおり。イエスは男女同権論者の草分けだ。教会の未来をマグダラのマリアの手に委ねるつもりだった。「そしてペテロはそのことで腹を据えかねていたんだ」ラングドンが言い、「最後の晩餐」を指差した。「あそこにペテロがいるよ。ペテロがマグダラのマリヤをどう思っていたかを、ダビンチが熟知していたのがよくわかる」（ダビンチコードより引用）
最後の晩餐のペテロとマグダラのマリア
- ペテロが脅しつけるような様子でマグダラのマリアに迫り、刃の形にした手を首へ突きつけている。（ダビンチコードより引用）
- 後のカトリック教会初代教皇ペトロはマリアの首に刃物を突き付けるようなしぐさで手刀を突き付けている。
- ダビンチはペトロがマリアをどう思っていたかを理解していた！？
岩窟の聖母（第一バージョン）
- ダビンチ作。パリ、ルーブル美術館所蔵
- 二人の子供うち、左がイエス、右が洗礼者ヨハネといわれている。
- イエスが膝まづいて洗礼者ヨハネに祈っている。シオン修道会はイエスよりヨハネを崇拝していた！？
- 結局、この絵は書き直しさせられ、イエスとヨハネが逆に配置された。
- なぜ岩窟なのか。なぜこうも暗い絵に描いたのか。閉ざされた秘密を示唆してる？
- 実はこのマリアは聖母ではなく、マグダラのマリアで天使ウリエルが指さすのはイエスの子孫を暗示？
困っ太くん
ずっとマグダラのマリアは元娼婦でイエスに救われた女性と思い込んできたよ。でもその思い込みがもしかしたらカトリック教会に作られたものだったらなんだか怖いよ。
聖杯（イエスの子孫）を守るシオン修道会の有名総長
| 代 | 総長 | 在位期間 | 紹介 |
| 11 | ボッティチェルリ | 1483-1510 | 画家 |
| 12 | レオナルドダビンチ | 1510-1519 | 画家 |
| 19 | アイザックニュートン | 1691-1727 | 科学者 |
| 24 | ヴィクトルユゴー | 1844-1885 | 作家 |
| 25 | クロードドビュッシー | 1885-1918 | 作曲家 |
| 26 | ジャンコクトー | 1918-1963 | 詩人 |
困っ太くん
ホントかよって思う程のメンバーだな。僕でも知ってる名前ばっかりだよ。
ダ・ヴィンチ・コード まとめ
- ダビンチの「最後の晩餐」を鑑賞すると、ダ・ヴィンチ・コードの示す「マグダラのマリアこそがイエスの後継者」であり、ペトロ率いるカトリック教会に消された悲劇の女性って話が真実ではと思えてくる。
- 書いていてまたダ・ヴィンチ・コードが見たくなってきた。実はDVDも購入したほど大好きな映画。週末また見よう。
- ヨーロッパ旅行好きで、まだこの映画を見ていない方、ぜひ見てください。
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