パリに行ったらダヴィンチの「モナリザ」を見たいんだ。
どこに行ったら見れるのか教えてくれよ。
モナリザはルーブル美術館で見ることができます。パリには昔、美術の教科書で見た絵が沢山あります。絵画の流派など知って行くともっと楽しく見れますよ。
パリ その2
国 | フランス |
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地域圏 (Région) | イル=ド=フランス地域圏 |
県 (département) | パリ(県庁所在地) |
郡 (arrondissement) | 20区役所所在地 |
自治体間連合 | メトロポール・デュ・グラン・パリ |
人口 | 市:2,148,271人 都市圏:12,532,901人 |
人口密度 | 20,382人/km2 |
住民の呼称 | Parisiens |
座標 | 北緯48度51分44秒 東経2度21分04秒座標 |
標高 | 平均:33 m 最低:28 m 最高:131 m |
面積 | 市:105.4 km2 都市圏:17,174km2 (10,540ha) |
- 20世紀初頭、エコール・ド・パリと呼ばれる人たちを中心にパリは世界の芸術の象徴都市でした。
- エコール・ド・パリ(École de Paris)とは、「パリ派」の画家の意味で、1920年代を中心に各地からパリのモンマルトルやモンパルナスに集まった出身国も画風もさまざまな画家たちの総称。
- パリ派と呼ばれる画家たちは自由に、キュビズム、未来派、抽象画、具象画などを発展させ、カフェやギャラリーでその画法の議論を交わし合っていました。
エコール・ド・パリの代表に藤田 嗣治(ふじた つぐはる、1886年 – 1968年)が入っているのは日本人として嬉しいですよね。藤田は、日本生まれのフランスの画家・彫刻家でフランスに帰化。レオナール・フジタと名乗りました。1913年よりフランスのパリで活動、日本画の技法を油彩画に取り入れた独自の裸婦像などは西洋画壇の絶賛を浴びました。
エコール・ド・パリの歴史
- 1928年、パリのある画廊で開催された「エコール・ド・パリ展」が語源だといわれる。「パリ派」とは「流派」「画派」ではない。ピカソとマティスがパリ派の双子のリーダーとされた。
- パリのセーヌ川左岸のモンパルナスの「ラ・リューシュ(蜂の巣)」に集った画家たち。セーヌ河右岸のモンマルトルには、ピカソが住んでいた「バトー・ラヴォワール(洗濯船)」があった。
- 外国人画家の中には、モディリアーニ、シャガール、パスキン、キスリングなど、ユダヤ系の画家が多い点も指摘され、「エコール・ド・ジュイフ(ユダヤ人派)」と揶揄されることもある。
蜂の巣と洗濯船って、私の勝手な想像ですが夜中まで絵画論議を交わしてさぞうるさかったんだろうなって想像つく名前ですよね。パリで一旗揚げることを夢見て世界中から集まった画家たちの論議はさぞ白熱したんだろうなあ。笑
覚えておきたい絵画運動
これから紹介する絵画運動主義は流れがあり、〇〇主義が●●派に影響を与えたなど、横並びにしてはいけないことは理解していますがここでは簡単な紹介として記述させて下さい。
ロマン主義
- ロマン主義の画家たちは遠い過去の歴史ではなく、鋭い感受性をもって同時代の出来事に情熱的に感情移入して描いた。
- 絵画技法としては、色彩の多様性やスピード感、正面性にとらわれない自由な視角が特徴である。
- 代表画家:ウジェーヌ・ドラクロワ、テオドール・ジェリコー
写実主義
- 写実主義の画家たちも、同時代の社会のありのままの現実を描こうとした。現実に生活している労働者や農民、自然の姿を忠実に描いた。
- 代表画家:ジャン・フランソワ・ミレー、ギュスターヴ・クールベ
バルビゾン派
- バルビゾン派は都会にはない自然の美しさに魅せられ、1820年ごろからフォンテーヌブローの森で風景画に専念した画家たち。バルビゾン派という呼称は、彼らの多くが滞在した村の名前に由来する。
- 代表画家:カミーユ・コロー、テオドール・ルソー
キュビズム
- キュビズムは、一つの対象を複数の視点から見たイメージを一枚の絵に集約し表現するという、西洋美術の伝統を打ち破る技法を用いました。絵画の描き方や主題の選び方に大きな影響を与えたとされています。
- 代表画家:パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック
フォーヴィズム
- フォーヴィスム(野獣派)は感覚を重視し、色彩はデッサンや構図に頼らず、芸術家の主観的な感覚を表現するための道具として、自由に使われるべきであるとする。目に映る色彩ではなく、心が感じる色彩を表現した。
- 代表画家:アンリ・マティス、ジョルジュ・ルオー
印象派
- 印象派は、19世紀後半のパリに発した芸術運動、空間と時間による光の質の変化の正確な描写、描く対象の日常性を描いている。
- 名前の由来はクロード・モネの作品『印象・日の出』に由来する。この絵がパリの風刺新聞『ル・シャリヴァリ』に挙げられ、皮肉交じりに「印象派」という新語が生まれた。
- 代表画家:クロード・モネ、エドガー・ドガ、アルフレッド・シスレー
俺はゴッホが好きなんだ。ゴッホは何派なのか教えてくれよ。
印象派に入れる人もいますが一般的には「ポスト印象派」って呼ばれることが多いですよね。パリのゴッホ美術館にはゴッホが日本の浮世絵に影響受けた絵(模写)が沢山ありますよ。
パリ3大美術館について
ルーブル美術館
- 世界三大美術館の1つ。世界最大級の所蔵量を誇る「ルーヴル美術館」。美術の教科書に掲載されるような名作が山のようにあります。
- 全部見ようとすると1週間は掛かると思います。効率的に名作を抑えたい人は入り口で貰うガイドを活用してどこに何があるかを把握して回りましょう。
- チケット売り場が混むので事前予約がお勧めです。
- 公式予約サイト
- 住所:99 Rue de Rivoli, 75001 Paris, France
誰でも知っているような凄い作品が山のようにあります。絵画好きの哲太郎はルーブル美術館に行くためにパリに訪問する価値が十分にあると思っています。ちょっと蘊蓄、ルーブルの語源は諸説あって、「偉大な」を意味するフランス語「L’Œuvre」、「オーク」を意味するフランス語「rouvre」、「狼狩り」と関係するラテン語「lupus」、哲太郎は偉大なだと思います。
オルセー美術館
- 元々蒸気機関車時代に国鉄の駅として作られた建物を使用したジスカール デスタン大統領の発案の美術館。
- 印象派の絵画も多く所持し、印象派の絵は太陽の光の下で描いた作品が多いために、同じような光の環境で鑑賞できるよう工夫しています。
- 現地で当日券を購入する料金:14€
- 公式サイトで予約する料金:16 €
宗教画も多いルーブルよりも作者の名前を知っている絵画が多いオルセーの方が好きという方も多いです。日本人に人気の画家が多いですね。毎週木曜は21:45まで営業、そして18時以降に行けば大人12ユーロという特別割引価格で入れる。比較的空いている。狙い目です。
オランジュリー美術館
- この美術館は、モネの『睡蓮』を展示することを目的に1927年、モネは友人で当時フランスの首相だったクレマンソーによって建設されました。
- 2000年から6年をかけ、自然光が入る特殊ガラスと布を天井に使い、モネが望むような自然光の元で『睡蓮』が鑑賞できるよう改修しました。
- 常設展示されているピカソ、モディリアーニ、ルソー等の名作も素晴らしく、見ごたえのある美術館です。
- 住所:Jardin des Tuileries, Place de la Concorde, 75001 Paris
壁一面というか、楕円の部屋の壁に回り込むように配置されたモネの睡蓮は大迫力。大迫力だけどなんだか落ち着く空間です。
芸術の街 パリ まとめ
- 初めてパリに行ったときの興奮。勿論、歴史ある街並とかもあったけど、昔、美術の教科書で見た名画が今自分の目の前にあるということに感動しました。
- ルーブル美術館でダヴィンチの「モナリザ」の前では30分位は見ていたと思います。ミロのヴィーナス前では腕はどうだったのかなどずっとかんがえていました。笑
- オルセー美術館では知っている画家の名画ばかりで大興奮。ミレー、モネ、ドガ、マネ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホ、特にミレーの「晩鐘」の前では涙でそうでした。
- オランジュリー美術館ではやっぱりモネの「睡蓮」。あんな楕円形の部屋に360°睡蓮が飾られ、真ん中のベンチにいつまでも座って眺めていました。
- いつかパリにいって納得できるまで、美術館巡りしたいなあ。
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