ピサ!斜塔だけじゃない。海洋貿易で繁栄した歴史的見どころ盛沢山。歴史、行き方、見どころ9選!

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困っ太くん
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イタリアのピサの斜塔に行ってみたいんだ。歴史や行き方を紹介してくれよ。

哲太郎
哲太郎

判りました。でもピサは斜塔だけの街じゃないんです。海洋貿易で繁栄した街は歴史的見どころが沢山。勿論、世界遺産です。それでは私の選んだ見どころ9選を紹介しますね。

ピサについて

ピサ市内地図
イタリアの中のピサ
 イタリア
 トスカーナ
大都市 ピサ
人口90,488 人 (2017-01-01)
人口密度488 人/km2
住民呼称pisani
守護聖人聖ライネリウス
祝祭日6月17日
座標北緯43度43分0秒 東経10度24分0秒
標高4 (-1 -16) m
面積185.27  km2
  • イタリア共和国トスカーナ州の西部に位置するピサ。「ピサの斜塔 」があまりにも有名ですが、海洋貿易で繁栄したピサには斜塔のほかにも魅力的な歴史的名所が数多くあります。
  • フィレンツェから電車の直通便もあり、日帰りでも行ける距離にあるので是非足を延ばしてほしい街です。ただ「ピサの斜塔」を見に行ったら、意外に見どころが多く観光に時間が掛かってしまったなどとなりがちなのでお気を付けください。(哲太郎の経験)笑

ピサの歴史

  • かつてピサは海に面し、貿易によって繁栄したイタリア最古の海運国家でした。初めの黄金期は11世紀~13世紀で、アマルフィ共和国、ジェノヴァ共和国、そしてヴェネツィア共和国と並び4大海洋国家に数えられ、またピサの海軍は西地中海で最強であったそうです。イタリアで最も裕福な都市として名を馳せ、ドゥオモ、洗礼堂、鐘楼(斜塔)などが次々と建てられました。
  • その後一時期はジェノヴァに負けて衰退しましたが、メディチ家がピサを統治し、コジモ一世による再開発で第二の黄金期を迎えました。この頃、メディチ家が巨匠ヴァザーリに設計させたのが、今もカヴァリエーリ広場に並ぶ建物です。

ピサの行き方

  • フィレンツェからピサへの行き方をご案内します。
  • 電車:フィレンツェSMN駅 ー Pisa(ピサ)中央駅 約1時間 約10ユーロ
  • バス:フィレンツェSMN駅 ー Pisa(ピサ) 約1時間半 約15ユーロ
  • 注意。特急列車や高速列車(イタリア版新幹線)はピサ駅に停車しません。普通列車や快速列車は停まります。料金は普通列車も快速列車も同じです。
  • 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。

哲太郎のイタリアドライブ旅行 ルート

  1. 成田 → パリ → ローマ泊
  2. ローマ → ナポリ泊
  3. ナポリ → ポンペイ → アマルフィ泊
  4. アマルフィ → マテーラ → アルベロベッロ泊
  5. アルベロベッロ → リミニ → サンマリノ共和国泊
  6. サンマリノ → サンレオ → サンジミニャーノ泊
  7. サンジミニャーノ → フィレンツェ泊
  8. フィレンツェ → ピサ → シエナ泊
  9. シエナ → ペルージャ泊
  10. ペルージャ → ローマ

ピサの見どころ 9選

ピサ大聖堂

  • 11世紀に建築が開始されたロマネスク建築の傑作「ピサ大聖堂」。1987年に大聖堂の立つドゥオーモ広場は世界遺産に登録されました。大聖堂のドームの内側に描かれたモザイク画は必見です。
  • ガリレオはこの大聖堂の天井から吊り下げられたランプが揺れる様子を見て「振り子の法則」を発見したと言われています。
  • 住所:Piazza del Duomo, 56126

ピサの斜塔

  • ピサの街を知らなくても「ピサの斜塔」は誰もが知っているこの街の象徴的建物です。なぜ斜塔になったかというと建築中に地盤が傾いたが当時の測量士がそのまま建てても倒れないと判断し、そのまま建てられたとの事。
  • 17世紀、ガリレオの「落下の法則」もこの塔から大小2つの金属玉を落とし発見したそうです。
  • 住所:Piazza del Duomo, 56126

洗礼堂

  • 8面の屋根の部分クーポラは素焼きの瓦で覆われ、外壁は繊細な装飾が施された「洗礼堂」。まるで帽子をかぶったような姿が可愛らしく人気です。
  • 12世紀半ばから200年以上かけて建築。宗教画や繊細な彫刻で飾られた内装は必見です。
  • 住所:Piazza del Duomo, 23, 56126

カンポサント

  • 1277年に完成した「カンポサント」。現存するキリスト教墓地としては最古の墓地だそうです。著名な学者、聖職者、1500年代にピサを治めたメディチ家の人々などが埋葬されています。
  • 内部に飾られた「最後の審判」や「地獄」など「生と死をテーマに描かれたフレスコ画」の数々は惹きこまれる様な描写です。
  • 住所:Piazza del Duomo, 17, 56126

ピサの城壁

  • ピサはローマ時代から海運で繁栄し、10世紀後半には海軍さえ擁していました。敵対する勢力から街を守るため高い「ピサの城壁」でぐるりと取り囲まれています。
  • 城壁に登れるところもあり、城壁の上から見下ろす街は路上から見るそれとは違った風景を見せてくれます。

カヴァリエーリ広場

  • かつてはピサの政治の中心地だった「カヴァリエーリ広場」。16世紀に建築家であるジョルジョ・ヴァザーリが再設計したルネサンス様式の美しい広場です。
  • 広場に面してサント ステーファノ騎士教会、カロヴァーナ宮、時計塔などピサの歴史的建造物に囲まれた広場です。
  • 住所:Piazza dei Cavalieri, 7, 56126

サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会

  • 街を流れるアルノ川南岸に建つ小さな建物「サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会」
  • 14世紀、元々祈祷所だった建物を改修した教会です。小さいながら真っ白な大理石、いくつもの尖塔を持つ可愛らしい外観で人気があります。
  • 住所:Lungarno Gambacorti, 56125

旧王宮博物館

  • アルノ川沿いにある「旧王宮博物館」は、ピサ王宮の歴史やメディチ家に関する物が展示されている博物館です。
  • メディチ家当主の肖像画や著名な絵画が展示されており、中でもラファエロの「絞首刑の奇跡」は人気です。
  • 住所:46, Lungarno Antonio Pacinotti, 56126 Pisa PI,

サン・マッテオ国立美術館

  • 「サン・マッテオ国立美術館」はアルノ川沿いにあり、修道院だった建物を使用しています。
  • ギルランダイオの聖会話やマザッチョの聖パオロなど、宗教画や彫刻など数多く展示されています。
  • 住所:Piazza San Matteo In Soarta, 2, 56127 Pisa PI,

ピサ まとめ

  • 「ちょっとピサの斜塔でも見てこようか」って軽い感じで向かったピサの街。大聖堂や洗礼堂位は世界遺産で調べていたので多少知ってはいたが、それ以外に見どころがこんなに多いとは知らなかった。お陰でその日泊まる街シエナには深夜になっってしまった。
  • 斜塔はくるくると名部の螺旋階段を登るのだが、傾いているので螺旋階段の中でも並行感覚がなくなり変な気分になる。あの感覚を試すだけでも斜塔上りはお勧め。笑
  • 大聖堂や洗礼堂は青い芝生のドゥオーモ広場に真っ白な荘厳の建物で本当に美しい。白が映えて大きく迫力ある建物に感じる。
  • アルノ川沿いに歩いてみるのもお勧め。この街はかつて本当に栄えていたんだなと思える栄華の名残が街のあちこちに感じられる。時間が足りなくなる街、それがピサ。

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