悩み人
ロードバイク買おうと思っているんだけど、GIANTってどうかな? 歴史は? 価格は? 安いイメージあるけど安物買いの銭失いに成りかねないのかな?
哲太郎
私もGIANTに少し安物のイメージがありました。
でも今回の纏めで考えを改めましたのでご確認ください。
GIANTについて
- 哲太郎の昔のGIANTの印象。ヨーロッパのメーカーの類似商品を安さで販売するメーカー。
- 比較的高品質の割に「兎に角安い」ということが売りのメーカーと思っていたが、今回調べてみて少し考えが変わった。拘りを持って作っている。
- どこでも買えるって安っぽさに繋がると思っていた。GIANTは販売店舗が非常に多い、全国どこでも買える。でもそれは整備に関してもどこでも直してくれるってこと。
- ロードバイクは踏み込んだ時にスッと進む心地よさが評判、プロロードレーサーの信頼も獲得。
- その性能はサイクルロードレースの頂点、ツール・ド・フランスにおいて4度の優勝を飾るほど。
GAIANTの歴史
- 1971年、ウナギの養殖業だったが劉金標は自然災害で大被害を被る。
- 1972年10月、台湾の実業家である劉金標(キング)によって創業された。 当時アメリカは空前の自転車ブームを迎えており、自転車製造という新しいビジネスに可能性を見出す。
- 38歳のキングは台湾中部の台中で38名の社員と共に「機械工業」を設立。
- 「巨大(GIANT)」の社名は当時世界大会で優勝した台南の少年野球チームにあやかった。
- 当初は他メーカーのOEM製品の制作から開始。アメリカの老舗メーカー「シュウィン」のOEM獲得を切っ掛けに売り上げが軌道に乗り、後に独自ブランド商品を立ち上げてゆく。
- 当時の台湾には自転車を作るための機械はおろか、その基軸となる工業規格すら無かった。キングは規格統一を目指しパーツメーカーを東奔西走する。
- 1973年、キングは大手商社に勤務していた羅祥安(トニー)と出会い、職人気質で生産を指揮するキング、英語堪能で営業や広報を司るトニー。近年まで続くツートップ体勢を構築。
GIANTの技術
AEROSYSTEM SHAPING TECHNOLOGY
- 流体力学解析と風洞テストと実際の走行状態での偏向角度の不規則な変化が、フレームのチューブ形状とその組み合わせでどう影響するか。
- エンジニアは総合的なエアロダイナミクスのために、そのデータで全てのチューブと接合部の形状を最適化している。
MEGADRIVE
- 大口径の四角断面ダウンチューブと対応するトップチューブにより、ステアリング精度とペダリング剛性を飛躍的に高めるフレーム設計。
ADVANCED FORGED COMPOSITE TECHNOLOGY
- GIANTの最先端カーボン工場で開発、完成される革新的な高圧成形プロセス。
- 多方向のカーボン構造物に極度の高圧成形し、アルミニウムや標準的なカーボンパーツより軽量で高剛性・高強度のコンポーネントを製造。
RIDESENSE
- チェーンステイ内側に取付可能なANT+/Bluetooth規格のワイヤレスセンサー。
- ホイール回転数とクランク回転数を無線発信。
GIANTのレース戦績
- マウンテンバイク全盛期の1990年代、MTBトップアスリートの活躍によって、ジャイアントの名前は多くのライダーに知られるようになる。
- 1998年、スペインの名門ロードチーム「オンセ」と契約し、ツール・ド・フランスに出場。
- MTBを足がかりにロードバイクでも世界の頂点に躍進し、名実ともにトップブランドの一角に加わることとなる。
年度 | できごと |
1995 | MTB界の伝説的ライダー、ジョン・トマックと契約 |
1996 | ルーン・ホイダルがワールドカップでシーズン5勝 |
2002 | ONCE チーム、ツールでチーム総合優勝 |
2004-2006 | T-mobileチームがツールで3年連続チーム総合優勝 |
2009 | 「ジロ・デ・イタリア」でメンショフが個人総合優勝 |
2011 | MTB ダウンヒル世界選手権でダニー・ハートが優勝 |
2012 | ロンドン五輪女子ロードでフォスが金メダル獲得 |
2013 | 女子ロード世界選手権でマリアンヌ・フォスが連覇 |
2014 | チーム GIANT SHIMANOのキッテルがツールで4勝 |
2014 | 女子XCワールドカップでヨランダ・ネフが総合優勝 |
2015 | デゲンコルブが「パリ~ルーベ」制覇 |
2017 | 「ジロ・デ・イタリア」でドゥムランが個人総合優勝 |
2017 | 「ツール・ド・フランス」でSunweb が2賞獲得 |
2019 | CCCチームとスポンサー契約し機材提供を開始 |
GIANTのラインナップ
TCR ADVANCED SL 0 DISC
- 価格:1,595,000円
- 重量:6.4kg
- フレーム:Advanced SL-Grade Composite VARIANT ISP OLD142mm
- 変速パーツ:SHIMANO DURA ACE Di2
- シフト段数:24speed
PROPEL ADVANCED SL 0
- 価格:1,595,000円
- 重量:6.8kg
- フレーム:Advanced SL-Grade Composite VECTOR ISP OLD142mm
- 変速パーツ:SHIMANO DURA ACE Di2
- シフト段数:24speed
PROPEL ADVANCED PRO 0 ULTEGRA DI2
- 価格:825,000円
- 重量:7.3kg
- フレーム:Advanced-Grade Composite OLD142mm,VECTOR Composite Seat Post
- 変速パーツ:SHIMANO ULTEGRA Di2
- シフト段数:24speed
CONTEND AR 4
- 価格:147,400円
- 重量:10.3kg
- フレーム:ALUXX-Grade Aluminum OLD142mm,D-FUSE Seat Post
- 変速パーツ:SHIMANO CLARIS
- シフト段数:16speed
GIANT まとめ
- GIANTの評判は同価格帯での自転車を比較した際に、乗り心地・耐久性等などで1ランク上、
コストパフォーマンスの高さが評判。 - しかしロードバイクに乗る者にとって、乗ってる人が多く、大衆化し過ぎているってことは、ステイタス性が低いということに繋がり兼ねない一面も有ります。
- 私は少しステイタスに拘っている所がある。PINARELLOを選んだのもピナレロ乗ってたらカッコいいって思われるかもという思いが強かった。もちろんPINARELLOはいいバイクだし、乗っていても素晴らしいと思うから3台乗り続けているのだが、乗ったことのないGIANTのロードバイクをステータス性だけで低く見ていた自分を今回のことで反省した。
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