南フランス、コートダジュールのモナコってどんな街? 行ったら絶対外せない見所は? 観光に何日必要? 歩いて回れるの?
どんな街ではなくてどんな国?ですね。独立国家なんです。どこまで観光するかですが歩いても1日あれば十分回れる国ですよ。でも夜も楽しみたいのであればモナコに宿泊することをお勧めします。
モナコ公国について
モナコ公国
公用語 | フランス語 |
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首都 | なし(都市国家) |
最大の都市 | モンテカルロ |
面積 | 2.02km2(194位) |
人口 | 39,000人 |
GDP(一人当たり) | 650,000,000ドル |
通貨 | ユーロ(€) |
時間帯 | UTC+1 (DST:+2) |
- モナコ公国はバチカン市国に次ぐ「世界で2番目に小さな国」、国土面積は約2.02平方km、また「世界で最も人口密度が高い国」とも言われています。
- 税金が安く治安が良好なため、世界中の超富裕層と呼ばれる人々が集まる国です。港には大型クルーザー、どの建物も豪華で、住む世界が違うって実感してしまいます。笑
- でも観光客に排他的なところはなく、その豪華な世界に快く迎えてくれます。
あとモナコっていえばモナコ市街地を利用したF1レースが有名ですよね。大型クルーザーのデッキでワインを飲みながらF1観戦をするお金持ちのためのレースです。笑
モナコ 市内地図
ホントは横長ではなく縦長の国なんだけどな。大人の事情って奴だな。
モナコの歴史
- モナコは小さな国家にもかかわらず、約3,000年におよぶ長い歴史を持つ国です。
- モナコ(Monaco)という国名は、「ヘラクレスがこの辺りに居た神々を追い出して神殿を建てた」という神話に由来し、ヘラクレスの神殿「一軒家(Monoikos)」から来ている。
年度 | できごと |
1297 | ジェノバ出身であるローマ教皇派の人物フランソワ・グリマルディが聖職者に扮して要塞に潜入し、モナコを占拠 |
1309 | フランソワ・グリマルディの従兄弟にあたるレーニエ1世による統治 |
1793 | ルイ13世の保護下に入り、フランス王家の家臣となる |
1861 | フランスの保護下で独立を達成 |
1911 | 立憲君主制に移行した後、モナコ憲法を制定 |
1918 | フランス・モナコ保護友好条約を締結 |
1940 | イタリアおよびドイツによる3年間におよぶ占拠 |
1993 | 国際連合に加盟 |
モナコといえばアメリカの女優から王妃となったグレース・ケリーが有名ですよね。カンヌ国際映画祭で知り合ったモナコ大公レーニエ3世(在位1949年 – 2005年)と結婚。しかし52歳という若さで事故死してしまった悲劇の王妃でもあります。
モナコの治安
- モナコは世界トップクラスの治安の良さを誇る国です。フランス警察の精鋭部隊により、なんと住民100人にひとりの割合で警官が配備されているそうです。
- とは言え、盗難などの犯罪被害に遭う可能性もゼロでは無いため、バックは斜め掛けにするなど注意しましょう。特に路線バスや列車などの公共交通機関を利用する場合、およびカジノなどの遊技場を訪れる場合は、スリや置き引きに注意して下さい。
世界トップクラスの良い治安を誇るモナコですが、カジノは置き引きなどがあるようです。モナコでカジノに行くときはお気をつけ下さいね。
英語は通じるの? クレジットカードは?
- モナコは公用語としてフランス語が話されていますが、多国籍の人々が居住または観光地なので、ホテルやレストラン、観光施設で英語に困ることはありません。
- ホテルやレストラン、観光施設など殆どでクレジットカードを使用することが可能です。ただ路線バス利用やチップなど多少の現金は用意しておくと便利です。
私も英語は得意ではありませんが、ホテルは現地調達、レストランも問題なかったです。観光業の人は相手の話すことを前向きに理解しようとしてくれますからね。
モナコの見どころ 8選!
モナコ大聖堂
- 1875年にローマ・ビザンチン様式のカトリック教会。グレース公妃が結婚式を挙げたことでも有名。
- 白い石で飾られた荘厳な外観、教会内部は画家ルイ・ブレアが描いたとされる祭壇画をはじめ数々の絵画で彩られています。
- 住所:4 Rue Colonel Bellando de Castro, 98000 Monaco,
モナコ大公シャルル3世が礎石を据え、聖母マリアに捧げられたこの大聖堂の副守護聖人は聖ニコラと聖ブノワです。
エリキュール港
- ザ・モナコとも言える港。誰もがモナコと聞けばこの風景をイメージするのではないでしょうか。
- 豪華クルーザーやヨットが数多く停泊し、港沿いを散歩するだけでも優雅な気分にしてくれます。
停泊中の豪華クルーザーには乗れませんが、「BATEAU BUS」という船があり、2€(約300円)で対岸までの5分程度の船旅を楽しむことが出来ます。
カジノ・ド・モンテカルロ
- モナコ最古のカジノであるカジノ・ド・モンテカルロ。
- 聞いた範囲では、ベルエポック調の外観が美しい建物、内部は大理石等で荘厳な内装で非日常的な世界が広がっている様です。
- 住所:Place du Casino, 98000 Monaco,
ごめんなさい、私、モナコに2回行って2回とも泊まってカジノ楽しみにしていたのですが嫁さんの禁止令が出てカジノ訪問できてません。
モンテカルロ歌劇場とシャルル・ガルニエ像
- モンテカルロ歌劇場は、パリのオペラ座を手掛けた建築家シャルル・ガルニエ(Charles Garnier)の設計により、1879年に完成されました。
- 当歌劇場は、カジノ・ド・モンテカルロの敷地内にあり、内部を覆う金色の葉の模様や豪華なシャンデリア、天井に描かれた絵画、繊細なレリーフなど豪華絢爛な世界が広がっています。
- 住所:Place du Casino, 98000 Monaco,
関係ないけどモンテカルロって聞くとモンテカルロラリーを思い出すよな。ランチャ・ストラトスのアリタリアカラーがカッコよかったなあ。
モナコF1コース
- GWにモナコをレンタカーで訪問するとF1グランプリのコースが走れます。私、2回の訪問が両方GWでした。ピース!
- モナコグランプリは市街地コースなんだから当たり前だろと思われるかもしれませんが、5月後半に行われるグランプリに向けて、タイヤバリケードや観客席が作られていて、F1コースそのものです。
GWのモナコはF1グランプリのコースそのもの。私もレンタカーで2周も走りました。でもフェラーリやランボルギーニも同じようにF1コースを楽しいんでいるので結構怖いです。笑
大公宮殿
- 17世紀初代モナコ公オノレ2世の時代に現在の姿ルネッサンス様式の宮殿へと改築ました。夏季(4月上旬〜10月中旬)は内部見学もが可能です。
- 宮殿内はエルキュールの回廊、鏡の回廊、青の部屋、王冠の間、ルイ15世の間などの豪華に装飾された部屋の見学ができるだけでなく、収集美術品も見応えがあります。
- 宮殿前広場の毎日11時55分から衛兵交代式もお勧めです。
- 住所:2 Rue Emile de Loth, 98000 Monaco,
モナコ大公の居住屋敷でありながら一般に公開している宮殿。建物も美しいですが、歴代モナコ大公の収集した美術品や宝石、刀剣、甲冑など見どころ多い宮殿です。
モナコ海洋博物館
- 1910年にモナコ大公アルベール1世により創設された海洋博物館です。モナコ・ヴィル地区の断崖絶壁に建てられ、テラスからの眺めも素晴らしいです。
- 地上階が博物館、地下は世界中の魚が集めた水族館として公開されており、豊富な海洋生物の標本、観測船、観測用諸測器、蔵書などは見応えがあります。
- 住所:Avenue Saint-Martin, 98000 Monaco,
地上階は船や小型潜水艦などの海洋に関係する博物館、地下はいろいろな魚が見れる水族館。期待せずに入館して意外と面白いなあって思った施設でした。
グレース公妃のバラ園
- バラをこよなく愛したグレース公妃を忍んで1984年に設立されたバラ園で、広い敷地に300種、8,000本を超えるバラが咲き誇っています。
- 住所:Avenue des Papalins, 98000 Monaco,
グレース公妃を偲んで大公レーニエ3世により設立されたこの薔薇園は、英国式庭園を基本として、7つのテーマに分類された315種以上の薔薇が8,000本ほど植えられています。
モナコ公国 まとめ
- 優雅で豪華絢爛な施設、大きなクルーザー、モナコは私の様な庶民には場違いに感じるほど豪華な国です。でも我々庶民に排他的なところはなく、心地よく迎えてくれるのが嬉しい。
- GWに訪問するとF1モナコグランプリの市街地コースを走れる。タイヤのバリケードや高い観客席が気分をアゲアゲ(死語?)してくれる。結構、これが嬉しい。
- 嬉しい事、いっぱいのモナコでした。
フランスの1都市に訪問したつもりなのに、1国家に訪問したっていうちょっと不思議な感覚になれるのが嬉しいですね。
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