困っ太くん
スペインにはサンティアゴ・デ・コンポステーラっていうカトリックの大聖地があるんだろ、どうやって行くとか、見どころとか紹介してくれよ。
哲太郎
電車でも行けますがどうせサンティアゴ・デ・コンポステーラへ行くなら巡礼路を歩いて巡礼証明書を貰いたいですね。証明書の貰い方も紹介しますね。
サンティアゴ・デ・コンポステーラについて
- サンティアゴ・デ・コンポステーラはスペイン北部のガリシア州に位置し、12使徒の聖ヤコブを祀った寺院を中心に栄え、ユネスコ世界遺産にも登録された歴史ある街です。
- ヨーロッパ各地からの巡礼路の目的地でもあり、バチカン、エルサレムに並ぶキリスト教3大巡礼地の一つです。カトリック教会の中でも人気のある場所で、スペイン国内をはじめ海外からも多くの巡礼者が訪れる街です。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの歴史
- イエスの十二使徒の聖ヤコブのスペイン語がサンティアゴ。紀元44年、ユダヤ王アグリッパに迫害され斬首されたヤコブ。十二使徒中、最初の殉教者でした。キリストの復活を知るアグリッパ王はヤコブの復活を恐れ、その地に遺骸を埋葬することを許しませんでした。
- 聖ヤコブの死を悼んだ弟子のテオドロとアタナシオが聖ヤコブの遺骸を埋葬しましたが、時の流れの中、いつしか聖ヤコブの亡骸は行方不明になり存在も忘れ去られてしまいました。
- 813年、星の導きで聖ヤコブの墓が見つかり、その場所にアルフォンソ2世が教会を建て、カンポ(野原)とステーラ(星)を合わせた意味のコンポステーラという地名が付けられました。
国旗に、名前に、シンボル像に、ヨーロッパを回るなら知っておくべき聖人10名!
スペイン巡礼路を行く人は何で帆立貝を持ってるの?、ベネチアのライオン像は何で翼が生えてるの?、スコットランドの国旗の✖はどんな意味があるの?、意味を知るともっと面白いと思うんだ。教えてくれよ。いろんなシンボルを辿ると結構、聖人をルーツとしていることが多いんだ。ビートルズのメンバーの名前だって聖人から来てるって知ってる?
サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼証明書入手方法
- 徒歩:100km以上離れた場所よりサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの最後の道のりを歩くこと、また歩いた証明としてのクレデンシャル。
- 自転車:200km以上離れた場所よりサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの最後の道のりを自転車で走ること、また自転車で来た証明としてのクレデンシャル。
- その他:車いす、馬、ロバ(100km)も認められる様子。
クレデンシャル
- 巡礼者の身分証明となるクレデンシャル(巡礼手帳)。宿泊施設や観光案内所、教区教会で入手します。
- スペインと南フランスには、巡礼者に一夜の宿を与える宿泊施設(アルベルゲ)が点在し、クレデンシャル(巡礼手帳)を持つ人は誰でも泊めてくれます。
- アルベルゲ等の宿泊施設に泊まると、巡礼手帳にスタンプを押して貰え、集めたスタンプが巡礼の証明となります。
帆立貝
- 巡礼者は聖ヤコブのシンボルであるホタテ貝をリュックや首からぶら下げて歩いています。巡礼者としての証明となります。
- 巡礼路ではよくホタテ貝が標識として使われています。巡礼者が迷わない様に他の標識と区別するなど、巡礼者に配慮されています。
巡礼証明書
- サンティアゴ・デ・コンポステーラに着いたら大聖堂で巡礼の無事に感謝をささげた後、巡礼事務所へ足を運び、巡礼証明書を貰います。
- 手続きの際には国、出発地、巡礼の方法(徒歩、自転車)、動機を用紙に記載し、最後の100km/200km踏破を証明するためのスタンプが押されたクレデンシャルを添えて発行依頼します。
- 私は電車で行ったので貰ってません。機会あれば自転車でトライしたいと思います。
ユーロヴェロ(EuroVelo)ヨーロッパを自転車で走りたい! 自転車で幾つも国境を越えて走りたい!
ヨーロッパには何か国も自転車で走れるルートがある様なんだけど、詳しく知りたいなあ。確かユーロヴェロって言ったと思う。私もNHKでこのユーロヴェロを知ってから、走ってみたいと思っていました。調べて纏めてみましたので、ご覧ください。私が以前、レンタカーですが走ってみたルートもいくつかあるので感動したルートも紹介しますね。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ 見どころ5選
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
- スペインの守護聖人サンティアゴ(聖ヤコブ)を祀っています。9世紀に聖ヤコブの墓がこの地で見つかり、その場所に聖堂が建設されました。
- ロマネスク様式の作りに、ゴシック様式とバロック様式の装飾を施した豪華な建築様式の最高傑作。特に「栄光の門」は大聖堂芸術の最高傑作と言われ、また聖ヤコブの聖遺物を収めた地下室も見どころです。
- 住所:Praza Obradoiro S/N, 15704, Santiago de Compostela,
オブラドイロ広場
- 広場の名前は大聖堂を建設する際の石切場(オブラドレス)だったことに由来。
- 大聖堂をはじめ17世紀の王立救護院、16世紀初頭のサンヘロニモ修道院、18世紀のラホイ宮殿といった歴史的建造物に囲まれています。
- 住所:Praza do Obradoiro, Santiago de Compostela, Spain
サン・マルティン・ピナリオ修道院
- 敷地面積がおよそ2万平方メートルあるバロック様式のサン・マルティン・ピナリオ修道院。
- 内部には金箔輝く祭壇、17世紀に作られた聖歌隊席に描かれた聖母マリアの生涯絵画、修道院の僧侶たちによって彫られた祭壇などが見どころ。
- 住所:Plaza de la Inmaculada 5, 15705 Santiago de Compostela
キンターナ広場
- サンティアゴ・デ・コンポステーラの中で2番目に大きな広場。キンターナは銀細工の広場という意味で、銀細工などの店が立ち並んでいます。
- 広場に面して建つサンパイオ・デ・アンテアルターレス修道院は48の鉄格子つきの小窓、ナポレオンとの戦いの戦死者を祀った白い大きな十字架が有ります。
アラメダ公園
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ市内にある公園の中でも規模の大きな公園。田舎に広がる森をイメージして作られた公園に90種類を超える植物が植えられています。
- 街から少し離れた緑多い公園より、大聖堂などの街の中心を眺めるのがお勧めの場所です、
サンティアゴ・デ・コンポステーラ まとめ
- 私はポルトガル旅行の際にこのサンティアゴ・デ・コンポステーラの街に足を延ばした。もちろんサラリーマンの夏季休暇で巡礼路を歩くなどできる訳もなく、電車で街に入った。
- 巡礼者が巡礼証明書を貰って喜んでいるのを少し羨ましいなと思いながら、サンティアゴ・デ・コンポステーラの街を散策したのを覚えている。
- 次回は自転車を持ち込んで10日くらい掛けて巡礼路を走ってみたいなと思っています。
ユーロヴェロ(EuroVelo)2 ヨーロッパを自転車で走りたい! ルート上の街の紹介EV1~3
前回、ユーロヴェロを紹介して貰ったけど、どのルートにはどんな街があるのか教えてくれないか。それぞれのルートの魅力を知りたいんだ。判りました。私が行ったことのある街しか紹介でできませんが数回に分けてご紹介してみますね。今回はEV1~EV3の3ルートのご紹介です。
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