オランダの首都アムステルダムって運河が張り巡らされた美しい街だって聞いたんだ。ちょっと見どころとか紹介してくれよ。
はい、水辺が近い街はどこも美しいですよね。特にアムステルダムは街中に運河が張り巡らされ、栄華の痕跡が街中に残り、それらが融合して本当に美しい街です。
アムステルダムについて
国 | オランダ |
---|---|
州(Provincie) | 北ホラント州 |
• 都市 | 219 km2 |
• 都市圏 | 1,815 km2 |
標高 | 2m |
• 人口都市部 | 820,654人 |
•人口密度 | 3,506人/km2 |
• 人口都市圏 | 2,289,762人 |
ウェブサイト | amsterdam.nl |
- アムステルダムは、オランダの首都。北ホラント州の基礎自治体(ヘメーンテ)であり、オランダ最大の都市である。人口921,402人(2022年)、都市圏人口は2,480,394人にのぼる。商業や観光が盛んなヨーロッパ屈指の世界都市である。
- 街全体に運河が張り巡らされ、歩いても、船上からも街を楽しむことができる。自転車文化が発達しており街中自転車だらけ。街の散策はレンタサイクルを借りてぶらっと楽しむのがお勧めです。
アムステルダムの裏話としては薬物の使用規制が緩やかなこと、LGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)への寛容なことも特徴的です。
アムステルダムの歴史(ウキペディア抜粋)
- アムステルダムは13世紀に漁村として築かれた。アムステル川をせき止めた「アムステルのダム」というのが街の名前の由来。1300年に自由都市となり、14世紀にはハンザ同盟との貿易により発展した。やがて15世紀にはハンザ同盟をしのいでバルト海交易の中心地となっていった。
- 16世紀には当時ネーデルラント17州を支配していたスペインに対する反乱が起こり、八十年戦争へ発展した。それまでアントウェルペンが支配していた地中海交易や新大陸、アジアからの交易をも手に入れ、これによってアムステルダムは世界商業・金融の中心地となっていった。独立を獲得したオランダ共和国はその宗教的に寛容であった。
- 17世紀はアムステルダムの黄金の時代と考えられている。17世紀初頭、アムステルダムは世界で最も裕福な都市であった。東方貿易ブームが起き、1602年に東方貿易の独占権を持ったオランダ東インド会社が設立された。
オランダは東方貿易で極東の日本まで来て、鎖国中の日本との貿易の独占したんだよな。日本とは縁の深い国なんだよな。
哲太郎 アムステルダム旅のコラム
飾り窓地区
- アムステルダムの怪しさNo.1「飾り窓地区」。アムステルダムで最も官能的な地区とは?
- 地球の歩き方の片隅に出ていた「飾り窓地区」。初めてアムステルダムに行ったときは一人旅だったので、ちょっとどんな所か行ってみようと足を延ばした。
明るいピンクの灯が特徴的な通りだが、私が行った時間は道には誰もいなかったです。でもなんだか視線を感じる、ふっと見るとピンクの部屋のガラス窓にトップレスのお姉さんがずらりと並んで笑顔で手を振っている。その迫力と恥ずかしさでおずおずと通りを後にしました。笑
アムステルダムの行き方
日本からの直行便
航空会社 | 出発地 | 機材 | 曜日 |
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KLMオランダ航空(KL) | 成田 | B777-300ER,B787-9 | 毎日 |
KLMオランダ航空(KL) | 大阪・関西 | B777-200ER | 毎日 |
欧州各国から列車で移動する方法
フランスのパリから高速列車タリスでアムステルダムへ
パリ ー アムステルダム 高速列車タリス 約3時間20分
ドイツのフランクフルトから高速列車ICEでアムステルダムへ
フランクフルト ー アムステルダム ICE 約4時間
スイスのチューリッヒからシティナイトラインPegasus号でアムステルダムへ
チューリッヒ ー アムステルダム 鉄道(夜行) 約12時間15分
ドイツのミュンヘンからシティナイトラインPollux号でアムステルダムへ
ミュンヘン ー アムステルダム 鉄道(夜行) 約10時間
ベルギーのブリュッセルからアムステルダムへ
ブリュッセル ー アムステルダム 高速列車タリス 1時間50分
デンマークのコペンハーゲンからシティナイトラインBorealis号でアムステルダムへ
コペンハーゲン ー アムステルダム 鉄道(夜行) 約15時間15分
チェコのプラハからシティナイトラインKopernikus号でアムステルダムへ
プラハ ー アムステルダム 鉄道(夜行) 約15時間30分
移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。
ヨーロッパ中のいろんな都市とアムステルダムを結んだ直通列車が走っているんだなあ。
アムステルダムの見どころ 11選!
運河クルーズ
- 運河の街アムステルダムで絶対に外せないのが運河クルーズ!中央駅の周辺から沢山出ています。人気なのは主要な運河や見どころを巡る1時間コース。
- 船上から見る景色は違った美しさがあるので、お勧めです。日本語の音声ガイドにも対応しており、料金は16ユーロ。
街を歩いて散策もいいですが運河の水の上から街を見上げながら散策するものいいもんですよ。
アムステルダム中央駅
- 円状に運河が張り巡らされているアムステルダムの「円の中心」にあるのが1889年に開業した中央駅。ペトルス・カイバース設計のゴシック様式の建物が美しいと人気です。
- 国際列車がブリュッセル、パリ、ケルン、フランクフルト、ブリュッセル乗継でロンドン行きなど、ヨーロッパ各国にアクセスが良い駅です。
- 住所:Stationsplein, 1012 AB Amsterdam, The Netherlands
アムステルダム中央駅と東京駅はレンガ造りの歴史ある建築物で似ていると言われています。だからか知りませんが2006年4月11日に姉妹駅となりました。
聖ニコラス教会
- アムステルダム中央駅のすぐ近くに建つ、1887年に建てられた聖ニコラス教会。運河沿いに建つ姿が荘厳で美しい教会です。
- 内部はステンドグラスが美しいと人気の観光スポット。入場も無料なのも嬉しいですね。
- 住所:Prins Hendrikkade 73, Amsterdam
聖ニコラスは、4世紀に小アジアのミュラという地で司教を務めた人物で、貧しい人々を助け、善行を行っていたことで知られています。彼がサンタクロースのモデルとなったことでも有名ですね。
アムステルダム国立美術館
- 1885年に開館したオランダ最大の美術館。設計者はアムステルダム中央駅も手掛けたペトルス・カイバース。
- 17世紀オランダ絵画のコレクションをはじめさまざまな芸術作品を展示、特にレンブラントの「夜警」、フェルメールの「恋文」「牛乳を注ぐ女」は必見、これらを見るためにオランダに行く価値が有ります。
- アクセス :トラム2番、5番Rijksmuseum下車すぐ。またはライツェ広場から徒歩5分
- 住所:Museumstraat 1, 1071 CJ Amsterdam, The Netherlands
レンブラントの「夜警」、フェルメールの「恋文」「牛乳を注ぐ女」、この3作品を見るためだけにアムステルダムに行く価値は十分にあります。スゲー作品です。
西教会
- 1631年に完成したルネサンス様式の教会。隣接した高さ85mの塔は高い建物の少ないアムステルダムの中心街では、街のどこからでも見ることができます。
- 教会内部で必見なのは「巨大なパイプオルガン」。装飾も音色も素晴らしいこのパイプオルガンは、現在もミサやコンサートに使用されています。
- 住所:Prinsengracht 281,1016 GW Amsterdam,Netherlands
アムステルダムのランドマーク。街中から見えるので散策しながら自分の位置を確認するのに使ってました。便利な塔です。
ゴッホ美術館
- ゴッホの作品だけでも油絵200点、素描550点を所蔵、他にもゴーギャン、モネ、ロートレック、日本の浮世絵など、ゴッホに影響を与えた絵画も多く展示されています。
- 有名な「ひまわり」、「寝室」、「アルルの跳ね橋」、「ゴッホの自画像」は勿論、我々日本人に嬉しいのはゴッホが模写した浮世絵などが見られること。
- 住所:Museumplein 6, 1071 DJ Amsterdam, The Netherlands
ゴッホにとって日本は憧れだったんですよね。南仏アルルに行ったのも日本をイメージしてのこと。日本の浮世絵も沢山模写しています。
レンブラントの家
- 「レンブラントの家」は、1639年から20年の間、住んでいた家を1911年に博物館としたもの。ただ彼自身の作品は1、2点しかないのが残念です。
- 画家レンブラントの暮らし向きは勿論、当時の人々の生活や住環境がよくわかると人気です。
- 住所:Jodenbreestraat 4, 1011 NK Amsterdam, The Netherlands
レンブラントといえば集団肖像画。従来にない斬新な構図でレンブラントの名声を高めたが、纏まりや緊張感を表現できていないとも評されました。
マヘレの跳ね橋
- 運河に架かる17世紀に造られたマヘレの跳ね橋。現在でも一定の時間に開閉して船を通過させます。
- オランダ出身の画家ゴッホが描いた「アルルの跳ね橋」は、故郷を懐かしんだゴッホがこの橋をモデルにして絵を描いたと言われています。
1671年に造られたアムステルダムで唯一の木造の跳ね橋だそうです。橋は不定期に開閉し、夜には写真のようにライトアップされています。
運河生活者
- アムステルダム中に広がる運河には、船を停泊させた運河生活者が数多くいます。
- 船を運河沿いに停めて船の中で生活している人たち。郵便ポストも有ったので手紙や荷物も受け取れるようですね。
前にTVで見たのですが、船の中は中々豪華だった。その船の持ち主は季節によっては、国を跨いで各国に行くとの事。憧れの生活。笑
ダム広場
- 中央駅から約1km南西に進んだところにあるダム広場。1655年に置かれた市役所やがて王宮へと代わり、「王宮前広場」として街の中心広場となってゆきました。
- ダム広場には1956年5月に戦没者を追悼する「国立モニュメント」が建てられ、毎年、王族の代表者や政府関係者が哀悼の意を表す式典が行われます。
- 住所:Dam Square, Amsterdam, The Netherlands
アムステルダム中央駅から約750メートルの場所あるダム広場。アムステル川をせき止めるために築かれた堰(Dam)があった場所。そのため、ダム広場と呼ばれているそうです。
ライツェ広場
- 17世紀、広場近くに南西にある大学町ライデンに向かう道の城門が在った為、この名で呼ばれています。今でも交通の要所で、多くの種類の路面電車やバスが停まり、郊外観光の起点とすると便利な広場です。
- 広場にはおしゃれなカフェやレストランが建ち並び、美食広場としても人気で、また広場近くの運河から出る観光用遊覧船も人気です。
- 住所:Leidseplein, Amsterdam, Netherlands
ライツェ通りは「ライデンに向かう道」が語源であると言われています。広場付近のいくつかの通りも、ライデンにちなんで名付けられている通りが多いですよ。
アムステルダム まとめ
- アムステルダムは街中に運河が張り巡らされ、国際貿易の栄華の痕跡が街中に残り、それらが融合して本当に美しい街です。
- アムステルダムは3度訪問しているが本当にいつ行っても美しい。特にGWごろのオランダはお勧め、街中にチューリップが咲き誇り、郊外のキューケンホフ公園の満開のチューリップ畑は一見の価値ありです。
- 通りをレンタサイクルで巡るのも楽しいし、運河を船で回るのも楽しい。水辺の人々の生活を眺めるのも楽しい。歴史的建物、見どころを回るのも楽しい。住宅の出窓からちょっと顔を出した猫と遊ぶのも楽しい。色々楽しい街、それがアムステルダム。
やっぱり水のある街って良いですよね。絵になるし、のんびりとした空気が漂います。特にアムステルダムはかつての栄華があちこちに見られて心豊かなな気持ちにもなれます。
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