俺、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が見たいんだ。どこに行ったら見れるのか教えてくれよ。
はい、オランダのデン・ハーグのマウリッツハイス美術館で見ることができます。ハーグの街は他にも見どころが多い街なんですよ。
デン・ハーグについて
国 | オランダ |
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州 (Provincie) | 南ホラント州 |
基礎自治体 | デン・ハーグ スフラーフェンハーヘ |
基礎自治体域 | 98.2 km2 |
陸上 | 82.66 km2 |
水面 | 15.54 km2 |
人口 | (2022年現在) |
基礎自治体域 | 553,417人 |
人口密度 | 6695人/km2 |
公式ウェブサイト : http://www.denhaag.nl/ |
- オランダの首都はアムステルダムなのですが、首都機能はデン・ハーグにあります。ビネンホフ、国会議事堂など政治に関する施設が数多くあり見どころ多い街です。
- デン・ハーグのDenは英語のTheのようなオランダ語の冠詞です。デンは略してしまうことも多いです。
- 私はフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(私の子供のころの美術の教科書では青いターバンの少女だった)が見たくて、この絵を見る為だけにハーグに向かいました。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を見ることができて大満足。折角ハーグに来たので街を散策を始めたが見どころが多くて、帰りの電車が気になって困ったことを覚えています。
デン・ハーグの歴史(ウキペディア抜粋)
- 15世紀初頭、ブルゴーニュ公がホラント一帯を治めると、オランダ総督を任命し統治を委ねたが、総督はこの地を政府とした。八十年戦争が始まると城壁がなかったためにスペイン軍に容易に占領を許した。1588年にはネーデルラント連邦共和国の政府が置かれた。
- ナポレオン戦争後、ネーデルラント連合王国が誕生すると、その首都はブリュッセルとハーグの2年ごとの持ち回りとなったが、政府は常にハーグに置かれた。1830年、ベルギーが独立すると首都はアムステルダムとなったが、政府はハーグに置かれたままとなった。
ネーデルラント連合王国の首都はブリュッセルとハーグの2年ごとの持ち回りって面白いですよね。政府があったのはハーグなんですね。だから歴史的な建築物とか多いんですね。
デン・ハーグの行き方
- 電車:アムステルダム - ハーグ IC(InterCity) 約50分 約20€
- 電車:スキポール空港 ー ハーグ IC(InterCity) 約30分 約15€
- 電車:ブリュッセル ーロッテルダム ー ハーグ 約2時間 約100€
- 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。
アムステルダムーハーグは50分くらいか、東京ー鎌倉位だな。そう考えると近いよな。
デン・ハーグの見どころ 10選!
マウリッツハイス美術館
- 「真珠の耳飾りの少女」を初めとしてフェルメールの3作品を所蔵する美術館。この絵を見るためにハーグまで足を延ばす価値は十分にあります。
- フェルメール、レンブラント、ルーベンスなどの作品の他、シャガールの天井画など、 他にも見どころが多い美術館です。
- 住所: Plein 29 2511 CS Den Haag
「真珠の耳飾りの少女」は、1881年のオークションでは、わずか約1万円で落札されたんですよ。今だったら何百億円。夢のようなことってあるもんですよね。
ビネンホフ
- マウリッツハウス美術館すぐ近くの歴史ある建物が多い地区「ビネンホフ」。
- 国会議事堂、 オランダ国務院両院の集会所、総務省、オランダ首相官邸などがあり、オランダの政治の中枢が集まった場所です。
- 住所: 〒2513 AA The Hague
13世紀に神聖ローマ帝国の名目上のローマ王(ドイツ王)ウィレム2世によって建てられた城を起源として発展した地区です。
平和宮
- 平和宮には現在、国際司法裁判所が置かれています。少し郊外ですが行く価値は十分あります。
- 内部見学には予約ツアーへの参加が必要ですが、美しい庭など一見の価値ありです。
- 住所: Carnegieplein 2, 2517 KJ Den Haag
1899年にハーグで行われた万国平和会議で締結された国際紛争平和的処理条約に基づいて設置された常設仲裁裁判所のために建設され、1913年8月28日に開館した建物です。
ノールダインデ宮殿
- オランダ王室の三つの宮殿の一つ「ノールダインデ宮殿」。現在も王室の執務や公式行事が行われています。
- 17世紀初頭、国が未亡人だったオラニエ公ウィレム1世の王妃に寄贈したことから始まった。
- 住所:king & queen’s official quarters Town Centre Den Haag
ノールダインデ宮殿は別名「女王様の執務室」と呼ばれています。国が未亡人だったオラニエ公ウィレム1世の王妃に寄贈したことから、こう呼ばれています。
デン・ハーグ市美術館
- ハーグ市立美術館はオランダが生んだ抽象画家ピート・モンドリアンの作品を数多く所有することで有名です。
- モンドリアンの他にも、デルフト焼きなどを鑑賞することができます。
- 住所: Lange Voorhout 74, 2514 EH Den Haag
ピート・モンドリアン、1872年3月7日 – 1944年2月1日)は、19世紀末から20世紀のオランダ出身の画家。本格的な抽象絵画を描いた最初期の画家とされています。
ホフ池
- マウリッツハウス美術館裏にある市民の憩いの場所ともいえる池。晴れた日に畔をのんびり散策するのが人気の場所です。
- 池の背景にビネンホフやマウリッツハウス美術館と言った歴史的建物があり、とても絵になります。
ホフ池のホフはビネンホフのホフの様です。ホフとは「庭」の意味。チューリップで有名なキューケンホフ公園などもホフですね。
エッシャー美術館
- オランダの画家マウリッツ・エッシャーの作品に特化してる美術館。
- 2002年にランゲ・フォールハウト宮殿の中に開館しました。宮殿の中のエッシャーの意味の館名との事。
- 住所:Lange Voorhout 74, 2514 EH Den Haag
マウリッツ・エッシャー1898年6月17日 – 1972年3月27日)は、オランダ人版画家である。
その作品は、トロンプ・ルイユ(だまし絵)のような錯視を利用したものから、数学的・工学的なアプローチを使ったものまで幅広いです。
監獄博物館
- 14世紀に監獄として使われていた建物を今は博物館にしています。
- 館内は様々な中世の拷問器具や絵画などが展示されています。
監獄博物館なんて日本の網走監獄博物館くらいかと思ったけどオランダにもあるんだなあ。
マドローダム
- オランダ版東武ワールドスクエアってところでしょうか。オランダの有名建築物がミニチュアで楽しめるテーマパーク「マドローダム」。
- パークの名前は、オランダのレジスタンスの一員として、ナチスの占領軍と戦った英雄ジョージ・マドローに由来します。
- 住所: 2584 RZSouth HollandThe HagueGeorge Maduroplein 1
第二次世界大戦中にオランダのレジスタンスの一員として戦ったジョージ・マドローは結局ナチスドイツにつかまってしまい、ダッハウ強制収容所で命を落としてしまいました。
スヘフェニンゲン
- オランダの人気ビーチリゾート「スヘフェニンゲン」。ビーチの桟橋には 多くのお店があり、ビーチにはオープンカフェが多く建ちます。桟橋はぜひ行ってみたい人気観光施設です。
日本では「スケベニンゲン」などとも揶揄されます。実際、NETでも普通にこう書かれたサイトもありました。
デン・ハーグ まとめ
- 今でこそ日本人に最も愛されている西洋絵画フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。実は1881年オークションにてわずか2ギルダー30セント(およそ1万円)で落札された絵との事。今だったら100億円でも買えないだろうなあ。
- ハーグは本当に驚かされた街でした。フェルメールの絵を死ぬまでに全て見たいとアムステルダムに行ったついでに「真珠の耳飾りの少女」を見に行ったが、絵を見た時間の何倍も街の散策に使ってしまった。勿論、フェルメールを見れたことも大満足でしたが。
- 首都はアムステルダムだけど、オランダの政治の中心はハーグだなんて、ハーグまでの電車の中で初めて知った。歴史的な建物が壮観な街でした。
フェルメールの絵で最も有名な「真珠の耳飾りの少女」はアムステルダムにないのかあ、ハーグまで行くのは面倒だなあって思いながら向かいましたが、思いのほか見どころが多く行ったことに大満足の1日でした。
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