
クロアチアの人気観光地ドブロブニクってどんな街?治安は?英語は?何を見ればいいの?

ドブロブニクは城壁に囲まれた旧市街、こじんまりとしているが見どころも多くて、街並みも奇麗。城壁の上の回廊からはいろんな街の顔が見れて何時間も掛けて歩きたくなります。
ドブロブニクってどんな街
- 「アドリア海の真珠」と呼ばれるドブロブニク。
- まず特筆すべきは旧市街をぐるっと囲む城壁の回廊。何周でも歩いていたくなる場所。
- 単純な城壁ではなく場所によって高さも違うし、海に面したところ、山に面したところ、いろんな場所で旧市街を、アドリア海を常に新鮮に見せてくれる。同じ見え方が全くないので、どうしたってゆっくりでないと進めない。
- 旧市街は徹底して中世の街並、朱赤の屋根、近代的なものが全くない異空間。
- ロープウエイで山頂から街を見るとまた違った美しさを見せてくれる。
- 見所がぎゅっとしている街って色々あるけど、旧市街は見所しかない街。それがドブロブニク。

2022年7月にペリェシャツ橋が開通し、国境を超えずに往来できるようになりましたが、以前は陸路でドブロブニクに行くためにはボスニアヘルツェゴビナに1度入る必要がありました。
空港からドブロブニクへのアクセス
- ドブロブニク空港から市街地への移動手段で、便利で安いのが、「ATLAS」のシャトルバス。
- チケット代は片道40クーナ、空港から旧市街(ピレ門前)までの所要時間は約30分程度。
- チケット売り場は、到着ゲートを出てすぐのATLASの窓口。運転手からも購入可能。

シャトルバスがピレ前まで連れて行ってくれるならシャトルバス一択だな。
ザグレブの治安は? 英語は?
- クロアチアはヨーロッパの中でも特に治安が良い国だと言われてますが、近年少しスリの犯罪が増えているとのことので要注意です。
- ドブロブニクのような観光地では、レストランやホテル、駅などでもだいたい英語が通じます。観光地のレストランでは英語メニューも大体あります。

土産物屋でもホテルでも、レストランでも私のつたない英語で通じました。
ドブロブニクのみどころ

旧市街城壁
- 世界遺産であるドブロブニク旧市街を囲む城壁が建てられ、登って一周することが可能。
- 城壁は12世紀から17世紀にかけて建築。
- 城壁回廊への入り口は3箇所あり、入場料は大人200クーナ。
- 城壁一周の所要時間はおよそ1時間~2時間。
- ドブロブニク最大の観光ポイントといっても過言ではない絶対、回るべき観光ポイント。
- 美しい旧市街の街並みやアドリア海をあらゆる角度から見ることができる。
【施設名】旧市街城壁
【英名】Ancient City Walls
【料金】大人200クーナ/子供60クーナ
【営業】4月~10月(9am-6.30pm)/11月~3月(10am-3pm)

全く写真を撮らずに歩いたら30分位だと思うのですが、フォトジェニックなスポットだらけで1周するのに1時間半~2時間は見た方が良いです。笑

ピレ門
- ドブロヴニク旧市街へのメインゲート。
- かつては水堀があり、毎夜木製の跳ね橋を上げていたが、現在は橋も終日架かったまま。
- 門のアーチの上にはドブロヴニクの守護聖人である聖ヴラホの彫刻が町を見守っている。

聖ブラホは3世紀~4世紀にかけて実在したアルメニアの司教。元々医師であった聖ブラホは、喉に魚の骨を詰まらせた子供を助けたことから「喉の守護聖人」としても信仰されています。

ドブロブニク旧市街
- 城壁で囲まれた街が旧市街。
- 朱赤色の屋根の街並みが本当に美しい。
【施設名】ドブロブニク旧市街
【英名】Stradun, 20000, Dubrovnik
【アクセス】レピ門内側

屋根の朱赤色は、クロアチアは雨が少ないため安価な素焼き瓦を使用し、素焼き瓦の酸化鉄のため瓦が朱赤色になるのだとか。

プラツァ通り
- 旧市街の真ん中を東西に走る目抜き通り。
- 地中海貿易で栄えた13世紀頃より街の中心地。常に観光客や現地の住人で賑わい、街一番の人気スポットの一つ。
- 写真は空が黒に変わる紺色のひと時と通りの喧騒を捉えた一枚。
【施設名】プラツァ通り
【英名】Placa Thoroughfare (Stradun)
【アクセス】レピ門入ってすぐ

旧市街の入り口「ピレ門」から旧市街の真ん中を通る目抜き通り。いつも観光客でごったがえしている。

スルジ山とケーブルカー
- 旧市街のすぐ外からケーブルカーがスルジ山頂まで連れて行ってくれる。
- 山頂からのアドリア海と街並みは絶景。
【施設名】ドゥブロヴニク・ケーブルカー
【英名】Dubrovnik Cable Car
【住所】Frana Supila 35a, Dubrovnik, Croatia

私が行った時は凄い混んでいて、ケーブルカーに乗るのに30~40分以上の行列に並びました。ただ山の上から見たドブロブニクの街は本当に奇麗でした。

オノフリオの大噴水
- ピレ門入って直ぐの場所にある。
- 15世紀、オノフリオ・デラ・カヴァが、公共利用のための16の顔彫刻がある丸い噴水として建設。
- 12キロ離れたリエカ・ドゥブロヴァチュカから水を引いている。

干ばつに苦しめられたドブロブニクのためにイタリア人オノフリオを招いて12km先から街に水を引いた記念に立てられた噴水とのことです。

ミンチェタ要塞
- 城壁の最も高い位置にある要塞。
- 14世紀に街の入り口ピレ門と街の中心部を守るため建設。
- 円塔の壁は厚さはなんと6mもあるとのこと。
- ミンチェタ要塞の名前の由来は建設地の所有者にちなんで名付けられた。

城壁の最も高いところにある要塞のためドブロブニクの街とアドリア海が一望できます。私が登った時はちょうどアドリア海に夕日が沈むときで将に絶景でした。

提督邸
- 15世紀当時、ドブロブニクに派遣されていたハンガリー人の干渉を拒否するために、形式上置かれたのが総督という役職で、その住まいがこの総督邸でした。
- 現在、総督邸は「歴史文化博物館」として使用されている。

ドブロブニクの総督の任期はなんと1か月とのこと。しかも任期中は外出禁止と軟禁状態。全く人気のない職だったとのことですよ。

フランシスコ会修道院
- 修道院や教会だけでなく、薬局、図書館、博物館などが併設された複合施設。
- 1317年に開業した薬局は現在でも営業しており、世界最古の薬局の一つとのこと。
- 美しいロマネスク様式の回廊と図書館の2万冊以上の所蔵は見応えあり。

回廊の柱が1本づつではなく2本ずつあるのが珍しく、また美しい回廊でした。
ドブロブニク まとめ
- 青く澄んだアドリア海、そしてアドリア海に浮かんでいるかの様な街「ドブロブニク」。
- 1979年には世界遺産にも登録され、観光客に大人気の街。
- 訪問するまではヨーロッパの他の旧市街を持つ街とどれほど違うのかって穿った見方をしていたが全く違った。こんなどこを見ても絵になる街って他にないのでは。
- イタリア、フランス等メジャーな国へ行った人に、どこがお勧めですかって聞かれたら間違いなくドブロブニクって答える。それくらい行く価値がある街。
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