行きたい世界遺産いつも上位のモンサンミッシェルってどんな所? 行ったら絶対外せない見所は? 観光に何日必要? 歩いて回れるの?
そんなに大きな島ではないので1日あれば十分です。ただ朝、夕、夜と違う顔を見せてくれるのでできれば日帰りでなく一泊したいとところですね。
モンサンミッシェルについて
モンサンミッシェル
英名 | Mont Saint-Michel and its Bay |
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仏名 | Mont Saint-Michel et sa baie |
面積 | 6,558 ha |
登録 | 文化遺産 |
登録基準 | (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。 (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。 (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。 |
登録年 | 1979年 2007年(追加) |
備考 | 世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部としても登録されている。 |
- モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)は、フランス西海岸、潮の干満の差が15メートル以上というサン・マロ湾上に浮かぶ修道院。引き潮により沖合い18kmまで引いた潮が、猛烈な速度で押し寄せる。カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」呼ばれる。
- 1979年には「モン・サン=ミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産に登録された。1994年10月にはラムサール条約登録地となった。日本でも行きたい世界遺産の常に上位に位置する人気観光地。
モンサンミッシェルは、司教オベールが大天使ミカエルのお告げにより、海に浮かぶ岩山に聖堂を建立したことから始まりました。その後、増築を繰り返し、16世紀に漸く完成します。
モンサンミッシェルの行き方
モンサンミシェル現地での時間はあまりとれませんが、パリから日帰りでも行けますよ。
モンサンミッシェルの宿泊
- 私は2回、モンサンミッシェルに訪問し、2回とも飛び込みで島内のホテルに泊まれたが周りの人に言わせるとこれは奇跡の様な事の様だ。
- 島の対岸、駐車場あたりに大規模なホテル街があり、Web等で島内のホテルを予約できなかった時にはここに宿泊をお勧めする。ホテル街からはシャトルバスですぐに島に行ける。
私が泊まったのはホテルというより屋根裏部屋みたいな部屋でした。レストランに「INN」って書いてあったので、「泊まれますか」って聞いたら離れの屋根裏部屋みたいな部屋に案内されました。2回とも同じ宿でした。
モンサンミッシェルの見どころ
シャトルバス
- 以前はモンサンミッシェルの島の脇に駐車場があり、車で訪問した観光客は島の脇に停められたが、現在は対岸の駐車場に停めてシャトルバスで島に渡る。
- シャトルバスの大きな窓からモンサンミッシェルの姿が見えてきて、どんどん近づいてくると否応でもテンションがあがる。
以前は島までは干潟を埋め立てた道路だったので島の近くに駐車場もあったが、潮の干満や生態系に影響があるとして、埋め立てを戻し橋にしたため、自動車では渡れず、観光客は歩くか、このシャトルバスで渡ります。
王の門
- モンサンミッシェルの入り口にある門。門の前にある橋が鎖で上げ下げでき、夜間や敵が攻めてきた際には橋を釣り上げて外部の者を侵入を防ぐことができた。
入り口を跳ね橋で釣り上げて侵入者を防ぐって将に要塞だな。
グランド・リュ
- モンサンミッシェルのメインストリート。道なりに上がっていれば頂上のサンピエール寺院に続いている。
- 余り広くもないこの道はレストランやお土産ショップがずらりと並び、観光客で溢れている。お店を除くだけでなく、可愛い看板も沢山あるので写真を撮りたくて中々勧めない。笑
王の門から頂上のサンピエール寺院まで普通に歩けば10分も掛からないと思いますが、小物屋、土産物屋や美しい景色など誘惑が多く30分以上は掛かってしまいます。笑
島の南側の回廊
- グランド・リュだけでなく頂上へ続く道はいくつか存在する。島の南側の回廊もその1つ。
- ここから見る潮の満ち引きは驚くばかり。徐々に潮が満ちてくるのかと思っていたら津波の様に潮が押し寄せて一瞬で干潟を海に変えてしまった。
回廊というかモンサンミシェルの城壁というか、ここからの風景は本当に神秘的です。津波のような潮の満ち引き、真っ赤な夕焼け、パープルな朝焼け。
サンピエール教会 入口
- 赤い扉が特徴的な教会の入り口横には、百年戦争で有名なジャンヌ・ダルクの像が置かれ、教会内部には大天使ミカエルが祀られ、美しいステンドガラスは必見。
1回目の訪問ではサンピエール教会が修復中でこの赤い扉の張り紙の前で悔しい思いをしたのでした。笑
ラメルベイユの回廊
- 13世紀に完成した3層構造のゴシック建築の寺院。
- 最上階にある回廊は柱が中庭を囲むように建てられている。ラメルベイユでは迎賓の間や騎士の間など見どころ沢山。
狭い島に色々な建物がびっしり建っているモンサンミシェルなのになんて贅沢な空間なんだっていうのが哲太郎のこの回廊の印象。笑
付属教会
- 修道院内部の中でもひときわ存在感を表しているのが付属教会。見上げるほど高い天井と美しいステンドガラスから差し込む光はとても神秘的で、見る者を荘厳な気持ちにさせてくれる。
モンサンミシェル島にどのようにしてこのような石(建材)を持ってきたのだろうかと、人類の努力と叡智に感動してしまう空間です。
モンサンミッシェルの夕景
- 島からの夕景も必見。全ての風景が赤紫に染まる。空も干潟の水辺も島の建物も。z
モンサンミシェルから見た夕景は本当に神秘的でした。真っ赤な空が干潟の水面も真っ赤に染めて、真っ赤な時間の中で時が止まってしまいました。
ライトアップ
- モンサンミッシェルの修道院は夜間ライトアップされ、空が真っ暗になるほんの少し前、ダークブルーの空に真っ黒な島、島の上に黄金に輝くような寺院。ぜひ見ていただきたいひと時。
日が落ちて、空が真っ黒になる前の僅かな時間、紺色の空にモンサンミシェルの島全体が浮き上がるように見えて神秘的な光景が広がります。
モンサンミッシェルの名物
名物レストラン「ラ・メール・プラール」の卵焼き
- 島の名物。入り口近くで銅のボールと泡だて器でカシャカシャとリズムの心地よい音を立てている。
- 泡立てた卵を炭火で焼いたモンサンミッシェルの名物。ふわふわでなんとも言えない触感。
日本人には日本語版のメニューを出してくるが、日本語版には卵焼き単品がないので注意。7,000円以上のセットメニューに卵焼きがありますが、英語メニューには3,000円位で単品が載っているので、卵焼きだけが目的なら英語メニューを貰いましょう、
モンサンミッシェル まとめ
- 日本人が行きたい世界遺産で常に上位の観光地モンサンミッシェル。行ったらがっかりだったという観光地も多いがここは違う、遠くにその姿が見えただけで来て良かったと思えるほどの荘厳さがある。
- 小さな島だが入り組んだ道が幾つもあり、其々が違う顔を持っているので散策が本当に楽しい、また夕景、夜景、朝焼けと時間によっても違う景色を見せてくれる。
日本人が行きたい世界遺産ランキングでは常に1、2を争うほど人気のモンサンミッシェル。パリからも日帰りで行けるのでぜひ訪ねて欲しい世界遺産です。
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