愛猫クトの話 吾輩は「クト」である。でももういない。

老後のためのblog

クトが逝ってしまって半年以上経って、だいぶ落ち着いてきたので我が家の愛猫「クト」の話を聞いてやってください。

クトの話

クトが逝ってしまいました。

  • 2023年1月31日、会社で忘れ物に気が付いた。いつもだったら取りに帰るなんて全く考えない、大して必要ない忘れ物だったがその日はなんか取りに行かねばって気持ちになって、昼休みに取りに帰った。
  • 家に帰ると何日も前から体調の悪いクトの頭を撫でる。いつもなら「遊ぼうぜ」って手を甘噛みしてクトが、撫でた手を何度も舐めてくれた。いつもとちょっと違う。ご飯あげると食欲はある。「早く元気になれよ」って会社に戻った。
  • 夜に嫁さんから「クトが動かない」って電話があって残業を切り上げて急いで帰る。動かないクトを病院に連れてゆくももう亡くなっているとの事。
  • 今日は忘れ物って形でクトに呼ばれたんだ。クトが最後にお別れしてくれたんだ。心の準備が全くできていなくて、小学生依頼というくらい声を上げて泣いた。
  • クト、19年間、本当にありがとう

クトとの出会い

  • 19年前のある日、「こんなところにペットショップできたんだ」ってふらっと入ったお店にクトはいた。
  • 目が大きなロシアンブルー。でも値段が18万円→16万円→14万円・・・。8万8000円ってどんどん安くなっている。
  • この猫、こんなに値段が下がって売れなかったらどうなるのかなって思いながら見ていたら、「抱いてみますか」って声掛けられた
  • 冷やかしで入った店だったので、買うつもりはないからと断ろうとしたが、ちょっと抱かせて貰おうかなって。
  • 抱かせて貰ったその猫はとても人懐っこい猫で肩に乗せた瞬間に私の頬をぺろりと舐めた。その瞬間「この子下さい」って、クトは「ひと舐め」で家族になった。

クトの名前

  • はじめ、値引きの多い猫だったので「ビッキー」と仮の名前を呼んでいたが、名前は「クト」になった
  • ロシアンブルーなので、ロシアの都市の名前、サンクトペテルブルクからとった。「Cute」と書いてクトと読ませるのは後付けで考えた。

クトとの国内旅行

  • 花が好きな嫁さんとクトとよく花を見にドライブに出かけた。
  • GWの桜前線追いかけ東北旅、チューリップ畑、さくら草、つつじ、アジサイ、紅葉狩り。
  • 東北、北陸、関西、四国、中国地方、いろんなところをクトとドライブした。ホテルの人に見つからないようにクトを部屋に運ぶのは一種の冒険だった。笑

クトとトートバック

  • クトは家から出たことなかったので、野外では凄い怖がりでいつもカバンの中にいた。でも好奇心は強いので外は見たい
  • クトの旅行先のお気に入りはトートバック。間口が広いので前にも後ろにも顔を出せる。
  • クトは花見のお客さんにもちょっと人気者でした。笑

海外旅行とクト

  • 私が海外旅行へ行く際には成田の民間駐車場でペット預かり施設があるところにクトを預けた
  • ペット預けてくれれば駐車料金は無料というところもあり、そんなにお金もかけずにクトは我々の帰国を待ってくれた。
  • しかし我々は気付かないミスを犯した。帰国するといつもクトは「シャー」って威嚇する猫になっていた。
  • 民間駐車場のペット預かり所は、犬も猫も同じ部屋で預かり、犬がワンワン泣いている部屋でクトは怖い思いをしていたのだ。
  • もう駐車場は止めて、猫専用のペットホテルに頼むことにしました。大阪では民家で預かってくれました。毎日、写メもいただいてあれは嬉しかった。
海外旅行行く時にみんな ペットはどうしてる!? 良いペットホテルと悪いペットホテルの見分け方?
ヨーロッパ旅行となると少なくとも8日以上、長ければ2週間もなる。みんなその間ペットをどうしているんだろうって考えたことないですか。中にはペットを理由に長期旅行には行けないって考えている方もいるかも知れませんね。私も猫を飼っています。私が大切な家族(猫)をどのように預けているかお教えしますね。

クトの恋

  • クトは嫁さんの実家の猫「メグ」に恋していた
  • でもメグはクトが大嫌い。クトはメグにとってたまに来てちょっかい出してくるよそ者。いつもシャーってクトを追い払う。
  • クトの恋は実ることなく儚く終わる
  • クトはメグには嫌われているが、嫁さん実家のもう1匹の猫「シャオ」には好かれていた。
  • いつもクトにちょっかい出してくる。でもクトはシャオが苦手。いつもシャオから逃げている。
  • クトの恋は難しい。

クト 絶体絶命のピンチ!

  • 冬になるとクトはローカルテレビのチューナーの上で寝ることがスタンダード。なんてったってあったかいからお気に入りなのだ。
  • 10年目のある夜、事件が起きた。クトがチューナーを床に落としてしまった。電源が切れてだんだん冷たくなるチューナー。それでもクトはそれがあったかいのを信じて、そのチューナー上に乗り続け冷たさで体を壊してしまった
  • 水を飲んでも吐いてしまい、死を覚悟したのかトイレの紙砂の上に寝転んで出てこない。
  • 約1週間、何にも食べないクト。会社に内緒で毎日クトを病院に連れていく。でも全く改善しない。栄養剤を点滴してもらって命を繋いでいる状態。
  • 先生に「吐き気止めいただけませんか」ってお願いところから状況は少し改善。吐き気が止まったクトは食欲が出てきた。
  • でも免疫がなくなっていたのか耳に血が溜まる病気が発症、血を抜いたらクトの耳はたれ耳になった
  • まあ個性が出て可愛くなったかな。

引っ越し そして東京へ戻る

  • 私の大阪転勤でクトも引っ越し。新幹線の中でも大人しく、新しい住居もすぐ慣れてくれた
  • それから元の東京の家に帰るまで4回も引っ越すことになったがクトはどの家でも元気いっぱいだった。

クトの老後

クトは視力がなくなっていった

  • 3年位前からクトは歳なのか視力が弱くなってよく壁や机にぶつかるようになった。
  • でもちゃんとご飯食べに行くし、トイレ以外でおしっこすることも絶対なかった。
  • でもそれが私の判断を狂わせ、でも後悔してる。

哲太郎の後悔

  • クトのご飯はクトが寝ている場所から10mくらい離れた場所に置いていた。視力の弱いクトには遠い距離だが運動した方がいいとそのままにしていた。これが失敗。本当に後悔している
  • ある日、クトがぐったりしていつものベットじゃないところで寝ていた。直ぐに病院に連れて行くと「脱水症状です」とのこと。視力がなくなったクトはその日、ご飯までたどり着けなかったのだ。
  • 点滴を打って家に帰るも、もうトイレに行く体力もないほど弱ってしまった。連れて行ってあげないとトイレもできない。だけどトイレ以外では絶対しない。
  • 2週間、そんな症状が続く。食欲はあるのでそのうち暖かくなれば元気になってくれると信じて毎日を過ごしていたが、ある日、忘れ物を取りに帰るという形でクトにさよならを告げられた

クトの話 まとめ

  • クトが逝ってしまって凄い虚無感のある半年でしたがだんだん落ち着いてきたので、クトを忘れないようにブログに書いてみました
  • 老猫を飼っている皆さん。ご飯は近くにおいてあげましょう。運動させなきゃなんて気遣いは無用です。脱水症状は本当に怖いです。
  • クトを忘れないため、また皆さんに同じ後悔をして欲しくなくて書いたブログです。最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
  • そしてクト。僕の人生に花を添えてくれてありがとう

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