「天空の城ラピュタ」って北ウエールズが舞台なんだって。行ってみたいんだ。どうやって行けばいいのか教えてくれよ。
あまり交通の便が良くないのでレンタカーを借りていくのが良いのですが、現地まで行けば可愛いSL列車やバスも楽しめます。行き方、見どころ案内しますね。
北ウエールズについて
ウエールズについて(Wikipedi参照)
1258年にウェールズの事実上の統治者グウィネッズ王ルウェリン・アプ・グリフィズがウェールズ大公(プリンス・オブ・ウェールズ)を名乗り、ウェールズ公国(Principality of Wales)が成立した。しかし、イングランドからの圧力に加えてウェールズ内部での権力闘争の激化、やがてウェールズは弱体化していき、徐々にイングランドに臣従せざるを得なくなった。ウェールズはイングランドの一地方となり、エドワード1世は長男エドワードにプリンス・オブ・ウェールズの称号を与え、ウェールズの君主としてウェールズを統治させた。
プリンス・オブ・ウェールズはよく知らないけど、プリンセス・オブ・ウエールズっていえばダイアナ妃を思い出すよな。綺麗な人だったなあ。
北ウエールズ行き方
- 鉄道:ロンドン ー チェスター ーバンゴー(カーナーヴォン少し手前) 約5時間 約100€
- バス:ロンドンからカーナーヴォン行きの直行バスは無い様です。
- 移動費用の確認や掛かる時間など詳細はこちらからご確認ください。
ちょっと行きにくい場所なのでレンタカーをお勧めしますが、たまに「天空の城ラピュタの原風景を訪ねて」みたいなツアーもあるようですよ。
ジブリ「天空の城ラピュタ」について
- 宮崎駿監督の小学校時代に考えていた架空の作品が骨子となっており、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品である。
- この映画をきっかけに設立されたスタジオジブリ制作映画の1作品目となった。
- 「ラピュタ」という名称は、『ガリヴァー旅行記』に登場する、空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国」からとったもの。19世紀後半、産業革命期のヨーロッパを元にした架空世界での冒険を描く。
私、この天空の城ラピュタが大好きなんです。このブログのペンネームも「天城(あまぎ)らぴ太」にしようかと思ったほどなんです。笑
「天空の城ラピュタ」と北ウエールズ
- スタジオジブリも、映画「天空の城ラピュタ」の舞台として『大いに参考にした場所』としてこのイギリスのウェールズ地方を上げています。
- ウエールズの大自然、鉱山、風景、城、映画「天空の城ラピュタ」に花を添えているウエールズの景色をちょっと楽しんでみませんか。
パズーの暮らす鉱山の村を走る汽車の木造の高架橋。ウエールズのバーマス橋も木造の高架橋で人気です。
ウエールズといえば鉱山。スラッグ渓谷の鉱山の地下には無数の坑道。飛行石を狙って追ってくる軍隊から逃れ、古い採石場の坑道に入っていくパズーとシータ。
シータの後ろに広がる景色が典型的なウエールズの景色。ほとんど木のない丘に防風林の並木。
定型的なウエールズの城の塔。シータの復活の呪文で目覚めたロボット兵、塔に逃げるシータ。
こうしてみても「天空の城ラピュタ」ってウエールズの風景を上手に取り込んでいい雰囲気を出してますよね。
哲太郎が好きなジブリ映画BEST5
- 天空の城ラピュタ
- 風の谷のナウシカ
- 魔女の宅急便
- 紅の豚
- ハウルの動く城
哲太郎がどのジブリ映画が好きなんてどうでもいいけど、ヨーロッパを舞台にした映画ばかりじゃん。なんかやっぱりって感じだな。俺はトトロとポニョ。
哲太郎の北ウエールズの印象
- 北ウエールズにレンタカーで足を延ばしたのは、もちろん「天空の城ラピュタ」の舞台と知っていたから。ただ、ラピュタの舞台の鉱山などは見るのに時間が掛かってしまう、どこまで追いかけるかも難しいところ。
- 北ウエールズの旅では2回ともアングルシー島にあるビューマリスの街に泊まった。窓を開けると煙突の上にコウノトリの巣があるボロいホテルが気に入ったからだ。
- このビューマリスの街、英語が通じないことがあった。イギリスで英語が通じない、しかも結構若い人。近くにいた男性が助けてくれたが接客業のお店でも英語が通じないとは流石、ウエールズ、
ラピュタに出てきた大自然、城の塔、汽車などを見てラピュタの世界観を満喫してました。
北ウエールズの見どころ
カーナーヴォン城
- 1283年ウェールズを征服したイングランド王エドワード1世によって建設された。城の中は芝生の中庭、その周りを8つの塔が囲んでいます。
- 南側のシャンベレーン・タワーからクィーンズ・タワーは博物館。西のイーグル・タワーからはカーナーヴォンの街を一望できる絶景が望めます。
- 住所:Castle Ditch, Caernarfon LL55 2AY
スノードン山
- カーナーヴォンの街の南の山岳部にある山、湖水地方と同じように湖が多い地区だが、湖水地方が牧歌的な風景なのに対して、この辺りは荒涼とした風景が広がっている。これはこれでいい感じの風景。
スランベリス湖岸鉄道
- 北ウェールズ山岳部を走る鉄道。可愛らしいポップな蒸気機関車が人気。
- スノードン山のふもとの湖畔沿いの美しい風景を眺めながら乗車を楽しむことができます。
ビューマリス城
- アングルシー島にあるビューマリス城は、イングランド王エドワード1世の北ウェールズの征服 の軍事行動の一環として構築された。
- 築城は最終的に1330年頃に終了したが、城自体は未完成のままであった。
ビューマリスの街
- ビューマリスの城の横に数十件の家がある程度の小さな町。私が飛び込みで停まったホテルはワンフロア客は我々だけ、窓から見える煙突にコウノトリが巣を作って卵を温めていた。それだけでハイテンション。
ハーレフ城
- アイリッシュ海付近の岩場の丘の上に築城された山城であり、イギリス指定建造物1級に指定されている。
- 要塞は現地の石材で築かれ、巨大なゲートハウスがある。建築様式はサヴォワ出身の主たる建築家である
シグン銅鉱山
- アミー家によって1903年に閉山された銅鉱山を、ライトアップして観光名所として内覧できるようにした高山。
北ウエールズ まとめ
- 北ウエールズは本当に面白い。使ってる言葉がイギリスでありながら英語でなかったり、広がる風景も他のイギリスの地方が牧歌的と表現すれば、ウエールズは荒涼としている原野。でもそれはそれで美しい風景と思えるから不思議。
- カーナーヴォン城、ビューマリス城、ハーレフ城、3つの世界遺産を回って見比べてみるのも楽しい。似たような姿だが全く異なる印象を受けるのも不思議。
- 少し交通の便は悪いですが2度目のイギリス旅行の際にはぜひ足を延ばしてみてください。
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