南フランスの港町マルセイユって綺麗な街だって聞いたんだ。行ったら絶対外せない見所は? 観光に何日必要? 歩いて回れるの?
どこまで見るかによりますが、上手に観光すれば1日で十分回れる街です。有名な見どころの見学だけでなく港に停泊している船を見ているだけでも優雅な気持ちになれる街です。笑
マルセイユとは
- マルセイユがプロヴァンスに含まれるのか良く判りませんが美しい街である事は間違いないです。
- フランスで最大の港湾都市であり、人口も二番目の大都市です。歴史的な建造物も沢山ありますし、港に停泊する沢山のヨットや小型船を眺めているだけでも優雅な気持ちになれます。
- 見どころは多い街ですが今回は少し絞って外せない見どころをご紹介します。
マルセイユはフランス人が「バカンスで過ごしたい街」、「老後に移住したい都市」のランキングでいつも上位のフランス第二の都市。パリからTGVで3時間弱で来られる地中海の人気都市。
マルセイユの治安
- 私はあまり感じませんでしたが残念ながらマルセイユはあまり治安が良いとは言えないと言われています。確かにプロヴァンスでは見なかった物乞いは何人か見ました
- マルセイユには多くのアフリカ系やアラブ系移民が住んでおり、それらがマルセイユは怖い、治安が悪いと言われる理由かも知れません。都会なので仕方ない面もありますが。
マルセイユは地中海の港町としての開放的な雰囲気や、多様な文化が融合する街としての魅力がある反面、人種の多様性が治安が悪いと思われてしまうのかも知れません。
マルセイユへのアクセス
パリからマルセイユへ
乗り物 | 利用会社 | 出発地 | 到着地 | 所要時間 |
---|---|---|---|---|
飛行機 | エール・フランス | パリ・オルセー空港 | マルセイユ・プロヴァンス空港 | 約1時間20分 |
電車 | TGV(高速鉄道) | パリ・リヨン駅 | マルセイユ・サン・シャルル駅 | 約3時間 |
バス | BlaBlaCar | ベルシー駅 | マルセイユ・サン・シャルル駅 | 10〜11時間 |
バス | Flixbus | ベルシー駅 | マルセイユ・サン・シャルル駅 | 10〜11時間 |
パリからTGV(高速鉄道)で乗り換えなしの1本で来れると身近に感じられるよな。
マルセイユの見どころ
マルセイユ大聖堂
- 19世紀後半に建築された重要な建造物で正式名称はサント・マリー・マジョール大聖堂。港脇に緑と白の縞模様のビザンチン様式の外観が目をひく建物。
- 内部は高さ70m、長さ140mの空間に荘厳な装飾が施されている。
- 住所:Place de la Major, 13002 Marseille
1852年に皇帝ナポレオン3世によって建築の始まったネオロマネスクービザンティン様式のカトリック教会です。1896年に完成しました。独特の縞模様が美しいです。
ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂
- 1864年完成のマルセイユの小高い丘に、塔の上に金色の聖母マリアがシンボリックな聖堂。
- 内部は豪華な紅白の縞模様のアーチや柱が美しい。
- 壁には海難事故の生存者が聖母マリアに感謝の意を込めて奉納した絵画が飾られている。
- 住所:Rue Fort-du-Sanctuaire, 13281 Marseille
ロマネスク・ビザンチン様式の壮麗な外観、荘厳な聖堂内部も美しいですが、聖堂を取り囲むテラスからは、マルセイユの街を見渡す素晴らしい眺望見れますよ。
サン・ヴィクトール修道院
- 4世紀に殉職した聖者・ヴィクトールのため5世紀に建てられた寺院。
- 内部はギリシャ・ローマ風の装飾やステンドグラスが美しい厳かな空間が広がる。
- 住所:3rue de l’abbaye, 13007 Marseille
修道院というより要塞の様と思っていたら、何度も攻撃を受けて、改築や修復が繰り返されていくうちに要塞化されたそうです。内部は修道院そのものでしたが。
旧港(Le Vieux Port)
- 港町マルセイユと言えばヨーロッパで最初に開かれた「旧港(Le Vieux Port) 」は見所から外せない。
- 早朝には魚市が開かれ新鮮な魚介類が並び、活気ある屋台は目にも耳にも楽しませてくれます。
- 住所:34 Quai du Port, 13002 Marseille
旧港に並んだ何百隻のヨットを見ているとフランス人は余暇を楽しむのが上手なんだろうなあって本当に思いました。夏季休暇にヨットでイタリアまでとかしてみたいなあ。
ミュセム ヨーロッパ文明博物館
- 建築家リュディ・リチオッティの設計の網目模様の外壁とガラス張りの四角い近代的建物の博物館。
- 地中海世界の歴史や文化、他民族との交流に焦点を当てた展示がされている。
- 住所:7 Promenade Robert Laffont, 13002 Marseille
通称「地中海文明博物館」。地中海世界とそれ以外の世界で何世紀にも渡って維持されてきた関係を掘り下げる。文明間で交わされる対話、合流、交換を推進する。等の目的で建てられました。
イフ城塞
- 海賊やスペイン軍来襲からマルセイユの港を守るために建てられた要塞。その後、政治犯や死刑囚を収容する監獄として使われた時代もある。
- 住所: Ile d’If, 13007 Marseille
マルセイユから約4Km沖に位置するイフ島に築かれた要塞です。街で貰ったパンフに出てました。ごめんなさい。私は遠かったので行くのを諦めました。行ってみたかったなあ。
マルセイユ 番外編
ブイヤベース
- 名物料理「ブイヤベース」。マルセイユに行ったら必ず食べて欲しい郷土料理。店ごとにアレンジがあり食べ比べも楽しい。
- 元々は漁師が売れない魚や売れ残りの魚を大鍋で煮込んだ漁師料理、やがてトマトが伝来し味や技巧が確立されて今日に至る。
マルセイユ石鹸
- ルイ14世の時代、動物の油脂を使用した石鹸製造が禁止となり、オリーブオイル製のマルセイユ石鹸が人気に!
- 洗濯、身体洗い、顔洗い、掃除にとマルチにつかうことが可能だそうです。
ペタンク
- フランスの公園でお年寄りが良くやっているペタンク。Cochonnetというボールを的ボールに当てるゲームです。
- これもマルセイユ発祥との事。フランス版ゲートボールですね。
マルセイユのブイヤベースは本当に美味しいです。私は泊まったホテルで「どこの店のブイヤベースが美味しい?」って聞いて食べに行きました。地元の人に確認するのが一番。
マルセイユ まとめ
- 私のマルセイユの印象は港に沈む夕日。無数の停泊するヨットの向こうにゆっくりと夕日が沈んでいく風景は本当に美しかったです。
- ヨットや小型船の印象が強いからか、とてもお金持ちが多い街に思えてしまい、素朴な印象のプロヴァンスと比べ、全く違う国にきてしまったような感覚さえ覚えました。笑
- とはいえ悪い印象ではなく、見どころも多いですし、ブイヤベースをはじめとした郷土料理も本当に美味しい。美しく、美味しい街、それがマルセイユ!!
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